アウトドア 虫よけグッズ特集
石井スポーツがセレクトした防虫グッズをご紹介いたします。


アウトドアフィールドは野生動物たちの住処です
登山やキャンプは自然の中という非日常的な環境で、解放感や達成感を味わえるとても楽しいアクティビディですが、同時に虫の住処に入り込むことを意味しています。対策をしておかないと場合によっては酷い目に遭って、折角の楽しい時間を無駄にしてしまうことも……。
本ページでは、登山やキャンプで注意をしたい虫と、その対策グッズをピックアップしてご紹介いたします。
ぜひ参考にして頂き、快適で安心安全なアウトドアライフをお楽しみください。
「防虫グッズ」と聞くと、虫よけスプレーや蚊取り線香のようなものを連想される方は多いと思いますが「ウェアを着るだけ」で防虫(虫刺され)対策ができる商品があるのをご存じでしょうか?
Foxfire(フォックスファイヤー)のスコーロンを使用した防虫ウェアは、虫がとまっても刺されにくく逃げていく機能を持ち、繰り返し使えて長時間の使用にも適しているので、登山やキャンプといったアウトドアに最適な虫刺され対策グッズと言えます。他にも庭仕事やガーデニング等にも使えますので是非一度お試しください。
※効果があるのは蚊・ブユ(ブヨ)・ダニといった小型の虫になります。アブやハチなど大型の虫には効かないのでその点ご注意ください。
▶スコーロンを使ったFoxfire防虫ウェア一覧はこちらから。




『防虫』+『UVカット』の特殊素材
アース製薬と帝人フロンティア共同開発の「スコーロン」。繊維に虫を寄せつけない特殊加工を施し、野外で私たちを悩ませる不快な虫から身を守る「防虫素材」です。さらに陽射しに含まれる有害な紫外線を遮蔽するUVカット機能も併せ持つこの素材は、アウトドア・アクティビティに最適。
繰り返しの洗濯にも高い耐久性を持ち、長期間の使用も可能。多くのフォックスファイヤー製品に採用されています。
「とまっても、くっついて来ても、刺されにくく、逃げていく」『スコーロン』は、アース製薬と帝人フロンティアが共同開発した、繊維に虫を寄せつけない特殊加工を施した素材のこと。生地表面にとまった不快な虫は、触覚と足の先にある感覚器でスコーロンを感知し、逃げてゆきます。
※一般の防虫剤が効くような小型の虫に効果があります。スコーロンが特徴的なのは、洗濯を繰返しても防虫効果が持続することです。アース製薬が開発した持続性の高い非揮散タイプの防虫剤を、帝人グループのナノレベルの接着技術により、生地そのものに頑強に固着させることに成功しました。これらの技術革新により、優れた洗濯耐久性を実現しています。
虫以外にも、皮膚にダメージを与える強い日差しは、アウトドアの大敵です。太陽の有害な紫外線を遮へいする『UVカット機能』を備えました。それらの効果を高く得るためには、高温の環境でも露出を少なく着用する必要があるため、Foxfireでは、真夏でも肌面がドライになるよう、速乾性、通気性に工夫を凝らした肌触りやデザインを採用しています。
Mens
Foxfire
防虫、吸汗速乾、UVカット機能を持つトランスウェット・スコーロン素材に接触冷感機能もプラスし、盛夏でもよりサラッとした着用感を実現したフルジップフーディ。
▶この商品のラインナップはこちらMILLET(ミレー)のインセクト バリヤーを使用した防虫ウェアは、身体にやさしい成分による接触忌避剤を配合し、適度な通気・速乾性とストレッチ性、UVカット機能によって幅広いシーンに対応します。
登山やキャンプといったアウトドアにはもちろん、シンプルなデザインの物が多いので普段使いでも活躍します。是非一度お試しください。
※アブやハチなど大型の虫には効かないのでその点ご注意ください。
▶インセクト バリヤーを使ったMILLET防虫ウェア一覧はこちらから。


『防虫』+『UVカット』+『洗濯耐久』の特殊素材
繊維に不快な虫が嫌がる特殊加工を施した「インセクト バリヤー」。優れた洗濯耐久性も併せ持ち、繰り返しの洗濯でも防虫効果が長時間持続します。またアウトドアアクティビティにおいて、虫と同様に肌の大敵である紫外線をしっかりカットする「UVカット機能」も備えています。防虫・UVカット・洗濯耐久性とアウトドアアクティビティに嬉しい機能を備えたインセクトバリヤーは多くのミレー製品に採用されています。


