思い出されることを思い出されるままに:映画監督ラナ・ゴゴベリゼ自伝(白水社) [電子書籍]
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出版社:白水社
公開日: 2025年07月18日
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思い出されることを思い出されるままに:映画監督ラナ・ゴゴベリゼ自伝(白水社) の 商品概要

  • 「女性と時代」を描いてきた映画作家の詩と真実



    90歳を超えてなお新作を発表し、ジョージアでもっとも重要な映画監督のひとりであり続けているラナ・ゴゴベリゼ──その彼女が自らの来し方を「思い出されるままに」綴った文学的メモワール。7歳のころ、ジョージア共産党の幹部だった父親が粛清され、母親は流刑に処せられたラナは、ひじょうに不安定な世界で幼少期を過ごした。独裁へと至った共産主義に父が深く関わっていたこと、母を失ったこと、これらはいまもなお彼女に影のようについて離れず、とりわけ後者は、映画作品の中で彼女が幾度となく立ち返るテーマとなっている。

    文学を愛した少女はいかにして母と同じ映画の道へと至り、そして、父と同じく人びとの未来を想い、国家の混乱期に政治家となることを選んだのか──波乱に満ちた日々のなかで、彼女はそれでもつねに気高く、己の精神に忠実であろうとし、また、その生にはいつも詩が寄り添ってきた。ヨーロッパとソ連/ロシアの狭間で翻弄されるジョージアの20世紀が、映画作家の個人史を通して、まさに「言葉に示されたこの世の像」(パステルナーク)として立ち現われる。母ヌツァが流刑先での経験を綴った短篇小説を併録。



    [目次]

      ラナ・ゴゴベリゼの家系図

      ジョージアとその周辺

     日本語版への序文

    〈私は夜、追憶の微かな足音に 耳を澄ます道のよう……〉

    バルノヴィ通り二十六番、ボヴィザージュ夫人とエリュアールの詩「自由」

    子供の目から見たソ連の奇妙な暮らし

    § 母の短篇「幸福の列車」

    伯父ラジデン──子供時代の崇拝と愛

    § 母の短篇「三色スミレ」

    なぜか「バブ」(おじいちゃん)と呼ばれていた祖母エヴドキア

    § 母の短篇「二度の変貌」より(一)

    運命に結びつけられた二つの家族

    § 母の短篇「二度の変貌」より(二)

    恐怖政治への応答としての「ジョージア人の陽気さ」

    第二次世界大戦、エドガー・アラン・ポー、『ギオルギ・サアカゼ』、パアタの首

    戦時下のピオネール宮殿──ソ連の暮らしにおける一つの逆説

    私を監視していた秘密警察員

    詩作という伝染病

    § 母の短篇「ペチョラ川のワルツ」

    初恋

    終戦、私の「恩赦」と特殊売店の白パン

    § 母の短篇「アズヴァ・ヴォムからコチマスまでの徒行」





    私の大学、山の発見

    ウォルト・ホイットマン、あるいはシャルヴァ・ヌツビゼはソ連の検閲をいかに欺いたか

    ラド

    モスクワ、全ソ映画大学、ゲラシモフらとの出会い(ブーロフ、ミコヤン、セルゴ・ロミナゼ)

    地下出版物──明かした夜、アンナ・アフマートワ

    パステルナーク

    スターリンの死

    私のモスクワの友人たち、母の三人の「囚人仲間」

    シャルマン

    セルゴ・ツラゼ──パリから来たジョージア人

    映画人生、検閲、禁止……、そして私の初期の作品

    六〇―七〇年代──ジョージア芸術の発展期、映画祭、ジョージア訪問を許されなかったフランシス・フォード・コッポラ

    パリ、一九六九年、覚書

    再び映画人生、中央委員会第一書記との面会も

    イタリア、一九七四年、覚書(フェリーニ、アントニオーニ、ザヴァッティーニと)

    タゴールの故郷で、サタジット・レイとの面会

    セルゲイ・パラジャーノフ、ムタツミンダ地区の彼の驚くべき家を我々はいかに失ったか

    『インタビュアー』、サンレモ映画祭、ラドの死

    ジョージアは言語を守った

    新しく得た友人たち

    テンギズ・アブラゼの『懺悔』

    『昼は夜より長い』、一九八一年、覚書

    映画祭――ベルリン、カンヌ、東京、リオ・デ・ジャネイロ

    『ペチョラ川のワルツ』──過去との決別

    一九八九年四月九日

    〈死の道も薔薇色の道にほかならない……〉

    独立の夜明け、メラブ・ママルダシヴィリ、またもや敵探し

    一九九四年、覚書

    欧州評議会、すなわちヨーロッパでのジョージアの大いなる挑戦

    結び

      訳者あとがき

思い出されることを思い出されるままに:映画監督ラナ・ゴゴベリゼ自伝(白水社) の商品スペック

書店分類コード T130
Cコード 0074
出版社名 白水社
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紙の本のISBN-13 9784560091234
ファイルサイズ 19.7MB
著者名 ラナ ゴゴベリゼ
児島 康宏
著述名 著者

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