絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉(青弓社) [電子書籍]
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絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉(青弓社) [電子書籍]

吉田寛(著者)
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出版社:青弓社
公開日: 2022年03月02日
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絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉(青弓社) [電子書籍] の 商品概要

  • 19世紀ドイツは、ついに自他ともに認める〈音楽の国〉へと上り詰めたが、国家統一をめぐる覇権争いは〈ドイツ音楽〉の理念をも引き裂くことになった。「絶対音楽」をめぐる不協和音から近代ドイツのナショナル・アイデンティティが孕む捻れを照射する。第37回「サントリー学芸賞」受賞。
  • 目次

    凡例

    巻頭言 シリーズ「〈音楽の国ドイツ〉の系譜学」刊行にあたって

    第1章 国民主義的音楽史の誕生――トリーストと十八世紀ドイツ音楽史
     1 ヨーロッパにおける音楽史叙述の歴史
     2 国民主義的音楽史叙述の成立
     3 「考察」の歴史的背景――ドイツの南北分裂
     4 『一般音楽時報』と教養市民層
     5 十八世紀ドイツ音楽史とその三つの時期――「考察」詳解

    第2章 〈フランス〉の変貌
     1 「ドイツ人」対「新ラテン系諸民族」――フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』
     2 形而上学と「ドイツ的なもの」――シェリングの学問論
     3 「不倶戴天の敵」としてのドイツとフランス――アルントの愛国歌
     4 フランスから見た〈ドイツ〉――スタール夫人の『ドイツ論』
     5 ヨーロッパ音楽におけるフランスの凋落――イタリアとドイツの二大国時代の幕開け

    第3章 進歩主義的音楽史観のなかの〈ドイツ〉
     1 「ドイツ的」かつ「近代的」なものとしての和声
     2 音楽美学の転回点としての一八〇〇年――ヘルダーの器楽擁護論 
     3 進歩主義的音楽史の成立――フォルケルの『普遍音楽史』
     4 ロマン主義的な器楽の美学の登場――ヴァッケンローダーとティーク
     5 「近代ヨーロッパ」を代表=表象する芸術としてのドイツ器楽
     6 「進み続ける時代精神」としての音楽――E・T・A・ホフマンの音楽批評
     7 ヨーロッパ音楽史の頂点としてのベートーヴェン――ヴェントの音楽史叙述

    第4章 「ベートーヴェン・パラダイム」――ベートーヴェンと「ドイツ的なもの」
     1 ドイツの「国民文化」としてのベートーヴェンの交響曲
     2 「抑圧者」としてのベートーヴェン
     3 「ベートーヴェン以後」と歴史の空白――音楽史の終焉?
     4 「ベートーヴェン―ロッシーニ論争」の展開

    第5章 絶対音楽の美学と〈ドイツ〉の分裂――音楽美学に見る南北ドイツの文化闘争 
     1 「絶対音楽」の美学はどこまで「ドイツ的」なのか?
     2 ハンスリックの音楽美学に見る〈ドイツ〉と〈イタリア〉
     3 ハンスリックにおける「ベートーヴェン以後」の問題
     4 「絶対音楽の救世主」としてのブラームス
     5 ヴァーグナー派によるハンスリック批判――形式主義・ユダヤ性・イタリア性
     6 ブレンデルの音楽史叙述――「絶対音楽」の時代から「総合芸術」の時代へ
     7 絶対音楽の美学とオーストリアのナショナル・アイデンティティ

    参考文献一覧

    第三巻あとがき

    索引

絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉(青弓社) [電子書籍] の商品スペック

シリーズ名 〈音楽の国ドイツ〉の系譜学
書店分類コード T330
Cコード 0373
出版社名 青弓社
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紙の本のISBN-13 9784787273680
ファイルサイズ 137.7MB
著者名 吉田寛
著述名 著者

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