天体観測特集

これから起こる天文現象の見どころや楽しみ方、天体観測・星空観察におすすめの天体望遠鏡、双眼鏡、デジタルカメラやアクセサリをご紹介します。
ペルセウス座流星群特集
天体望遠鏡の選び方
これからのおすすめ天文現象をチェック!
2025年 5月3日~9日 みずがめ座η(エータ)流星群

みずがめ座η(エータ)流星群は、毎年5月上旬の頃に活動する流星群です。
ハレー彗星を母天体とする流星群としても知られ、南半球では多くの流星を見ることのできる流星群です。日本では放射点が低いうちに夜明けを迎えてしまうため、南半球ほど多くの流星を見ることはできませんが、毎年見られる主要な流星群の一つです。今年は月明かりの影響を受けず、条件よく観察できそうです。
今年のみずがめ座η流星群の極大は、5月6日の昼12時頃と予想されています。日本では昼間の時間帯で観察できませんが、この流星群の活発な期間は比較的長く続くため、6日と7日の夜明け前が見ごろとなりそうです。
ただし日本では観察に適した時間帯は大変短く、夜明け前の1時間半程度となります。最も多く見えるのは6日と7日それぞれ3時頃で、実際に見える流星の数は、空の暗い場所で1時間あたり5個から10個程度と予想されます。この半分くらいの流星が流れる期間は長く、5月3日から9日頃まで続きます。極大日に限らずに、よく晴れた日を狙って観察するのもよいでしょう。

2025年 8月11日~8月13日 ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群は、毎年ほぼ安定して多くの流星が出現するため、三大流星群のひとつとして知られています。
2025年のペルセウス座流星群の活動は、8月13日5時頃に極大となることが予想されています。この時間帯は、日本のほとんどの地域で薄明が始まっているか、または日の出後であり、星がほとんど見えない時間帯です。したがって、その直前となる12日深夜から13日未明にかけて多くの流星が見られそうです。ただ、空には明るい月が輝いており、見える流星の数は例年より少なめとなりそうです。月明かりに負けない、明るい流星に期待しましょう。

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ポータブル赤道儀は気軽に持ち歩けるコンパクトな自動追尾装置。ポラリエUは天体の日周運動に合わせてカメラを動かし、長時間の露出でも星を点像としてとらえる従来の自動追尾撮影はもちろん、スマートフォンによる回転速度のカスタマイズ機能、カメラのシャッターを制御するレリーズ機能を追加。ポラリエUの動作とレリーズを連動することにより、インターバル撮影、タイムラプス撮影などによる複雑な撮影制御をスマートフォンで手軽に設定できます。

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天体観測用ライト


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宙シート


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