HIVとともに生きる(青弓社) [電子書籍]
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HIVとともに生きる(青弓社) [電子書籍]

大島 岳(著者)
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出版社:青弓社
公開日: 2023年11月17日
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HIVとともに生きる(青弓社) [電子書籍] の 商品概要

  • 現在、地球規模で最も深刻な感染症の一つHIV/エイズ。医療の進展とともに服薬を続ければ死に至らず、ほかの人と同じ生活ができるようになった。だがジェンダーやセクシュアリティ、病いや障がいなど交差的な差別や偏見はいまだに根強い。日本で「HIVとともに生きる」ことはいったいどのようなことなのだろうか。

    ゲイ男性を中心にHIV陽性者百余人と交流し、22人のライフヒストリーを聴き、かれらが書いた手記などの史資料も読み込み、生活史に深く迫る。当事者と支援者がおこなってきた協働的な実践を掘り起こし、周囲に創造的に関わりながら包摂する力を発見していく。

    傷つきとレジリエンス、病いの語り、クィア理論や批判理論など社会学理論から、一人ひとりが苦しみのなかで培ってきた生きる力が、社会とどのように接合し社会を構想できるかを浮き彫りにする。傷ついた生の意味を協働で探り、親密性や共同性を育む「生きるための理論」を探求するラディカルな生活史研究。
  • 目次

    序 章 性と病い/健康をめぐるフィールドワーク
     1 HIV/エイズについて――本書の目的
     2 HIVをめぐる社会学的想像力――なぜ陽性者の生に焦点を当てるのか
     3 HIV陽性になるということ――フィールドに入る
     4 HIVをめぐるオートエスノグラフィー――診断前
     5 フィールドワークとしての日常生活
     6 本書の問いと意義――HIVとともに生きるとはどのようなことか

    第1章 HIVをめぐる社会学的研究
     1 社会的病いとしてのHIV/エイズの歴史
     2 HIVとともに生きる人々をめぐる研究の系譜
     3 本書の位置づけ――HIVとともに生きることをめぐるライフヒストリー研究
     4 本書の目的と意義――洞察を紡ぎ出し社会を構想するライフヒストリー研究
     5 研究方法・調査概要
     6 本書の構成

    第2章 フィールドとしての個人――ライフヒストリー研究の再帰的/反省的転回
     1 ライフヒストリー研究と批判理論
     2 病いの語り、病いの軌跡、傷ついた物語の語り手
     3 素人専門家(Lay Expert)から当事者のより積極的な参画(GIPA Principle)へ
     4 HIVとともに生きること――傷つき/可傷性とレジリエンス
     5 小括――HIVとともに生きる人々の生存とレジリエンス

    第3章 当事者から始まるエイズ・アクティヴィズム――生きるための理論と実践
     1 リヴィング・ポリティクス
     2 ゲイ雑誌「G-men」にみるグラスルーツ・アクティヴィズム
     3 「SHIP NEWSLETTER」手記にみるヘルスリテラシー向上実践
     4 ピアサポートの変遷と現在的意義・課題
     5 地域でのケアの担い手

    第4章 スティグマとレジリエンスの社会学
     1 HIVに関するスティグマの概念化
     2 重層的スティグマと社会的排除
     3 レジリエンスへの着目
     4 社会的排除からの対抗戦略――ライフ・ポリティクスとリヴィング・ポリティクス
    第5章 混沌を受容できる場/関係性――多声性・異種混交性と共同性・親密性
     1 混沌をライフヒストリーの一部として受容する力
     2 親密性と共同性を紡ぐ「愛の技法」
     3 小括――ライフヒストリーの生成継承性

    第6章 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて――生きるための理論を紡ぐ/社会を構想する
     1 生きるための理論に向けて
     2 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
     3 声なき声としての「混沌の語り」に敬意を払うこと
     4 「HIVとともに生きる」とはどのようなことか
     5 本書の限界と今後の展望

    終章 まとめ――本書の意義と貢献

    あとがき

HIVとともに生きる(青弓社) [電子書籍] の商品スペック

Cコード 0036
出版社名 青弓社
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紙の本のISBN-13 9784787235305
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ファイルサイズ 9.7MB
著者名 大島 岳
著述名 著者

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