トレイルランニング装備特集
トレイルランニングの魅力

景色を楽しみながら走れるのも魅力の一つ
「トレイルランニング」とは、山道(トレイル)を走る(ランニング)アウトドアスポーツです。
雄大な自然や絶景の中をランニングするというのは解放感に溢れとても気持ちのいいもので、「ランニングの爽快感」と「登山の達成感」を一挙に味わうことができるので、非常に充実した時間を過ごせます。
また、トレイルランニングは、自分に合った様々な楽しみ方が出来るというのも魅力の一つです。
例えば身近な自然や里山を気軽に走ってみたり、本格的な山岳地域で豪快な登り・下りを楽しんだり、日本各地のトレラン大会に参加してみたり、ロングトレイルを数日に分けて走破したり……。
もちろん疲れたら歩いたって構いません。走れるところだけ走ってみても、それは立派なトレイルランニングなのです。自然環境への配慮は欠かせませんが、その中でも自分だけの楽しみ方を見つけてみましょう。
本ページではそんなトレイルランニングで必要になる装備の紹介や、選び方のポイントを解説いたします。自然が相手になりますので装備をしっかり揃えて、安心安全にトレイルランニングをお楽しみください。
トレイルランニングの始め方

まずはシューズを購入して「近場の自然」を走ってみよう
山や自然が舞台のトレイルランニングは、街中のランニングのように手ぶらで走る訳にはいきません。専用のトレイルランニングシューズ(トレランシューズ)やランニング用バックパック(トレランザック)をはじめ、ウインドシェルや、救急道具、水分、行動食など「山の中で走る・活動するための装備」が必要になってきます。
いきなり必要な装備を全て揃えるのは難しいかもしれません。そのような場合はまずは重要装備であるトレランシューズやトレランザックを購入して、比較的安全な近場の自然や里山の中を走ったり歩いてみるのがおすすめです。実際にトレランをやってみることで、必要な装備と言うのも自然と頭の中に浮かんできます。
ランニングや登山を既にやられていて「トレランにも挑戦してみたい」とお考えの方もいらっしゃると思います。そのような方は既にお使いのランニングウェアや登山装備の一部がそのまま使える場合がありますので、トレランを経験しつつ足りない部分を徐々に買い足しましょう。
また、装備を揃える事以外にも、山のルールやマナー(登山者・ハイカーへの配慮)、山行計画の設定・登山計画書の提出など「山に入るためにやるべきこと」にも少しづつ触れていくことをおすすめいたします。

【ロードランニングで体力をつけよう】
トレイルランニングを始めてみたいけれど、体力や走る自信がない。そのような方は、まずは安全で走りやすい平地(ロード)を走って脚力・体力をつけることをおすすめします。
ロードランニングとトレイルランニングはフィールドや走る斜度は違えど「走る」という行為・動作では基礎的なところは共通しているので、走る事自体に慣れて持久力を養っておけば、いざ本番を迎えた時にも気持ち・体力ともに余裕が生まれてトレランをより楽しむことができます。
ランニングをする際は、いきなり最初から長距離を走ったりスピードを出して走ると怪我のもとですので、自然な会話ができるようなジョギングペースから初めて徐々に距離を伸ばしていけばOKです。初心者の方でしたら、どちらかと言えばスピードを追い求めるよりも走れる距離や時間を意識してスタミナを強化する方がトレランには有効です。
シューズは、ロードにも適性が高いオールラウンドタイプのトレランシューズや、ロード用のランニングシューズで足腰に負担をかけないように走りましょう。
装備紹介①トレランシューズ

山の中は様々なサーフェス(路面)が待ち構える
トレイルランニングの装備で一番重要なのが「トレイルランニングシューズ(トレランシューズ)」です。
「(ロード用の)ランニングシューズと何が違うの?」と思われるかもしれませんが、舗装された平坦な地面(ロード)を前方方向に進むのに特化させているランニングシューズに比べ、トレランシューズは土や岩、木の根っこ、落ち葉など山の中特有の不規則かつ滑りやすい路面でしっかりグリップするように設計されています。
また、山の中では斜面に足を置いたり、岩の一部分につま先だけ引っ掛けたりと常に安定した接地が出来るとは限りません。靴自体の剛性を高めて捻じれにくくすることで、不安定な場所でも足がグラつきにくく体を支えてしっかり踏ん張って蹴り出せるようになっているのです。
安全かつ快適にトレランを楽しむならトレランシューズは必要不可欠であり、替えが効かないという点においても一番最初に買うべきアイテムと言えるでしょう。
トレランシューズ選びのポイント

