沈黙の中世史 ―感情史から見るヨーロッパ(筑摩書房) [電子書籍]
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沈黙の中世史 ―感情史から見るヨーロッパ(筑摩書房) [電子書籍]

後藤里菜(著者)
価格:¥990(税込)
ゴールドポイント:198 ゴールドポイント(20%還元)(¥198相当)
フォーマット:
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出版社:筑摩書房
公開日: 2024年07月10日
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沈黙の中世史 ―感情史から見るヨーロッパ(筑摩書房) の 商品概要

  • 声と音が生活の大部分を占め、音のない言葉がごく例外的な人々の間に限定された時代があった。本書が光を当てる中世ヨーロッパ(西暦でおよそ500~1500年)とは、そういう時代である。騒々しい世界のなかで、沈黙とはいかなるかたちでありえたのか。修道院の静寂、服喪の嘆き、聖なる沈黙……。新進の中世史家による、感情史の魅力を伝える一冊。
  • 目次

    はじめに/声と音の世界/聖書の普及/聖なる言葉/中世世界のガイドブック/第一章 祈りと沈黙/1 祈り、働く/東方と西方/神の前の沈黙/言葉の力/謙遜の諸段階/祈りの日課と修道院長の目/食事と朗読/沈黙で夜を守る/語るという罪過/2 クリュニー修道院の叫び/祈りを中心にすえた生活/誓願としての叫び/叫びの儀式/3 シトー会の『修練者の鏡』/入門の手引き/人間イエスへの敬心/適切な休み方/悪魔を去らせる声/第二章 統治の声の狭間で/1 世界年代記/2 『歴史十書』/力の発動としての感情/司教の任免/預言者たち/悪魔憑き/叫びの権威/王の訴訟/王妃ブルンヒルデ/おべっか使い/キリスト教世界の感情/クロタール王の嘆き/第三章 感情と声、嘆き、そして沈黙/1 涙において沈黙を破る/2 古代地中海世界の感情/魂の統御を狂わせるもの/服喪の嘆き/強き戦士と泣く女/男の弔い、女の弔い/古代ローマ人とフィデス/3 中世の理想的感情と服喪の嘆き/騎士と服喪/権威と嘆き/嘆きとアイデンティティ/第四章 聖と俗/1 祈る人の感情と声/アンセルムス/感情のこもった祈り/心身をひらく/2 俗人の信心と声/俗人と祈りの声/聖なる声の力/俗人のめざめ/3 清貧と使徒的生活/アッシジのフランチェスコ/カタリ派とドミニコ/托鉢修道会士/トマ・ド・カンタンプレ/第五章 聖女の沈黙/1 女性に課された沈黙/パウロの言葉/女性への禁止令/2 預言者として語る/ヒルデガルト・フォン・ビンゲン/幻視体験/器に徹する/3 聖女の系譜/処女・寡婦・妻というモデル/マーキエイトのクリスティーナ/肉欲との戦い/4 ベギンは沈黙を破ったか/半聖半俗という希望/説教師とベギン/正統と異端の狭間で/マルグリット・ポレート/『無化せし(単)純なる魂たちの鏡』の裁判/『鏡』の評価/ポレートの声/第六章 沈黙から雄弁へ/1 俗人の声/ファブリオと都市社会/『弁舌で天国を勝ち得た百姓』/『オルレアンの町人女房』/2 都市のしたたかな「聖女」? /マージェリー・ケンプ/文字の人の声/マージェリーと夫の人となり/初めての危機/イエス・キリストの到来/激しい泣き叫び/神との合一/日常的に神を感じる/マージェリーのお喋りと沈黙/第七章 沈黙を破る女/1 教えること、そして愛/母の教え/年上の知恵ある女性/愛の中世/愛をうたう/霊的な愛/『薔薇物語』/薔薇物語論争とクリスティーヌ・ド・ピザン/2 言葉を書く/クリスティーヌ・ド・ピザン/二五歳で寡婦に/若い寡婦の弱さ/言葉による救い/『女の都』/〈理性〉の役割/男性の言説/3 沈黙を破る/キリスト者クリスティーヌ/神の前の人間/おわりに/読書案内/あとがき/参考文献/図版出典/索引

沈黙の中世史 ―感情史から見るヨーロッパ(筑摩書房) の商品スペック

書店分類コード Q400
Cコード 0222
出版社名 筑摩書房
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紙の本のISBN-13 9784480076359
ファイルサイズ 17.4MB
著者名 後藤里菜
著述名 著者

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