Mens
MILLET
いやな虫が接触すると嫌がる接触忌避剤ペルメトリンを後加工した素材 「インセクトバリヤー(R)」を採用。天然の忌避剤の成分と類似した構造のため、肌にも安心です。
▶この商品のラインナップはこちらLadies
MILLET
虫を寄せ付けにくい防虫機能を備え、盛夏のアウトドアに最適な清涼感と速乾性を備えた軽量長袖シャツ。
▶この商品のラインナップはこちらUnisex
MILLET
優れた吸水速乾性とUPF20の紫外線耐性によって、厳しい陽射しの下でも快適に着用することができます。
▶この商品のラインナップはこちらUnisex
MILLET
強い日差しから腕を守りつつドライをキープし、いやな虫も遠ざけ、優れた吸水速乾性によって真夏のアクティビティに集中できる環境を提供します。
▶この商品のラインナップはこちらLadies
THE NORTH FACE
肌への刺激が少なく、洗濯耐久性もある虫よけ加工With Reliefを採用し、不快な虫からの被害を軽減しています。
▶この商品のラインナップはこちらMens
Ladies
THE NORTH FACE
肌への優しさと耐久性を両立した虫よけ加工により、春先~夏のアウトドア、キャンプシーンで虫が寄り付きにくくなります。
▶メンズモデルはこちらから▶レディースモデルはこちらから
Mens
Ladies
CHUMS
防虫加工で用いた“ペルメトリン”はキク科の植物に含まれる天然の忌避成分に類似した構造で、人や動物に安全で効果的な虫除け成分のため、安心して着用いただけます。
▶メンズモデルはこちらから▶レディースモデルはこちらから
Unisex
Sunday Afternoons
防虫加工素材のアドベンチャーハット。強い日差しだけではなく、あなたを虫からも守ります。
この商品のラインナップはこちら
「備えあれば憂いなし」です
登山やキャンプのフィールドでは多種多様な動物が生息していますが、その中でも人間にとって厄介で注意が必要な虫と、その対策やおすすめ防虫グッズをご紹介いたします。
▶アウトドア防虫・殺虫用品カテゴリ商品一覧はこちらから。
- ▶ヤブカ・ブユ(ブヨ、ブト)
- ▶スズメバチ
- ▶マダニ
- ▶ヤマビル
共に小型の吸血昆虫。ブユの方が小さいが毒性が強い。
獰猛な性格で、刺されると重症化することも。
嚙まれると感染症が怖い。低山を中心に生息。
見た目も不快な、湿った場所を好む吸血動物。
ヤブカ(やぶ蚊)もブユ(地域によってはブヨ、ブトとも言われる)も、山や林などのアウトドアフィールドで刺されやすく被害に遭いやすい吸血昆虫です。
どちらも刺されるとかゆみや痛み、腫れを引き起こしますが、ヤブカの方は比較的短時間で収まるのに対して、ブユの場合はより毒性が強いので、症状も強く出て処置が遅れると長期化しやすい傾向にあります。また、ブユは蚊よりも小型で接近に気が付きにくいというのも厄介なところです。
縦走等で山に長期間入る場合は入念な対策をすることをおすすめします。
なるべく肌の露出を抑えた服装を選び、虫よけスプレーやハッカ油(原液を薄めたもの)を適宜かけたり、蚊取り線香や防虫機器を使って刺されないようにします。数が多い場合は頭部を守るために防虫ネットを被るのもおすすめです。
もし刺された場合はポイズンリムーバーを使って毒を吸い出してあげると治りが早くなります。
春から秋頃にかけて活発化するスズメバチは、刺されるとかゆみや腫れだけでなく、その強力な毒により時に命に関わるアナフィラキシーショックを引き起こす恐れもあり、最大級の注意・警戒が必要です。
その性格は獰猛かつ攻撃的なので、「スズメバチの巣に近づかない、スズメバチをむやみに刺激しない」という、スズメバチを怒らせて攻撃モードにしないようにすることが一番の対策になります。
それでも不測の事態というのは発生する可能性がありますので、万が一に備えて刺された後直ぐ応急処置をするためポイズンリムーバーや抗ヒスタミン軟膏・抗ステロイド軟膏を常備するように心がけましょう。
アース製薬
反撃させないハチ無力化処方で安心して駆除できます。速効性と致死効果に優れ、ハチの巣や飛び回るハチやアブを速効駆除します。
この商品のご注文はこちら低山を中心とした草むら等に生息するマダニは、普段は野生動物から吸血していますが、人が通った際にくっ付いてきて気がつかないまま吸血されていることがあります。
マダニがやっかいなのは重篤な感染症を引き起こす可能性を持っている点で、実際に死亡例も報告されているので油断できません。
草木が生い茂った低山でも長袖を着用して肌を露出しないことや、マダニにも効果がある虫よけスプレーをかけて対策します。防虫素材スコーロンを使用したウェアもおすすめです。
万が一刺されてしまった場合は、無理やり引き剝がすと口が残る可能性があるため、専用器具を使い除去しましょう。自力での除去が難しい場合は速やかに医療機関を受診してください。
特定の山域を中心に春~秋にかけて湿った場所に出現するヤマビルは、吸血されると血液の凝固を妨げる物質の影響で傷跡からタラタラと出血が続きます。
吸血されても命の危険にさらされることは無いですが、傷口の治療やウェアが血に染まるなどしてその後の活動に影響を及ぼすこともありますので、ヒルが出やすい山域に出向かれる場合は重点的な対策を講じるようにしましょう。
服装は侵入を抑えるため長袖・ロングパンツを着用します。被害の多くは足元からの侵入なので、パンツの裾をソックスの中へ入れるのも有効です。そのうえでヒル避けの忌避剤を靴やウェアにかけてヒルの侵入を防止しましょう。
定期的に体にヒルがくっついていないか確認する。出没しやすい湿った場所で座ったり休憩しないなど行動面でも気を配りましょう。

