大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考(イースト・プレス) [電子書籍]
    • 大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考(イースト・プレス) [電子書籍]

    • ¥2,640528 ゴールドポイント(20%還元)
    • すぐ読めます
100000086602374600

大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考(イースト・プレス) [電子書籍]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:528 ゴールドポイント(20%還元)(¥528相当)
フォーマット:
専用電子書籍リーダアプリ「Doly」が必要です。無料ダウンロード
出版社:イースト・プレス
公開日: 2024年06月06日
すぐ読めます。
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:電子書籍リーダーアプリ「Doly」専用コンテンツ
こちらの商品は電子書籍版です

大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考(イースト・プレス) の 商品概要

  • 人類史を横断する「人間以前のもの」の痕跡、

    そこから見えてくる新たな自然と新たな人間の未来!





    ・内容紹介

    荒れ果てた産業林に生じたマツタケ採集のエコノミー、湖底に眠る泥が証す地質学的なカタストロフ……。

    3.11をきっかけにメラネシアに渡航し、祖先以前の大地と向き合う人々について思索を重ねてきた人類学者による、生き延びるための思考とは何か。





    ・著者メッセージ

    本書の旅は、20世紀から21世紀に至る歴史のベクトルを「有限から無限へ」から「無限に媒介された有限」への転回として捉える視座を引き受けつつ、さらにその先に進むものであったと言える。(中略)「プラスチックが新たな地層となる」人新世の有限性を突き抜けて、その内部に再び無限――あるいは具体的・経験的な輪郭を持った無数の「他者」――を見出すことに、この時代からの解放と、新たな明晰さの獲得を賭けた。(中略)私たちが生きる高原は、今後ますます空気が薄くなっていくことがあらかじめ定められているのだ。この世界における生存と自由の可能性は、自らの足元と頭上にある力を認識し、その可能性を裂開させることにあるだろう。(終章「高原の裂開」より)

    【目次】
    第1章 壊れた世界の向こう側

    2つのパンデミック

    暴れる地球と向き合う

    近代の自然観

    アンとピッピの20世紀

    「穏やかで規則的な自然と社会」という幻想

    大地からの視点



    第2章 死は地中にあり、掘ると染み出てくる

    死を埋める

    「お前の母親のクランは日本のエンペラーと同じなのか?」

    ヴィクトリアの病気

    生きた土地



    第3章 プラスチックが新しい地層になるとき

    「われわれはもう人新世に入っているのではないか」

    イェネンディ、あるいはアフリカ版『天気の子』

    未開社会から実験室へ

    地球を喰らう「ジャガー」

    人間なるものの起源へ



    第4章 『もののけ姫』を読む

    2つの文明史的転換期

    14世紀の星座

    20世紀との重ね合わせ

    再び現れる自然

    シシ神からトトロへ



    第5章 廃墟のマツタケ

    大地への不安

    マツタケとの出会い

    オレゴンの森の物語

    懐かしい香り

    ポケモンとスーパーラット

    世界の終わりと始まりのキノコ



    第6章 人間の変容

    サステナビリティの先へ

    資本主義の危機

    地球と人類のスペアを作る

    弱いサイボーグ

    ナウシカからカミーユへ



    第7章 自然の変容

    始原の庭

    バロック庭園と実験室

    再野生化のプロジェクト

    奥山からの眼差し

    無数の庭の絵が並ぶギャラリー



    第8章 星々の力

    「石の生まれ」

    オントンジャワ海台

    深い歴史

    地球の二つの顔



    終章 高原の裂開

    本書のまとめ

    高原の裂開

    【関連ワード】
    文化人類学 人類学 マルチスピーシーズ民族誌 人新世 アナ・ツィン 熱帯

大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考(イースト・プレス) の商品スペック

書店分類コード F700
Cコード 0030
出版社名 イースト・プレス
本文検索
他のイースト・プレスの電子書籍を探す
紙の本のISBN-13 9784781623023
ファイルサイズ 25.3MB
著者名 橋爪 太作
著述名 著者