「させていただく」の語用論(ひつじ書房) [電子書籍]
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出版社:ひつじ書房
公開日: 2021年10月01日
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「させていただく」の語用論(ひつじ書房) [電子書籍] の 商品概要

  • 「させていただく現象」の謎を解く。「させていただく」を言われて怒れる人がいる一方で、「させていただく」の氾濫はとどまるところを知らない。なぜ人は使いたくなり、何が違和感を生むのか? この問いに答えるべく、意識調査で許容と違和の境界を探り、コーパス調査で発話行為的観点から他の授受表現との勢力関係変化を探った。それらをゴフマン的枠組みから再解釈することで、授受表現に生じているシフトに対する洞察を得た。
  • 目次

    はじめに


    第1章  イントロダクション
     「させていただく」という問題系と歴史社会語用論的アプローチ 

    1.1. はじめに:歴史社会語用論的アプローチ
    1.2. ベネファクティブ体系の成立
    1.3. 本書の構成


    第2章  先行研究のレビューと分析の方向性
     「させていただく」の問題系とは何か?

    2.1. はじめに
    2.2. 本動詞としての授受動詞の先行研究
     2.2.1. 授受動詞における視点の問題に関する先行研究
     2.2.1.1. 久野すすむ(1978)
     2.2.2. 対照方言学的視点からの授受動詞の先行研究
     2.2.2.1. 日高水穂(2007)
    2.3. 現代日本語におけるベネファクティブの先行研究
     2.3.1. 構文分析的・統語論的ベネファクティブ研究
     2.3.1.1. 益岡隆志(2001)
     2.3.1.2. 高見健一・加藤鉱三(2003a~f)
     2.3.1.3. 由井紀久子(1990, 1993, 1996)
    2.4. 古典日本語におけるベネファクティブの先行研究
     2.4.1 歴史社会語用論的ベネファクティブの研究
     2.4.1.1. 宮地裕(1965, 1975, 1981)
     2.4.1.2. 森勇太(2014, 2016)
     2.4.1.3. 古川俊雄(1995, 1996a, 1996b, 1997)
     2.4.1.4. 荻野千砂子(2006, 2007, 2008, 2009)
     2.4.1.5. 山口響史(2015, 2016)
    2.5. 現代日本語における「させていただく」の先行研究
     2.5.1. 規範文法的「させていただく」の研究
     2.5.1.1. 文化審議会答申『敬語の指針』(2007)
     2.5.1.2. 菊地康人(1997a, 1997b, 2010)
     2.5.1.3. 井口裕子(1995)、東泉裕子(2010)
     2.5.1.4. 宇都宮陽子(2005, 2006)
     2.5.2. 意味論的・統語論的・構文分析的「させていただく」の研究
     2.5.2.1. 山田敏弘(2004)
     2.5.2.2. 金澤裕之(2007)
     2.5.2.3. 上原由美子(2007)
     2.5.2.4. 豊田豊子(1974)
     2.5.3. 社会言語学的・敬語史的「させていただく」の研究
     2.5.3.1. 井上史雄(1999, 2017a, 2017b)
     2.5.3.2. 山口真里子(2008)
     2.5.4. 語用論的「させていただく」の研究
     2.5.4.1. 原田登美(2006, 2007)
     2.5.4.2. 米澤昌子(2001a, 2001b, 2012, 2013, 2014)
     2.5.4.3. 茜八重子(2002, 2003)
     2.5.4.4. 熊田道子(2000, 2001)
     2.5.4.5. 伊藤博美(2010, 2011)
     2.5.4.6. 李環珍(2015, 2018)
     2.5.4.7.  塩田雄大(2016)、塩田雄大・山下洋子(2013)、滝島雅子・山下洋子(2017)
     2.5.5. ポライトネス理論的「させていただく」の研究
     2.5.5.1. 橋元良明(2001)
     2.5.5.2. 滝浦真人(2008a, 2016, 2018a, 2018b)
    2.6. 先行研究のまとめ
    2.7.  「させていただく」という問題系とは何か?
     ―3つのリサーチ・クエスチョン


    第3章 質問紙による意識調査
     「させていただく」の「文法化」と「新丁重語」の誕生

    3.1. はじめに
    3.2. 調査デザインと調査概要
     3.2.1. 2つの仮説
     3.2.2. 内的要因:[使役性][恩恵性][必須性]
     3.2.3. ‘Benefactive English’
     3.2.4. 外的要因:「回答者属性」「会話的役割」「言語意識」
     3.2.5. 本調査における従属変数と独立変数
     3.2.6. 調査文例とその素性について
     3.2.7. 調査概要
    3.3. 分析方法:決定木分析の有効性
    3.4. 「させていただく」の調査結果
     3.4.1. 回帰木からわかること
     3.4.2. 内的要因
     3.4.3. 外的要因
     3.4.4. 「させていただく」の使用目的
    3.5. 調査結果からの考察
     3.5.1. 恩恵性について
     3.5.2. 使役性について
     3.5.3. 調査参加者の偏りによる交絡要因
    ほか

「させていただく」の語用論(ひつじ書房) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード R150
Cコード 3080
出版社名 ひつじ書房
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紙の本のISBN-13 9784823410567
ファイルサイズ 34.3MB
著者名 椎名 美智
著述名 著者

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