靴の中で足がズレないように靴紐はキッチリ締める
トレランシューズ選びで押さえておきたいポイントを解説します。
- サイズ感・フィット感
- 足の実測値+1cm~1.5cmのサイズを一つの目安とし、実際に靴を履いた時に踵をしっかり合わせて靴紐を締めた状態で、つま先に1cm程の余裕が生まれるサイズ感がベストです。フィット感に関しては緩すぎると下り坂で着地した際に靴の中で足が前にズレてマメや靴擦れ、爪を傷める原因になります。甲から踵まわりが適度にフィットしていて走っても踵が浮かないことを確認してください。
- 防水か非防水か
- ゴアテックスなどの防水透湿素材を使ったモデルは、水たまりや泥濘の道を通る時にも足を濡らさずに走ることができます。ただし、防水モデルは一旦靴内部に水が入ってしまうと今度は乾きにくいという側面があり、通気性や重量と言う点では非防水モデルの方に分があるので一長一短とも言えます。大会参加やスピードを出して走りたいという方は非防水を、普段履きや登山等と兼用したいという方は防水モデルがおすすめです。
- 軽さ・剛性・クッション性
- どのようなトレランを志向するかでシューズに求められる特性が若干変わってきます。例えば50kmを超えるようなミドル~ロングレンジの大会に参加するのであれば、安定性を重視して剛性やクッション性に優れたモデルがおすすめですし、短い距離やスピードを出して走りたいのであれば軽量で走りやすさを重視したモデルがよいです。ただ最近はオールラウンドにこなせるモデルも充実していますので、初めてならそのようなモデルがおすすめです。
- アウトソール
- 靴底(アウトソール)の形状やパターン、素材は各社様々な工夫が凝らされていますので一概には言い切れないところはありますが「ラグ」と呼ばれるソールの凹凸が深いモデルは山の中(不整地)でのグリップ力が高くなる傾向にあります。一方ラグが深くなると今度はロード(平地)が走りづらくなる場合もあります。普段履きやロードランニングと併用したいという方は、ラグの深さはそこそこの使い勝手のよいモデルを選んだ方がいいでしょう。

【靴と一緒に揃えたいソックスとインソール】
トレランシューズを選んだら、シューズを履くための「ソックス」とパフォーマンスを向上させる「高機能インソール」も併せて購入されることをおすすめします。
トレイルランニングで履くソックスは、走っても足が蒸れにくい速乾性に優れたランニングソックスが推奨されます。更にトレイルランニング向けに設計された専用モデルもあって、トレラン特有の動きで負荷がかかる部位の耐久性やクッション性を向上させているので、より快適に走ることができます。
高機能インソールは、元々シューズに入っているインソールと入れ替える形で使用します。体のバランス改善、血行促進、足のむくみ・靴擦れ予防など、パフォーマンス向上や足のトラブル改善・予防効果が期待できます。長時間シューズを履きっぱなしになることも多いトレランでは高機能インソールの効果を実感しやすいです。高機能インソールは元々のインソールに合わせてカットしますが、ご自身での調整が不安であれば、お気軽にお近くの石井スポーツ・アートスポーツにご相談ください。
おすすめトレランシューズピックアップ
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「レディース トレイルランニングシューズの人気商品」をもっと見る装備紹介②トレランザック

走りを邪魔しない設計や機能が満載
街や山の中を走るランナーのために開発されたのが「ランニング用バックパック(トレランザック)」です。物資の調達が容易ではない山の中が舞台のトレランにおいては、必要な装備を持ち運ぶために無くてはならない存在で、トレランシューズと並んで重要装備の一つと言えます。
トレランはなるべく身軽で走りたいので、必要最低限の装備で山に入る事が多いです。それに合わせてトレランザックも小型・軽量になっていて、走っても揺れないように重心が高めに設定されているなど抜群のフィット感も特徴的です。
また、一々ザックを降ろさなくても補給ができるように、ショルダーハーネス部にボトルや行動食を入れられるポケットが付いていたり、ザックの中にハイドレーションを入れるための収納エリアを設けてあったりします。
荷物を持ち運ぶという点では普通のリュックや登山ザックでも代用できるかもしれませんが「走る」という行為自体が目的の一つであるトレランにおいては、やはり走りに集中できるトレランザックを使うべきでしょう。
トレランザック選びのポイント

