アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ(柘植書房新社) [電子書籍]
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アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ(柘植書房新社) [電子書籍]

石塚 正英(著者)白石 顕二(著者)
価格:¥3,080(税込)
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出版社:柘植書房新社
公開日: 2021年12月27日
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アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ(柘植書房新社) の 商品概要

  • 欧米の現代文明人は、ヌアーに代表されるアフリカの社会状態を指して、野蛮・未開と形容し、その状態から石器・鉄器時代、あるいは農耕社会へ、さらに工業社会へ移行することを善とみなし、歴史とみなし、文化的進歩とみなしてきた。いつまでもその移行をみせないアフリカに対して、固有の文字がない、固有の歴史がない、固有の文化がないと評する。あるいは、発達の遅れたアフリカ社会には階級がない、階級闘争がないとも評する。結論として、アフリカ人に文字を教えて強化せよ、アフリカ社会を工業化し、同時にプロレタリアートを形成せよ、というスローガンが短絡的に出てきた。白石顕二(1946~2005)と共著のかたちで紹介するアミルカル・カブラルは、そのような欧米文明人の傲慢なアフリカ救済論を、はなから相手にしていない。ここに収めた白石・石塚のカブラル論には、トゥーガ(外人、ヨーロッパ人)と闘うヌアー的アフリカ民衆のみならず、トゥーガの文化を呑み込んで自らを高めようとする民衆の姿が鮮かに描かれている。(はしがきより 石塚正英)
  • 目次

    序章 アミルカル・カブラルと現代
     一 カブラル・カ・ムリ──カブラルは死なず──
     二 カブラル以後の、緊迫する世界情勢
     三 カブラル思想の衝撃
    第1章 カブラルとアフリカ革命
     一 「まぎれもない人間」として
     二 二つの革命──ギニアとポルトガル
     三 〔ひとりのアフリカ人〕として
     四 民族解放闘争の組織化
     五 新しい社会の基盤=解放区
     六 フラッグ・インディペンデンスをこえて
     七 解放闘争と文化
     八 カブラルと我々
    第2章 〔プロムナード討論〕アミルカル・カブラルのアフリカ革命論
     〈プロムナード討論1〉
     〈プロムナード討論2〉
     〈プロムナード討論3〉
     〈プロムナード討論4〉
    第3章 カブラルのデクラッセ論とギニアビサウの現実
     一 カブラルのデクラッセ論
     二 ギニアビサウのアフリカ的現実
     三 デクラッセと革命
    第4章 カブラルのプチ・ブルジョア論とアフリカ文化
     一 〔絶対的文化〕の奪回──精神の再アフリカ化
     二 アフリカのプチ・ブルジョワ政権
     三 カブラルの革命的プチ・ブルジョワ論
    第5章 〔精神の再アフリカ化〕を求める抵抗の諸形態
     一 カブラルは死なず
     二 カブラルにおける「抵抗」の意味
     三 アミルカル=カブラル協会のこと
    第6章 母権と無政府──アフリカ平等主義を考える
     一 アフリカ平等主義はレトリックか?
     二 母権的アフリカ社会の問題──民族学者の調査
     三 無政府的アフリカ社会の問題──社会人類学者の調査
     四 アフリカの蘇生──それは母権と無政府の復活
    第7章 ウジャマァ社会主義とクリエンテス資本主義
     一 アフリカの発展をめぐる二種の主張
     二 ニエレレのウジャマァ哲学
     三 ウジャマァ社会主義とクリエンテス資本主義
     四 シャイン(Schein)としてのウジャマァ哲学
    補章
     補章 1 アフリカ文化とクレオリゼーション 石塚正英
      1 フレイザーが記録したアフリカ文化
      2 アフリカン・ディアスポラとクレオリゼーション
      3 文化の差異に注目するカブラル
     補章 2 アフリカ直射思考 白石顕二
      白石顕二について 山本富美子
     アミルカル・カブラル(一九二四~一九七三年)年譜
     ポルトガル語圏におけるカブラル研究の新潮流 岸和田仁

アミルカル・カブラル―アフリカ革命のアウラ(柘植書房新社) の商品スペック

書店分類コード F510
Cコード 0030
出版社名 柘植書房新社
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紙の本のISBN-13 9784806807254
ファイルサイズ 2.0MB
著者名 石塚 正英
白石 顕二
著述名 著者

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