王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、武具方が「領の定めで十分だ」と一括発注した兵の槍の折れ口を並べたら、城下の鍛冶が自分の指金で受注しはじめた(Realize出版) [電子書籍]
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王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、武具方が「領の定めで十分だ」と一括発注した兵の槍の折れ口を並べたら、城下の鍛冶が自分の指金で受注しはじめた(Realize出版) [電子書籍]

鷹取そら(著者)
価格:¥990(税込)
ゴールドポイント:297 ゴールドポイント(30%還元)(¥297相当)
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出版社:Realize出版
公開日時:2026年08月19日00:00:00からお読みいただけます。
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王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、武具方が「領の定めで十分だ」と一括発注した兵の槍の折れ口を並べたら、城下の鍛冶が自分の指金で受注しはじめた(Realize出版) の 商品概要

  • 城下から武具方の書役が上がってきて、触れを読み上げる。「領内の鍛冶はすべて城下の武具帳に名を書け」。写せという意味で、槍の見本が一本置かれた。弟子トキは、その茎の短さを一目で測り当てる。
    男爵家の武具方シダは、二十二年前の見本を写しただけの領の定めで、兵の槍三百本を城下の鍛冶ハラ一軒に一括発注していた。ところが野盗討ちで折れて倉へ戻された槍を一本ずつ見れば、三十七本のうち三十四本が、茎の付け根で折れている。定めは穂と柄と目方だけを写し、肝心の茎の長さと焼き戻しを書き落としていた。シダは声を上げず、事務的に言う。「領の定めで、十分だ」。
    「──これは、通ります。ただ、あんたの言う『十分』では、通らない」
    コウガは定め通りの槍と、茎を伸ばした槍を打って折り比べ、折れ口を並べて突き返す。谷の鉄の割り当ては止められた。だが領内の鍛冶が九人まで集まり、めいめいの指金を持ち寄れば、目盛が一分ずつ食い違っている。コウガは一本の母尺を打ち、九人がそこから写して自分の指金を刻み直す。ハラ一人の名で納める形をやめ、槍一本ごとに打ち手のしるしを入れると決めた。
    そして城下へ槍を納める朝――七年運んで一度も打たせてもらえなかった城の下働きの鍛冶キサが、自分の指金で寸法を測り、「揃ってはいない。だが、定めより短い槍は一本も無い」と、シダに命じられた突き返しを断った。
    初春、領の武具帳が書き換わる。槍に打ち手のしるしを入れ、折れたら打った者へ戻す決まりが載った。キサは谷へ来て弟子になり、七本目の槌を受け取る。武具方の発注書の裏に、辺境伯の兵站頭の名が一度だけ書かれていた。
    本作は「追放鍛冶コウガ」シリーズ第3巻(全6巻・完結)。

王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、武具方が「領の定めで十分だ」と一括発注した兵の槍の折れ口を並べたら、城下の鍛冶が自分の指金で受注しはじめた(Realize出版) の商品スペック

シリーズ名 追放鍛冶コウガ
出版社名 Realize出版
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著者名 鷹取そら
著述名 著者

    Realize出版 王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、武具方が「領の定めで十分だ」と一括発注した兵の槍の折れ口を並べたら、城下の鍛冶が自分の指金で受注しはじめた(Realize出版) [電子書籍] に関するレビューとQ&A

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