初めてなら容量は10L前後が使いやすい
トレランザック選びで押さえておきたいポイントを解説します。
- 容量
- トレランザックの容量は小さいのは3L程度から大きいので20Lくらいです。走りたい距離や目標としている大会、季節、山域、登山や通勤ランとの兼用などを総合的に判断して容量を選びましょう。初めてで使い勝手の良い容量をお探しであれば10L前後がおすすめです。また、大会に参加される場合は競技規則に必携装備が明記されているかを必ず確認して、それらが入る容量のザックを選ぶようにして下さい。
- ポケット・機能
- トレイルランニング向けに設計されたザックは概ねショルダーハーネスを中心にボトルや行動食、小物などを入れられるポケットが各所に配置されています。スマートフォンやカメラをよく使う方は、それらが入るサイズのポケットがあるかも確認しましょう。他にもポールを付けるアタッチメントやサイドポケット、付属品(ソフトフラスクなど)の有無など、ご自身のスタイルに合わせて使い勝手のよいザックを選ぶのがポイントです。
- サイズ設定
- SALOMON(サロモン)など、一部ブランドでは同一商品内でS・M・Lなどサイズ設定を設けているものがあります。そのような商品は自分の体型に合ったサイズを選ぶ事で背負い心地やフィット感が増してより快適に走ることが出来ます。サイズの設定方法や選び方は各社異なりますので、商品仕様をご確認ください。また気になる方は石井スポーツ、アートスポーツ各店舗で実際に試着されてみるのもおすすめです。
- 登山や通勤ランと兼用
- こちらも容量と関連する事柄ですが、トレランザックで登山やハイキングをされる方や、普段の通勤ランでも使いたいという方は、それらの目的で使う時に入れる荷物をイメージした上で容量を選ぶようにしましょう。ちなみに登山でトレランザックを使う場合は、入れる荷物をなるべく軽いもので揃える事がポイントです。重たい荷物とトレランザックは耐久性や耐荷重の面から相性があまり良くありません。また、小さいザックに荷物をパンパンに入れてしまうと背面形状がいびつになって背負い心地に影響するので、兼用をご検討なら少し大きめの容量を選ぶのがおすすめです。

【ウエストポーチ(ランニングポーチ)という選択肢】
トレイルランニングでは、トレランザックの他にも「ランニング用ウエストポーチ」を使うという選択肢も存在します。
ウエストポーチを使うメリットとしては、背中が自由になるのでザックを背負って走るよりも腕振りなど上半身が動かしやすく、よりスピードを出して軽快に走れるという点です。主に短距離でエイド(給水所)が充実した大会や、ロードランニングのついでに少しだけ山道に入るなど、装備を簡略化できる短時間のトレランにおいて有効です。
一方でトレランザックよりも容量が小さく収納ポケットの数も限られますので、必要な装備や水分、行動食などをしっかり持っていけるかどうかの見極めが重要になります。特に単独で山に入ってトレランをするという場合は、安全のためにもトレランザックに必要な装備をしっかり入れて走ることをおすすめいたします。
おすすめトレランザックピックアップ
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「トレイルランニング用ザックの人気商品」をもっと見る装備紹介③ウェア

季節・環境によりレイヤリングで対応する
トレイルランニングで着るウェアは、登山やハイキングの考え方と同様に機能性に優れたウェアのレイヤリング(重ね着)をして、状況に応じて都度着脱しながら体温調節するのが基本となります。
素材は吸汗速乾性に優れて動きやすいポリエステルやナイロン、メリノウール製などがおすすめです。登山やロードランニングを既にされている方は、お持ちのウェアをそのまま使う事もできます。
レイヤリングの基本的な考え方は「ベースレイヤー」「ミッドレイヤー」「アウターレイヤー」と、異なる役割を持つ3つのウェアを組み合わせることです。
実際には必ずしもこの3つのレイヤーを常に着続けなくてはいけないという訳ではなく、例えば真夏ならベースレイヤー2枚(肌着+速乾性に優れたTシャツ)の組み合わせが行動中の基本スタイルになりやすいですが、山の中では状況により急に寒くなったり風が強くなったりすることもあるので、ザックの中にミッドレイヤーやアウターレイヤーを入れておいて、いざという時に素早く重ね着できる態勢にしておくことが重要です。
- ベースレイヤー
- 肌に直接触れる、若しくは肌に近い位置で着るウェアです。トレイルランニングでは起伏のある山の中を走るので汗が大量に出ます。体から出た汗を素早く吸収・拡散することで体をドライに保って汗冷えによる体力の消耗や体調の悪化を防ぐ役割があります。
- ミッドレイヤー
- ベースレイヤーの上に着用する中間着です。フリースや薄手の化繊ジャケットなどが該当します。保温・体温調節の役割を担いますが、ベースレイヤーから伝わる汗を処理できる速乾性、通気性も求められます。真夏の低山などでは条件次第で省略されることもあります。
- アウターレイヤー
- 一番外側に着るウェアで、雨風による冷えや寒さから身を守るのが主な役割です。荷物の小型・軽量化が必須のトレイルランニングにおいては、薄手の防水シェルジャケットやウィンドブレーカーがシーズン問わず重宝されます。長時間山に入る場合はレインパンツも持っていきましょう。

