臨場感あふれる映像体験!4K8K衛星放送特集

高精細で臨場感豊かな映像を楽しめる「新4K8K衛星放送」。地上波とは異なる番組編成で、ドラマや映画、スポーツ中継、ドキュメンタリーなど、さまざまなジャンルの番組が放送されています。ここでは、4K8K衛星放送の魅力と、視聴にあたって必要な設備について解説いたします。

新4K8K衛星放送(4K・8K実用放送)とは

■高画質で臨場感あふれる番組の数々をお届け!4K8K放送の魅力とは

高精細な映像と、表現力の広がり。

4Kはハイビジョンの4倍の画素数で、4K放送のほかにUltra HDブルーレイやネット動画配信などで視聴することができます。また、家庭用のビデオカメラやデジタルカメラ、スマートフォンでも4K動画対応モデルが増えています。
そして、8Kはハイビジョンの実に16倍の画素数。映像に立体感が加わり、さらに臨場感豊かになります。超大型の画面でもドットを意識することなく、現実さながらの映像世界を体感できます。
さらに最先端の映像技術により、映像の高精細化だけでなく、これまで実現できなかった色彩豊かでなめらかな表現が可能になります。単純に映像が高画素化するだけではなく、光と色の再現力が大きく広がり、まるで自分の目で直接見たような、美しい世界を再現できます。

映像全体の情報量が増え、これまでにない表現が可能に。

[広色域化]

ハイビジョン放送と比べて表現可能な色の範囲が大幅に拡大し、「肉眼で実際に見える色」に近い表現が可能となります。

[画像の高速表示]

現在は秒間30コマに対し、最大で120コマの表示に高速化できます。動きの速いスポーツなども、「ぼやけず」「なめらかに」表示可能となります。

[多階調表現]

現在のおよそ1,600万階調に対し、およそ10億階調へ拡大します。色や明るさの変化が滑らかになり、より自然な映像となります。

[輝度]

HDR技術により、映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大し、より現実に近い明るさの表現が可能となります。

新4K8K衛星放送を視聴するのに必要な機材

■新4K8K衛星放送視聴環境の例

[4Kチューナー内蔵テレビの場合]
[ケーブルテレビ(局により、サービス提供の有無や詳細が異なります)]
[テレビ+アンテナ+チューナーの場合]
[4Kチューナー内蔵レコーダーの場合]

■テレビ・チューナー・アンテナ選び、設置のポイント

●4Kテレビのポイント

ほとんどの4Kテレビに4Kチューナーが搭載されていますが、4Kチューナーが別途必要なモデルもあります。

●4Kチューナーのポイント

4Kテレビ等に4Kチューナーを接続する場合、HIGH SPEED(カテゴリー2)HDMIケーブルが必要になります。

●BS/100度CSアンテナのポイント

NHK BS4Kや民放BSは従来の右旋偏波で提供されますので、既にBS・110度CSアンテナを設置済みで、右旋偏波の4K放送のみを視聴する場合は、アンテナの交換は必要ありません。(ただし、現在放送されているBS放送の全てのチャンネルを受信できていない場合などは、機器や配線の交換が必要になることがあります。)

左旋偏波も含めたすべてのチャンネルを視聴する場合は「右左旋円偏波対応」「4K8K放送対応」などの記載があるアンテナを設置する必要があります。また、配線等も高周波数に対応したものへの交換が必要になる場合があります。

機器設置時の注意事項

■左旋偏波では、高周波数対応機器による配線が必要になります。

左旋の電波は、BS・110度CSアンテナで受信した後、従来の右旋の信号より高い周波数に変換されて宅内の配線で伝送されます。このため、左旋の放送を視聴するためには、アンテナ交換に加え、高い周波数(2.2GHz~3.2GHz)の信号を伝送できない機器は交換する必要があります。

交換が必要な場合あり
(3224MHzに対応していない場合、電波が外部に漏れる場合)


・混合器
・ブースター
・分配器
・同軸ケーブル
・直列ユニット、または壁面端子
・分波器

■宅内の配線や機器から電波が漏れないよう、適切な機器の使用や工事が必要です。

左旋の電波を受信するアンテナを設置した際、古いブースターや分配器、壁面端子などが使用されていたり、同軸ケーブルの芯線がむき出しになっていると、そこから電波が漏洩し(中間周波数の漏洩)、携帯電話やWi-Fiといった他の無線システムに妨害を与える可能性があります。また、逆に電子レンジなどが発する電波の干渉を受けて、衛星放送の受信不良が発生する可能性があります。

衛星放送の左旋偏波を受信する際には、この中間周波数の電波干渉防止のため、シールド性能が十分なF型コネクター等により接続する機器(SHマーク登録機器等)の使用が必須となります。

[問題のある配線の例]

よくある質問(Q&A)

Q...4K放送は録画できますか?
A...4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー、もしくは録画対応4Kチューナーに外付けHDDを接続することで録画可能です。4Kチューナーで外付けHDDへ録画した場合、ディスクへのダビングは行えません。
Q...4Kチューナーあるいは4Kチューナー内蔵テレビを通して従来のレコーダーに録画できますか?
A...4Kチューナー非搭載のレコーダーに録画することはできません。HDDを接続して録画するか、4Kチューナー内蔵レコーダーが必要です。
Q...4K放送の録画には専用のディスクが必要でしょうか?
A...専用のディスクはありません。これまでの25GB~100GBのブルーレイディスクにダビングできます。
Q...4Kアップコンバート対応のレコーダーに4Kチューナーを買ってつなげれば録画もできますか?
A...4Kアップコンバートは地デジなどの4K未満の画質を4Kに近づけるよう補正する機能で、4K放送対応とは異なる機能です。4Kチューナーはレコーダーにつなげられないので、4Kチューナー内蔵レコーダーをご購入いただく必要があります。
Q...BSアンテナ設置済みの共同住宅ですが、4K/8Kは受信できますか?
A...設置されているアンテナが左旋偏波に対応していない場合、視聴できるチャンネルは限られます。また、安定した受信のために4K/8K対応の分波器、アンテナ線への交換が必要です。
Q...フルハイビジョンテレビで4K放送は見られますか?
A...視聴は可能ですが、4K画質にならないので、4Kテレビへの買い替えがおすすめです。
Q...視聴中に映像がカクつくことがあるのですが?
A...アンテナの受信レベルを確認してください。アンテナに問題がない場合、チューナーのソフトウェアが最新でない可能性がありますので、最新バージョンにアップデートを行ってください。
Q...現在ケーブルテレビでBS、CSを視聴していますが、4K放送も見られますか?
A...対応するセットトップボックスを通して視聴できます。詳しくはご契約中のケーブルテレビ事業者へお問い合わせください。
Q...これから買い揃える場合、4Kチューナーとチューナー内蔵レコーダーではどちらがおすすめですか?
A...録画をお考えの場合、チューナーでは外付けHDDが必要になり、ダビング等はできません。レコーダーであればディスクにダビングすることもでき、またHDD容量が足りなくなった際は外付けHDDの増設も行えるので、レコーダーがおすすめです。