トレッキングポールの選び方特集

登山やハイキングの心強い味方「トレッキングポール(ストック)」の選び方やおすすめ商品をご紹介!はじめての方必見です!
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トレッキングポールの選び方特集

トレッキングポールのメリット

登山やハイキングでトレッキングポールを使っていますか? トレッキングポール(ストック)を上手に活用することで、身体にかかる負担を減らして楽に安全に山登りを楽しむ事が出来るようになります。 そんなトレッキングポールのメリットや選び方を解説しておりますので、これから登山を始めたい方、購入するのを悩んでいらっしゃる方はぜひ参考にしてみて下さい。

3つのメリット

01
脚・膝への負担を軽減
両手でも体を支えられるため衝撃を分散。 膝や太ももの疲労軽減につながります。
02
下りでの安定感アップ
段差や急斜面でも体を支えやすく、 転倒リスクを軽減できます。
03
推進力が生まれ歩きやすい
上半身の力も活用できるため、 長時間の登山や重い荷物でも快適に歩けます。

トレッキングポールの選び方

トレッキングポールは、構造や使用素材などによりそれぞれ特性が異なってきます。 はじめてトレッキングポールを選ぶという方は、以下でご紹介する選び方のポイントをぜひ参考にしてみて下さい。

選び方①:使用本数とグリップ形状
トレッキングポールのグリップ形状は、大きく「I型グリップ」と「T型グリップ」の2種類があります。 選ぶ際のポイントは、主に「登山で使うのか」「ハイキングや散策で使うのか」です。

■ I型グリップ
登山におすすめ I型グリップは、両手に1本ずつ持つ「2本使い」を基本としたタイプです。
地面をしっかり押しながら歩けるため、登りでは推進力を得やすく、下りではバランスを取りやすいのが特徴です。また、上半身も使って歩けるため、脚や膝への負担を軽減できます。 日帰り登山はもちろん、山小屋泊やテント泊など荷物が重くなる山行にもおすすめです。

■ T型グリップ
ハイキング・自然散策におすすめ T型グリップは、杖のように片手で使用することを前提としたタイプです。 グリップの上から手を乗せるように握り、体重を預けながら歩行をサポートします。推進力を得るというよりも、バランスを補助する用途に適しています。 平坦な道が中心のハイキングや自然散策、写真撮影などで片手を空けておきたい方におすすめです。

■ どちらを選ぶべき?
本格的な登山を楽しみたい方は「I型グリップ」、ハイキングや散策を中心に使いたい方は「T型グリップ」がおすすめです。 どちらにするか迷った場合は、幅広い山行に対応できるI型グリップを選ぶと安心です。
登山におすすめ I型グリップ
こんな方におすすめ
  • 登り下りがメインとなる登山
  • 上半身も使って推進力を得たい
  • 荷物が重たい(テント泊など)
ハイキング・散策におすすめ T型グリップ
こんな方におすすめ
  • 平地中心のハイキング・散策
  • 補助具としてバランス保持に
  • 両手が塞がることに抵抗がある
選び方②:伸縮式と折りたたみ式
トレッキングポール選びでは、ポール自体の収納方法や構造にも着目しましょう。 収納方式は大きく分けると「伸縮式」と「折りたたみ式」の2種類があります。

■ 伸縮式
収納時は太さの異なる各シャフトが重なるように収まっていて、使用時にそれぞれのシャフトを引き伸ばしてからロックをかけることで使用可能となるタイプです。 構造がシンプルで、メンテナンス時も各シャフト毎に分解できて掃除もしやすいため、初めてトレッキングポールを使用する方も安心して使えます。 長さの調節方法には主にレバーの開閉で操作する「レバーロック」とシャフトを回転させて固定する「スクリューロック」の2種類がありますが、直感的に操作しやすいレバーロック式が最近の主流となっています。 また、下・中・上段シャフトからなる3段式のものが多いですが、更にもう1本シャフトを追加して収納長さを短くした4段式タイプも存在します。