【アンダーウェアにこだわろう】
トレランで身に付けるベースレイヤーは総じて吸汗速乾性に優れた素材のものになりますが、中でもアンダーウェア(肌着・下着)に関しては、なるべく高機能な物を着用するのがおすすめです。
トレランや登山、ハイキングなどの「山登り」では、基本的に登りで汗をかいて、下りや休憩時は徐々に汗が引いていきます。登りでかいた汗がいつまでも肌に近いところに残っていると、汗冷えにより体温を奪われて体に不調をきたしたり、運動パフォーマンスが低下する要因になってしまいます。
高機能なアンダーウェアは汗を素早く肌面から離して拡散するので体をドライに保つ効果があり、体温を維持して快調な状態をキープすることができます。体の調子が良ければ後半も元気に走れて最後までトレランを楽しめます。普段は周囲から見えないアンダーウェアですが、その重要性は非常に高いので、これからウェアを揃える方はぜひチェックしてみて下さい。
おすすめウェアピックアップ
ウェアをカテゴリから探す
メンズウェア
春~秋まで幅広く活躍。肌寒い時はアームカバーを併用しよう。
盛夏やレースなどでは走りやすいノースリーブもおすすめ。
肌寒い時期は長袖シャツも。ただし乾きが遅い綿製は控えよう。
汗冷えを防ぐためになるべく高機能なものを着よう。
汗冷えを防ぐためになるべく高機能なものを履こう。
着圧やサポート効果で筋肉の疲労が軽減される。擦り傷防止にも。
足さばきのよいランニング向けがおすすめ。タイツとの組み合わせも。
寒い季節はランニング向けのロングパンツがおすすめ。
軽量・コンパクトな防風ジャケットはとっさの防寒対策に便利。
トレランでも防水ジャケットは必携装備。軽量・コンパクトなものを。
大会のレギュレーションで必携装備になっている場合もあるので要確認。
寒い時期の中間着として。薄手で動きやすいモデルがおすすめ。
レディースウェア
春~秋まで幅広く活躍。肌寒い時はアームカバーを併用しよう。
肌寒い時期は長袖シャツも。ただし乾きが遅い綿製は控えよう。
汗冷えを防ぐためになるべく高機能なものを着よう。
バストの揺れを抑えるサポート機能を備えたものがおすすめ。
汗冷えを防ぐためになるべく高機能なものを履こう。
着圧やサポート効果で筋肉の疲労が軽減される。擦り傷防止にも。
足さばきのよいランニング向けがおすすめ。タイツとの組み合わせも。
寒い季節はランニング向けのロングパンツがおすすめ。
軽量・コンパクトな防風ジャケットはとっさの防寒対策に便利。
トレランでも防水ジャケットは必携装備。軽量・コンパクトなものを。
大会のレギュレーションで必携装備になっている場合もあるので要確認。
寒い時期の中間着として。薄手で動きやすいモデルがおすすめ。
ウェアアクセサリ
ランニング向けの速乾性に優れたものを履く。トレラン専用モデルある。
高機能なものに入れ替えるとパフォーマンスがアップする。
日差しや紫外線から頭部を守るキャップやバイザーも必要。
何かに掴むことも多いので怪我防止に。冬以外は指なしタイプが便利。
紫外線対策や細やかな体温調節に便利。
紫外線対策や目の保護、集中力アップに。
ふくらはぎを適度に着圧してパフォーマンスをアップさせる。
寒い時期や砂塵が舞う環境などであると便利。
各部位に貼って筋肉や関節をサポートする。カット済みのタイプもある。
装備紹介④その他の装備&装備チェックリスト
シューズ、ザック、ウェアが揃ったら、後はザックの中に入れるものや水分・行動食などを準備していきましょう。
必要装備をまとめた、トレイルランニング必要装備表も公開してますので参考になさって下さい。
重要となるのは不測の事態に陥った時に対応できる装備です。怪我をした時に自分で応急処置をするためのファーストエイドキットや、道迷いや体力切れで日没を迎えてしまった時のためのヘッドライト、行動不能に陥った時に体を保温するためのサバイバルシートなど、山の中という不確定要素が多い環境下で身を守る装備はどんな山行でも必ず携行するようにして下さい。
他にもハードな山域にいかれるならトレランポール(トレッキングポール)が活躍しますし、季節によっては虫刺され・虫除け対策が必要だったり、熊が出没する地域では熊鈴も必携です。道迷いを防止するためにGPS時計を活用したり、お手持ちのスマートフォンにGPS地図アプリを入れるのもいいでしょう。
また、トレラン大会に参加される方は競技規則(レギュレーション)を確認して、大会側で指定した必携装備を忘れずに準備することをお忘れなく。
その他の必要装備をカテゴリから探す
柔らかい素材の水筒。中身が減っても揺れにくいので、水やジェルを入れるのによく使われる。
走りながらこまめに効率よく水分補給ができる。ソフトフラスクとどちらを使うかは好み。
動きながらエネルギーや栄養を摂取するので、胃腸に負担がかからない小型・軽量のものが好まれる。
山の中で暗くなった時に必須となる。電池やバッテリーもお忘れなく。
脚にかかる負担を軽減できる。トレランではコンパクトな折り畳み式を使う。
足首の保護や砂、小石、雨水等が靴内に入るのを防止する
怪我をした際の応急処置に必要。中身は選別してコンパクトに。
蜂やブヨに刺された際に初期対応として毒液を吸い出すのに使う。
エマージェンシーシート。緊急時に体を保温するために必須。
時間はもとより、距離や心拍数などデータを取るのに活躍する。
スマートフォンやGPS時計の充電に必須。ケーブルもお忘れなく。
現在地を把握するのに地図とセットで使用する。
GPS地図アプリも便利だが、紙の地図もできれば持っていこう。
熊よけの他、周囲のハイカーやランナーにも存在を知らせる役割も。
遭難時に自分の居場所を知らせるアイテム。
絶対に濡らしたくないものはドライバッグに入れておくと安心。
汗や汚れを拭くのに使う。小型でコンパクトになるものが便利。
会員制救助捜索サービス。遭難時の早期発見に繋がるので入会しておこう。

