増補 アナフィラキシー（柘植書房新社） [電子書籍]

増補 アナフィラキシー（柘植書房新社） [電子書籍] の 商品概要

• 初版が発刊されてから、4年。この間にアレルギー関連、食物関連の事象や研究にさまざまな変化がありました。
  
  食物負荷試験や、食べる量、食べる食材の形への考慮がないまま「食べてなおす」が進められ、国外では死亡例が発生。国内でも多くの例でアナフィラキシーを発病し、重篤な後遺症を残す例が報告されました。その後、食べさせる量はかなり減らされましたが、まだ混乱の中にあります。アレルギーは健康状態を壊す毒物や化学物質を察知して避けようとする哺乳動物が進化させた高度な免疫です。無理やりアレルギーを抑えて食べさせると異常なアレルギー反応が起きたり、含まれる毒物や化学物質で病気を起こしたりしてしまいます。せっかく起こしたアレルギーです。大切に考えて対応することが必要です。……
  
  近年、米国やヨーロッパ諸国では農薬や化学物質が子どもたちの神経系の発達や働きを障害することを警告する宣言が出されていますが、日本では対応が遅れています。
  
  ……
  
  そのようなさまざまな変化を今回の増補版には付け加えました。日本人の遺伝子に合った食べ方を、化学物質に注意しながら環境も含めて現代風に創生していくことが、とても大切です。アナフィラキシーは食べ方や環境の悪化への警告の叫びです。（「増補にあたって」より）
  

• 目次

  第1章　アナフィラキシー
  第2章　環境汚染化学物質の影響
  第3章　食生活と環境整備
  第4章　求められるこころのケア──家族が安心して暮らせるために
  

増補 アナフィラキシー（柘植書房新社） [電子書籍] の商品スペック