宮沢賢治の動物誌(青弓社) [電子書籍]
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宮沢賢治の動物誌(青弓社) [電子書籍]

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出版社:青弓社
公開日: 2025年02月20日
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宮沢賢治の動物誌(青弓社) [電子書籍] の 商品概要

  • 『注文の多い料理店』のネコや『セロ弾きのゴーシュ』の愉快な動物たちを筆頭に、クマ、キツネ、タヌキ、カエルと、宮沢賢治が創作した童話群「イーハトーブ童話」にはさまざまな動物が登場する。日本古来の伝統的な動物観とヨーロッパ由来の新しい動物観の交差で生み出された動物たちは、賢治文学、そして日本文学でどのような意味をもつのか。

    種としての動物の生態を紹介することに始まり、ヒトが彼らに向けてきたまなざし(動物観)の諸相、宗教や民間伝承に現れる動物の姿などを解きほぐし、さらに動物を扱う日本の古典文学や西洋文学を縦横に読み解く。そのうえでイーハトーブ世界に登場する動物のキャラクターを横断的に分析して、宮沢賢治が紡ぎ出した独自の動物観を浮き彫りにする。

    動物とともに作品世界を旅してイーハトーブ童話のルーツを探る、新しい切り口の賢治文学への招待状。
  • 目次

    まえがき――イーハトーブ童話のキーアニマルたち

    第1章 フクロウ――鳥社会の日陰者
     1 見た目は賢く、視野は狭い
     2 失われた神性
     3 境界を超える鳥、嫌われるフクロウ
     4 悪禽のワケ
     5 フクロウと月と罪

    第2章 クマ――唯一の対抗者
     1 恐ろしさと愛らしさ
     2 愛嬌の移入
     3 タブーとマタギ
     4 信仰から管理へ
     5 拮抗する力

    第3章 キツネ――本能にあらがう嘘つき
     1 キツネを愛しすぎる日本人
     2 陰陽五行説と狐信仰
     3 お稲荷さんではない
     4 化かすキツネと化かさないキツネ
     5 新時代の到来と世代交代
     6 だます本能を克服せよ

    第4章 タヌキ――私腹を肥やす横着者
     1 日本の特産種
     2 キツネ以外の化かすもの
     3 キツネとキャラ被り
     4 無限に膨らむ腹
     5 待ち構えるから、目立たない

    第5章 ネズミ――小さな簒奪者
     1 注目されつづける動物
     2 〈小〉ざかしい弱者
     3 家ネズミと野ネズミ
     4 病原菌の媒介者

    第6章 アリ――近代社会の代表者
     1 小さき他者、信用される目
     2 太陽コンパスの発見
     3 アリ学の発展と兵隊イメージの定着

    第7章 カエル――迫害される芸術家
     1 岩手県の夏と繁殖期
     2 避けられたヒキガエル
     3 醜い嫌われ者
     4 陰を代表する虫
     5 独自の視点で世界を見る

    第8章 ネコ――世界を泳ぐ自由なもの
     1 山猫と飼いネコ
     2 狡猾と学問的優秀性
     3 生物からの解放
     4 風から生まれ、風に帰る

    読書案内

    あとがき――レイヤーとしての動物観

宮沢賢治の動物誌(青弓社) [電子書籍] の商品スペック

Cコード 0095
出版社名 青弓社
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紙の本のISBN-13 9784787292780
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ファイルサイズ 14.1MB
著者名 神田 彩絵
著述名 著者

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