【トレランにおける水分と行動食】
トレランは山の中を走るのでエネルギーの消耗が激しく、道中に水分補給やエネルギー補給は欠かせません。持ち込む量は距離や季節、水場・山小屋の有無などに左右されるので毎回調整は必要ですが、不慣れなうちはあまり切り詰めずに十分な量を持ち込むようにしましょう。慣れてくると自分に必要な量というのが段々わかってきます。
用意する上で大事なことは、一々立ち止まる必要がないように、走りながら・歩きながら補給できるものを用意する事です。
水分であれば「ソフトフラスク」と呼ばれる、中身が減っても揺れにくい柔らかい素材の水筒や「ハイドレーション」と呼ばれる背中に背負ったウォータータンクからホースを通じて給水できるものがトレランではよく使われます。
行動食(補給食)は、消化吸収が早くて胃腸に負担がかからないエネルギージェルや柔らかいヨウカンなど小型で食べやすいものがおすすめです。また、筋肉の分解を防ぎや疲労を軽減するためBCAA(必須アミノ酸)を摂取できるサプリも携行しておくとパフォーマンスの低下を防ぐことができます。
水分・行動食は少量をこまめに摂取することを心がけます。個人差があるので一概には言えませんが、エネルギージェルであれば1時間に1個摂取するくらいをまずは目安にしてみて体と相談しながら自分の補給タイミングを見つけていきましょう。▶行動食・サプリメント特集はこちら

【ココヘリと登山届をお忘れなく】
皆様は「COCOHELI(ココヘリ)」をご存じでしょうか。ココヘリは、発信機(会員証)を利用した会員制捜索・救助活動サービスです。
入会するとご自宅に小型の発信機が送られてきますので、ご自身の発信機IDを紐づけた登山届を提出したうえで発信機を持って山に入れば、不測の事態が発生した時に遭難者の現在地を素早く割り出して早期発見・救助に繋げるというものです。
ここ近年トレイルランニングの大会においても、ココヘリを必携装備に指定する大会が徐々に増えてきています。山の中に入るという点で見れば登山やハイキングと何ら変わりはありませんので、トレイルランニングをこれから始める方も、既にやられている方も、これを機会にココヘリの入会を検討してみてはいかがでしょうか。
※ココヘリを利用した実際の探索には登山届(ココヘリIDと紐づけた)の提出が必要です。トレイルランナーも入山する際は忘れずに登山届を出しましょう。