■ 折りたたみ式
各シャフトをワイヤーやケーブルで連結することで収納時に蛇腹折りのようにしておき、使用時は各シャフトを接続して組み立てて使用するタイプです。 最大の魅力は非常にコンパクトになることです。 例えば伸縮式のポールでは、小さいザックに取り付けるとポールがザックより飛び出てしまいますが、折りたたみ式なら飛び出さずスマートに持ち歩く事が可能です。いざとなればザックの中に入れる事も可能なので、公共交通機関をよく利用する人にもおすすめです。 一方、使用時の長さ調整幅は伸縮式よりも短く、組み立てると自ずと「最低使用長さ」も決まってしまう(身長の低い人は注意)点や、ケーブルで一体化しているため修理やメンテナンス性は伸縮式のようにはいかない点は押さえておきましょう。
シンプルな 伸縮式
特徴
  • 構造がシンプルで扱いやすい
  • 分解可能でメンテナンスが容易
  • 比較的安価なモデルも選べる
  • 収納長さは折りたたみ式より長い
  • ザックへの取付に悩む場合もある
コンパクトな 折りたたみ式
特徴
  • 収納長さが短く非常にコンパクト
  • ザックへの取付・収納が容易
  • 長さ調整幅が伸縮式より短い
  • 伸縮式より価格が高め
  • 修理・メンテナンスの融通は効きづらい
【参考動画】折りたたみ式トレッキングポール 使用イメージ

シナノ「フォールダーTWIST シリーズ」のプロモーション動画です。

※折りたたみ式トレッキングポールの組み立て・収納方法は、メーカーや商品により異なります。

選び方③:身長に応じた長さ選び
トレッキングポールは商品によって使用可能な長さが異なるため、ご自身の身長に合ったモデルを選びましょう。 平地では、グリップを握って自然にポールを突いた際に、肘が約90度(直角)になる長さが目安です。登りでは平地より短めに、下りでは平地より長めに調整することで、より快適で安定した歩行をサポートします。 長さ選びのポイントは以下の通りです。※I型グリップの場合の目安です。

長さ選びはこれだけ覚えればOK!
POINT 平地では肘が約90度になる長さが目安
① 平地の目安 身長 × 0.63〜0.65
② 登り −5〜10cm
③ 下り +5〜10cm
例)身長170cmの場合
平地:約107〜110cm | 登り:約100〜105cm | 下り:約115〜120cm
身長
平地の目安
150cm
95〜98cm
160cm
101〜104cm
170cm
107〜110cm
180cm
113〜117cm
長さ調整幅を確認
基準の長さから±5〜10cm程度調整できるモデルがおすすめ
折りたたみ式は最小長さも確認
登りで短く使いたい方は要チェック
ロンググリップ仕様も便利
握る位置を変えるだけで長さ調整が可能
選び方④:素材の違い[アルミとカーボン]
トレッキングポールのシャフトに使われる素材は「アルミ」と「カーボン」の2種類が挙げられます。素材の違いが一番現れるところは「重さ」です。概ねカーボン製の方が軽いです。
※実際の重量は、シャフトの素材の違いの他にも、グリップやロック機構、ポール全長等にも左右されます。

■ アルミ製
カーボン製より重くなりやすいですが、コストパフォーマンスに優れ耐久性が高いのが魅力です。 使い込んでいってシャフトが多少曲がったり部分的に凹んだとしても問題なく使える場合もありますし交換パーツも低コストで済みますので、トレッキングポールを使う事自体にまだ不慣れな方はまずアルミ製で練習を積むというのもおすすめです。

■ カーボン製
アルミ製よりも軽く作れて、衝撃吸収性に優れているのが魅力です。 山行中、ずっとポールを持ち続けて何回も地面に突いたりスイングする事を考えると、軽い方が腕や上半身への負担は大きく減ります。 アルミ製よりも価格が高めになるという点と、岩の隙間に挟むなどして局部的に強い衝撃がかかると折れる可能性がある点はカーボン特有のものと言えます。
比較項目
アルミ
カーボン
重量
△ やや重い
◎ 軽量
耐久性
◎ 高い
○ 十分高い
衝撃吸収性
○ 標準的
◎ 優れる
価格
◎ 比較的安価
△ 高価
初心者向け
◎ おすすめ
○ 軽さ重視向け
迷ったらアルミがおすすめ
初めてトレッキングポールを購入する方は、価格と耐久性のバランスに優れたアルミ製がおすすめです。軽さを重視する方や長時間の登山を快適に楽しみたい方にはカーボン製もおすすめです。

おすすめピックアップ

FAST-115 カーボンW
伸縮式
握りやすさを追求した、新設計S-techグリップを搭載。使いやすさも同時に向上し、フィールドをより快適に楽しめます。
レガシーライト
伸縮式
「レガシーライト AS」をさらに軽量化した高機能モデルです。グリップ部分をEVA素材の軽量エボコングリップにアップデート。
STRAWBERRY FIELD トレッキングポール
伸縮式
レバー操作でサイズ調整が出来るトレッキングポール。
ベーシックTグリップ
伸縮式
3段伸縮、プラスチックT型ハンドル付き。SLSスマートロック&リリース機能。
フォールダーTWIST 110/115/125
折りたたみ式
折畳ポールのフラッグシップモデル。軽さと携帯性、操作性も向上した折り畳みトレッキングポールです。
マカルー プロ FXカーボン
折りたたみ式
「ブラックシリーズ FX カーボン」の後継モデル。長さ調整システムに最新の「スピードロック2プラスアルミ」を採用し、より的確に固定強度調整を行えるようになりました。
エナジーウルトラカーボンポール
折りたたみ式
カーボン製で軽量かつ高剛性。山岳地帯での素早い移動のために設計されています。
トレイルビスタFLZ
折りたたみ式
収納性とフリックロックの長さ調整機能を組み合わせたオールラウンドポール。天然コルク巻きグリップ、延長EVAフォームグリップを備え、快適な使用をサポートします。

