絶望の果ての戦後論(啓文社書房) [電子書籍]
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絶望の果ての戦後論(啓文社書房) [電子書籍]

浜崎洋介(著者)
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出版社:啓文社
公開日: 2024年06月06日
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絶望の果ての戦後論(啓文社書房) [電子書籍] の 商品概要

  • アメリカ一極から多極化へ世界秩序が変わろうとする中、アメリカに従属し、あらゆる価値感情を蒸発させてきた日本人は自立することが出来るのか。文学を通して戦後私たちが失ってきたものと残されたものを確認し、精神的な自立への足がかりを探る。
  • 目次

    第一章 「平和」への戸惑い  太宰治「トカトントン」/大岡昇平「生きている俘虜」

    なぜ、今、「対米従属文学論」なのか
    「トカトントン」と、戦後日本
    思想と実生活
    文学と社会科学
    極限状態から「生きている俘虜」へ
    「俘虜収容所」としての戦後日本
    戦後的ニヒリズムの乗り越え方
    「八月十五日」との対峙


    第二章 「戦後的日常」への頽落──「第三の新人」をめぐって  
    小島信夫『アメリカン・スクール』/安岡章太郎「ガラスの靴」

    「第三の新人」と小島信夫
    戦後日本人の三つの類型
    「自由」ではない日本人
    〈二者関係=閉域空間〉からの脱出
    戦後文学と「リアリズムの罠」
    アメリカ的自由への憧れと不安
    「空白」としての戦後空間
    「パブリック」なものの欠如
    「べき論」を語らないという欺瞞
    「軟文学」を超えて


    第三章 「戦後的日常」の拒絶 三島由紀夫『真夏の死』/『憂国』

    三島由紀夫を貫く二つのモチーフ
    「戦後的日常」と「死」
    戦前と戦後をどう繋ぐのか ──八月十五日で「待つ」ということ
    三島由紀夫の「リアリズム」
    『真夏の死』の「比喩」 ──戦後日本の〈国民/国家〉
    再び、八月十五日で「待つ」ということ
    「戦後」へのアンチテーゼ 
    三島由紀夫の「大義」が向かう先
    理想の「夫婦」のかたち
    三島由紀夫の〈絵空事=ロマンティシズム〉
    三島文学の「世界性」と「普遍性」
    三島由紀夫と「保守思想」 ──天皇と国語について
    三島由紀夫の大東亜代理戦争 ──つづく「近代の超克」の思想戦


    第四章 戦後的ニヒリズムへの「監禁」  大江健三郎「後退的青年研究所」/「セヴンティーン」

    大江健三郎のイメージ・ギャップ
    アメリカに飼われる日本 ──「後退青年」の憂鬱
    「出口なし」における実存的不安
    「完全に負ける」ということ ──六〇年安保の意味
    天皇と憲法 ──大江健三郎の漂流
    敗北の敗北のまた敗北 ──戦後的ニヒリズムの完成
    大江健三郎=藤井聡説? ──「中二病」の普遍性
    思わず「右翼」のなかに入り込む大江健三郎
    大江健三郎の「頭でっかち」なところ
    俯瞰と身体の回路の不在 ──どんづまり感
    「プライベート」から外に出られないということ
    戦後知識人と大江健三郎

    第五章 戦後的ニヒリズムの臨界値  開高健『輝ける闇』/村上龍『限りなく透明に近いブルー』

    開高健の「転機」 ──ベトナムと『輝ける闇』
    ベトナムの分かり難さと、「傍観者」のあやふやさ
    「戦後空間」への抵抗のヌルさ ──「大学生」としての開高健?
    「生の実感」を求めて ──ベトナムとアウトドア
    大東亜代理戦争としてのベトナム戦争 ──戦後日本人の国際感覚の欠如
    「小説」のヌルさと「批評」の覚悟 ──無意識と意識とのトレードオフ  
    高度成長後の「ブルー」
    「戦争小説」としての『限りなく透明に近いブルー』 ──青春の破壊願望
    「ポストモダン的?構」の拒絶 ──村上龍のエネルギー
    高度成長後の『悪の華』 ──善/悪が逆転した時代の「戦い方」
    一九七二年という転換点 ──「ニヒリズム」の臨界値
    「破壊願望」は「保守思想」に接続できるのか ──「成熟」への問い

    ほか

絶望の果ての戦後論(啓文社書房) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード U310
Cコード 0095
出版社名 啓文社
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紙の本のISBN-13 9784899920892
ファイルサイズ 8.5MB
著者名 浜崎洋介
著述名 著者

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