江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく(筑摩書房) [電子書籍]
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江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく(筑摩書房) [電子書籍]

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出版社:筑摩書房
公開日: 2025年11月08日
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江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく(筑摩書房) の 商品概要

  • 奉公先の主人の妻「かめ」から恋文を渡された下男の新助、困惑して返したら、「かめ」は傷心の余り自害してしまった……。このとき、新助の罪は? 物の怪に取り憑かれた様子の伝七は、ある日怪しげなことを口走った挙句、兄の定吉に指図して母を殺させてしまう……。彼らに責任能力はあるといえるのか? 「野蛮で乱暴な江戸の御裁き」というイメージの一方で、江戸幕府の役人たちは、法に照らし、先例を検討し、あれこれ悩んで科すべき刑罰を決定していた。この際の議論を記録した「御仕置例類集」から五つの事件を題材に、江戸時代の法的思考を解き明かす。
  • 目次

    はじめに/第一章 盗みと火附──甚吉一件/三井寺の下男・甚吉の犯行/御白洲クイズ・その1/裁判を担当した役所と役人たち/公事方御定書における窃盗罪/甚吉に科すべき刑罰は/具体的妥当性か御定書の尊重か/「火附」という犯罪類型の位置付け/物置小屋の焼失は「火附」に当たるか──判例の運用/苛酷な刑罰を科すための前提──主観的要素/コラム1江戸幕府の裁判──主な担当役所と手続/第二章 叶わぬ恋と艶書の果てに──新助と「かめ」一件/主人の妻と下男の恋/御白洲クイズ・その2/幕府法制度における密通/何度も重ねられた議論の末に/主人の妻の自害という事実が持つ意味/新助の振舞いと「かめ」の死との因果関係/老中からの批判──新助に死刑を科すべきか/評定所からの反論と老中の対応/「密通御仕置之事」に含まれる条文の解釈と運用/密通・艶書に対する重罰の意味/コラム2江戸幕府の成文法典──公事方御定書/第三章 処罰か福祉か──寄場人足・安五郎一件/寄場人足・平三こと安五郎の脱走/御白洲クイズ・その3/人足寄場という施設/寄場に収容すべき「無宿」とは/寄場内での処遇と規律/長谷川平蔵による取調/客観的証拠なき自首の意思は考慮すべきか/安五郎に対する判断──評定所での検討/犯罪の抑止とは──苛酷な刑罰の功罪と貧困問題/懲役刑(拘禁刑)の不在と「福祉」としての人足寄場/定信と平蔵──処罰と福祉の交錯/コラム3江戸幕府の刑罰体系/第四章 「物の怪」と責任能力──定吉・伝七兄弟一件/定吉・伝七兄弟による母親殺し/御白洲クイズ・その4/御定書における親殺し/兄弟に殺意は認められるか/殺人罪における乱気とその効果/下手人宥免願とは/伝七は「物の怪」に取り憑かれていたのか──乱気の認定/定吉・伝七の役割とその評価/母の死骸を拾った姉「はな」に対する判断/コラム4御仕置例類集──江戸幕府の裁判記録/第五章 女による犯罪──「いよ」一件/新吉原で暴れた「いよ」/御白洲クイズ・その5/「いよ」の行為と御定書の規定/条文にない「ゆすり事」への対応/「ゆすり」「かたり」「ねたり」における悪質性の判断/盗みへの間接的な関与への評価/「いよ」に科すべき刑罰とは──幕府の裁判における併合罪/「女」であれば減刑すべきか/評定所での結論に対する老中の判断/コラム5法制度に見る江戸時代の女性/おわりに/あとがき──「ヴァーチャル御白洲」顛末とその後/主要参考・引用文献

江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく(筑摩書房) の商品スペック

Cコード 0221
出版社名 筑摩書房
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紙の本のISBN-13 9784480077189
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ファイルサイズ 4.7MB
著者名 和仁 かや
著述名 著者

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