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  • 【コラム①】使用後のメンテナンスが大切

    トレッキングポールを良好な状態を持続させ、少しでも長持ちさせるためには使用後のメンテナンスが必要不可欠です。メンテナンスはポールを使ったなら"毎回必ず実施"します。 晴れの日で使って一見汚れてないように見えても、シャフトの内部は湿気で水分が付着しています。水分が付着したまま保管していると、錆びやシャフトの摺動が悪くなる原因になります。

    トレッキングポールのメンテナンス
    ①まず初めに行うこと
    自宅に帰ってきたら直ぐに各シャフトを引き抜いて、ゴムキャップとバスケットも外します。 (折りたたみ式はシャフトを抜けないため、キャップなど外せるものだけ外す)
    ②細部の清掃
    ゴムキャップとバスケット、石突き(下段シャフトの先端部の金属部分)は水洗いで泥汚れを落とします。 (上段シャフトのグリップやストラップも水で洗っても構いませんが、シャフト内部に水が入り込まないよう注意しましょう)
    ③シャフトの清掃
    各シャフトやジョイント部を乾いた布で丁寧に拭き取り、汚れや水分を除去しましょう。泥汚れがひどい場合を除き、水洗いや潤滑油の使用は避けるのが基本です。また、折りたたみ式ポールは分解できないため、接続部や可動部を丁寧に拭き取り、しっかり乾燥させることが大切です。
    ④乾燥
    シャフト内部に残った水分を飛ばすため、ポールを軽く振って水切りを行い、十分に乾燥してください。 分解した状態のまま、壁等に立てかけて屋内でしっかり陰干しで乾燥させます。 (完全に湿気を無くすため、数日間はそのままにしておきましょう)
    ⑥保管
    保管時は通気性の悪いビニール袋等には入れずに、陽の当たらない場所で保管しましょう。 保管時はバラした状態のままでも、組み合わせた状態でもどちらでも構いませんが、ロック機構は開放した状態が望ましいです。
  • 【コラム②】ゴムカバーとバスケットについて

    ポールの細部

    ただし、ポールが沈み込んでカバーが抜けやすい柔らかい地面(富士山の砂走りや雪山など)や、締まった雪や氷の上で金属製の石突を効かせて歩きたい場面では、状況に応じて外して使用することもあります。

    ゴムカバーはメンテナンス時に毎回外しますが、再装着する際はキャップをはめた後、ポールに上から体重をかけてしっかり押し込みましょう。

    こちらも下段シャフト先端付近に付いているリング状のパーツ「バスケット」ですが、ポールが岩の隙間などに入り込むのを防ぐ役割がありますので、必ず装着して使用するようにしましょう。

    また、購入時に付属しているものより大径のバスケット(スノーバスケット)が別売りされています。こちらはポールの沈み込みをより防ぐための、雪山登山向けのバスケットです。

    これらのパーツ類はメーカーによって規格が異なる場合があります。パーツ単体で購入する際は、なるべくポール本体と同じメーカーのものを選ぶのが無難です。

  • 【コラム③】似て非なる?ノルディックウォーキングポールとは

    ノルディックウォーキングポール

    街中や運動場、河川敷などで、両手にポールを持って突きながら歩いている人を目にしたことはないでしょうか?

    「ノルディックウォーキング(またはポールウォーキング)」と呼ばれるこれらのアクティビティは、通常のウォーキングよりも全身を使うため、高い運動効果が期待できます。運動不足解消やダイエット、トレーニングを目的として、年々愛好者が増えています。

    ノルディックウォーキングで使用するポールは、トレッキングポールと外見は似ていますが、実際にはグリップやストラップ、ゴムキャップなどの形状や仕組みが異なります。

    また、ノルディックウォーキングポールは、あくまで街中での運動で使用することを想定した強度・設計となっています。急な斜面で一時的に体重やザックの重さを預けるような登山での使用には適していません。

    トレッキングポールを選ぶ際は、ノルディックウォーキングポールと混同しないよう注意しましょう。