はじめての鉄道模型特集

これから鉄道模型・Nゲージをはじめてみようと思っている方に、鉄道模型の魅力や選び方、楽しみ方をご紹介する鉄道模型入門ガイドです。「鉄道模型専門ストア」はこちら >
鉄道模型の魅力
【運転を楽しむ】

鉄道模型の醍醐味は何といっても走らせて楽しむこと。
目線を線路の高さにして眺めるとよりリアルな走行シーンを感じることができます。

鉄道模型は、思い通りのスピードで走らせることができます。
例えばホームを設置して、列車が駅にゆっくりと発着する実感的なシーンを楽しむことができ、速さが決められているおもちゃとは大きく違うところです。

【車両コレクション】

日本や世界の鉄道史を彩った、新旧さまざまな車両たち。
鉄道模型、特にNゲージでは多くの車両が製品化されています。

なじみ深い路線や故郷の列車、子どもの頃にあこがれた列車など、好みのテーマを決めて車両をコレクションするのも鉄道模型の楽しみ方の一つです。

【車両のグレードアップ】

鉄道模型製品は買ってすぐに楽しめる「完成品」が主体ですが、年式や地域による違い、時代設定、車両の方向幕、行先表示などをお好みで設定できるよう、各種オプションパーツも用意されています。

寝台列車や地下鉄車両など、夜間やトンネルを走る車両に最適な室内灯は車両をムーディーに演出でき、車両のグレードアップにもっとも効果的なオプションパーツです。
また、ワンポイントとして車両に人形を載せると、よりドラマティックな情景になります。
車掌や運転士、乗客、サービススタッフなど、さまざまな人形でストーリーを演出しましょう。

【レイアウト・ジオラマ制作】

車両がそろってくると、その車両たちの舞台となるジオラマやレイアウトなど、情景のあるシーンが欲しくなってきます。

ジオラマ・レイアウト製作に必要なストラクチャーやシーナリー用品も豊富にラインアップされています。
身近な風景から思い出のあの時代、あの場所、あこがれの風景など、思い思いの情景を再現してください。

鉄道模型の仕組み・規格
【鉄道模型はどうやって走るの】

鉄道模型は線路の右と左のレールに流れているプラスとマイナスの電気で車両に組み込まれているモーターが回り、ギア→車輪と回転が伝わって車両が走ります。
線路に流れている電圧をコントローラー(パワーパック)で制御することで車両のスピードが変わります。
また、左右の各レールに流れるプラスとマイナスの極性を前後進スイッチで切り替えることで、車両の進行方向が変わります(進行方向右側プラスで前進)。

家庭用の交流100Vをパワーパックで直流0~12Vに変換し、フィーダー線路を通じて線路の各レールに電気を流します。
こういった仕組みのため、家電製品などと同様、遊ぶ前や遊び終わった後など、定期的にメンテナンスを施すことで末永く遊ぶことができます。

【ゲージとは?】

鉄道模型は、線路幅によって「ゲージ」という規格が定められています。国際規格なので、外国製も含め、すべてのメーカーの車両を同じ規格の線路の上で走らせることが可能です。

・Nゲージ(線路幅9mm)

日本で現在主流となっている規格で、日本の在来線車両なら1/150、新幹線や外国車両は1/160の縮尺が基本です。
多くのメーカーからさまざまな車両が発売されているため、あなたのお気に入りの車両も見つかるかも。
比較的リーズナブルで、畳1枚のスペースでも十分に運転やレイアウト制作を楽しむことができ、初心者に特にオススメです。

・HOゲージ(線路幅16.5mm)

日本の在来線車両は1/80、新幹線や外国車両は1/87の縮尺が基本です。
Nゲージに対し約2倍のサイズで、ボディ外観だけでなく、機器の一つ一つや室内表現に至るまで細かなディテール表現が実現され、見ごたえにあふれています。
近年はテーブルトップでも楽しめるよう、半径370mmの曲線を通過可能なモデルも販売されており、初めての鉄道模型をHOゲージで!という方も増えています。

・Zゲージ(線路幅6.5mm)

1/220の縮尺が基本です。
小スケールのため長編成を組んだり、規模の大きなレイアウトを作ったりしても比較的場所を取りません。
ジオラマごと持ち運べるような製品もラインアップされています。

日本で主に楽しまれているのは上記3種類ですが、その他複数の国際規格が存在します。

鉄道模型の始め方、選び方
【鉄道模型を走らせるために必要な3つの要素】

鉄道模型を走らせるためには、(1)車両、(2)線路、(3)コントローラーの3つの要素が必要です。
特に人気の高い車両は、線路とコントローラーもセットになった「入門セット」が各ゲージ・各メーカーから発売されています。

「Nゲージの入門セット」

(1)車両

ラインアップを見る >

機関車など1両単位で手に入れられる製品から、列車編成がセットになった製品など、さまざまにラインアップされています。
手軽に始められるよう、長い編成の列車も「基本セット」「増結セット」と分かれていることも多く、徐々に編成を伸ばしていくことも可能です。
また、各ゲージは国際規格なので、外国製も含め、すべてのメーカーの車両を同じ規格の線路の上で走らせることが可能です。

(2)線路

ラインアップを見る >

行き止まりになっていても走行は可能ですが、エンドレスで1周する線路で始めるのがオススメです。
上記の「入門セット」のほか、線路1周とコントローラーのセット(車両は別売)も販売されています。
車両と線路はメーカーが異なっていても使用可能ですが、線路同士の接続については、接続部分の形状の違いなどから、異なるメーカーのものを接続することは基本的にできません。
今後の拡張性などを考慮して、どのメーカーの線路で始めるかを決めましょう。

(3)コントローラー

ラインアップを見る >

「入門セット」などで始める場合はセットに付属していますが、線路のみのセットや単品線路で始める場合には別途用意する必要があります。
こちらも基本的には線路と同じメーカーのものを選択します。