気が動転していても、素早く取り出せるように。
登山やキャンプでは、虫刺されや怪我などアクシデントが発生しても直ぐに病院に行けるわけではありません。
そのため、山に入る場合はファーストエイドキットと呼ばれる、応急処置をするためのアイテムをまとめたキットをザックの中に入れておくようにします。
ファーストエイドキットの中身はこのページでご紹介した防虫用品(キットに入るサイズ)の他、絆創膏やガーゼ、テーピングといった基本的なものから、軟膏や常備薬、小型のナイフ、サバイバルシート、ダクトテープなどなど……。
パッキングや荷物の重さとの相談にはなりますが、ある程度何が起きても自分で初期対応できるだけの準備は必要です。
また、ファーストエイドキットに使うケース(ポーチ)は、ザックの中で直ぐ分かる見た目も重要です。場合によっては他者が貴方のザックの中から探す可能性もあるので、一目見て「救急用品入れだ」という事が分かる専用の救急ポーチでファーストエイドキットを作るのがお勧めです。
▶アウトドア応急処置・救急箱一覧はこちらから。
アウトドア向けのファーストエイドキットは、分かりやすいデザインをしたポーチ形状のものが多いです。
ケースのみの販売で中身は基本的には各自でセットしていきますが、一部商品は最初から中身が入っているものもあります。

服装や行動一つで大きく変わります
- 【肌を露出しない服装選び】
- 長袖・長ズボンやアームカバーを着用する、首元に手ぬぐいを巻くなど肌の露出を減らしましょう。アウトドアブランドのウェアは速乾性に優れ暑い時期でも快適です。
- 【虫よけスプレーやハッカ油を使う】
- 虫が嫌がる成分や臭いをもった、防虫スプレーやハッカ油を適宜ウェアや体にかけるようにしましょう。状況によっては防虫ネットも効果的です。
- 【ファーストエイドキットを用意】
- 万が一刺されてしまっても、直ぐに応急処置ができれば被害を軽減できます。ポイズンリムーバーや絆創膏、抗ヒスタミン軟膏など忘れず準備しましょう。
- 【行く山域の情報収集する】
- 行かれる山域にどのような虫が出やすいのか、過去の山行事例も参考にしながら事前に情報を集め、持っていく防虫対策グッズを選定しましょう。

様々な対策グッズを駆使してアウトドアを快適に楽しもう
様々な防虫グッズを紹介してきましたが、行かれる山域やキャンプ場に応じてしっかりと対策をすれば、気持ちも余裕が生まれて大自然でのアウトドアをもっと楽しむことができるでしょう。
グッズの使い方を仲間内で共有したり、いざという時のために素早く取り出せる装備の仕方など、実際に役立てるようにしておくこともお忘れなく。
今まであまり気にされてこなかった方も、これを機に対策グッズを揃えてみてはいかがでしょうか?