ここにあるだけの記憶を煙にからませて（トゥーヴァージンズ） [電子書籍]

ここにあるだけの記憶を煙にからませて（トゥーヴァージンズ） の 商品概要

• 「そう遠くもない昔、精華寮は確かに存在した。様々な国の人間が衝突を避けて暮らしたが、建物は燃え尽きてしまった。」
  
  怠惰に生きるごく普通の青年・イマイはMr.コライというホームレスの老人から、精華寮なる建物に住んでほしいと依頼される。そこで青年が見たものは「生活そのもの」であった。
  Mr.コライは言う。「故郷」とは、人の生まれ育った場所を示す言葉だ。だが必ずしも生まれ育った場所を故郷としなくても良いのだ。
  
  かつて実在し、焼失した集合住宅をモチーフに現代美術家・今井新が描く、確かにそこに在った”生活の記憶”。
  

ここにあるだけの記憶を煙にからませて（トゥーヴァージンズ） の商品スペック