〈責任〉のゆくえ システムに刑法は追いつくか(青弓社) [電子書籍]
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〈責任〉のゆくえ システムに刑法は追いつくか(青弓社) [電子書籍]

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出版社:青弓社
公開日: 2022年04月01日
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〈責任〉のゆくえ システムに刑法は追いつくか(青弓社) の 商品概要

  • 人間を「近代的」な責任ある主体として前提する刑法は、「歴史的・伝統的」/「高度資本主義的」重層システムの社会のなかで大きく揺らいでいる。頻発する「わけのわからない」犯罪が示す基底を、フッサール現象学を援用して把捉する。
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  • 目次

    はじまり

    1 〈生活世界の刑法学〉の方法──世界とは自分のことなのだ
     (1)〈犯罪の現象学〉の方法──犯罪は「つくられる」ものだ
      1 犯罪現象の「素朴」な見かたとしての「犯罪論」
      2 刑法における〈主観/客観〉問題への白井駿の答案
     (2)フッサール現象学と〈犯罪の現象学〉──「まず世界が存在し、自分はその世界のどこかに配列されている」という世界像のエポケー
      1 方法的独我論と〈主観/客観〉問題
      2 「感じ」とは知覚直観/本質直観のことだ
     (3)〈生活世界の刑法学〉と主観と客観の「あいだ」──「一人称」の現象学
      1 従来の刑法学はカッコに入れられる
      2 「あいだ」は〈超越論的主観〉へと還元される

    2 システムとはなにか──高度資本主義/伝統性という二重性の狭間で
     (1)高度資本主義=高度消費社会としてのシステム──解放性と抑圧性
      1 システムによる家族の商品化
      2 停滞の時代とシステムの抑圧性の顕在化
     (2)歴史的・伝統的なものとしてのシステム──「世間」とはなにか
      1 「権力」としての「世間」とは
      2 相互扶助共生感情と抑圧感
      3 いつの間にかという「気分」
     (3)システムと法現象──「隣人訴訟」をめぐって

    3 法言語のなかの人間/システムのなかの人間──歴史的な視点から
     (1)中世における「システム」と人間──「責任ある主体」の不在
      1 呪術的世界の「犯罪」と「刑罰」
      2 生きつづける「世間」としての「システム」
     (2)近代における「責任ある主体」の誕生──法言語のなかの人間
     (3)現代における「責任ある主体」の退場──システムのなかの人間
      1 ある息子殺し事件判決の心情と論理
      2 システムのしわざとしての「福岡美容師バラバラ殺人事件」

    4 ふたつの人間像の「ずれ」──“匿名”のためらい
     (1)“匿名である”ということ──「子どもの権利」をめぐって
      1 ゆらぐ匿名報道
      2 イギリスにおける「司法モデル」と「福祉モデル」の相剋
      3 「子どもの権利」とシステムのなかの人間
     (2)“匿名でない”ということ──「責任ある主体」の謎
      1 インフォームド・コンセントにあらわれた「責任ある主体」
      2 「服従=主体―化」とシステムヘの従属

    5 システムの侵入と刑法の解体──近代刑法の矛盾と破綻とは
     (1)システムのなかの「意思」──刑法における人と人との「あいだ」
      1 近代的な「個人」の所有する「意思」
      2 伝統的システムの構成原理としての「あいだ」
      3 〈超越論的主観〉に「外部」は存在しない
     (2)科学的・合理的世界観と「動機」さがし──刑法における「因果関係」をめぐって
      1 「動機」は犯罪の「原因」になりうるか
      2 科学的・合理的世界観による「因果関係」の製造
      3 「魔がさした」という「動機」
     (3)犯罪という「事実」なんて存在しない──刑法における「真実」と「過去」
      1 裁判における「真実」の追求とは
      2 「事実」としての「過去」は存在しない
      3 「過去」とは言葉のことである

    6 システムに刑法は追いつくか──社会の未来/刑法の未来
    ほか

〈責任〉のゆくえ システムに刑法は追いつくか(青弓社) の商品スペック

書店分類コード F300
Cコード 0036
出版社名 青弓社
本文検索 不可
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紙の本のISBN-13 9784787231000
ファイルサイズ 56.9MB
著者名 佐藤 直樹
著述名 著者

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