ソニー Aマウントフラッグシップ一眼「α99II」登場!
■α99IIのおもな特長をチェック!
▼圧倒的な高解像性能
35mmフルサイズ裏面照射型の有効約4240万画素CMOSセンサーと光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載。幅広い感度域で圧倒的な解像感と質感描写を実現。
▼Aマウント史上最速AF
新開発ハイブリッド位相差検出AFシステムを搭載。加えてソニー独自の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」により、AF追従での高速連写にも対応。
▼プロの信頼に応える高い操作性と耐久性
厳しい環境下で使える防塵・防滴に配慮した設計。α99と比較してさらなる小型化にも成功し、ユーザーに合わせた柔軟なカスタマイズが可能。
▼多彩な映像表現を可能にする4K動画
画素加算のない全画素読み出しによる、高解像4K動画記録を実現。外部マイクやモニター、レコーダーなど拡張性も充実。
■35mmフルサイズ裏面照射型の有効約4240万画素「Exmor R」CMOSセンサー搭載
有効約4240万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。ギャップレスオンチップレンズ構造やARコーティング(反射防止膜)付きシールガラスに加えて裏面照射型構造の採用により、画素サイズが縮小しているにも関わらず集光率を大幅に向上。これにより、有効約4240万画素という解像度を達成しながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを実現。常用ISO100-25600、拡張ISO50-102400の幅広い感度域での撮影を可能にしました。

■解像感を極限まで高める、光学ローパスフィルターレス仕様
有効4240万画素がもたらす圧倒的な解像性能を実現するために、光学ローパスフィルターレス仕様を採用。光学ローパスフィルターレス仕様は、αレンズの高い光学性能を最大限引き出すことができ、細かな自然物なども有効4240万画素の高画素と相まって、高い解像感で被写体の細部や質感まで再現することができます。
■高速画像処理エンジン「BIONZ X (ビオンズ エックス)」
圧倒的な処理能力でリアルタイムに見たままの質感や高精細感を忠実に再現する、高速画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。フルサイズイメージセンサーからの情報を高速処理するだけでなく、αレンズの描写を余すことなく引き出すディテールリプロダクション技術や、パンフォーカス撮影でも解像感を損なわない回折低減処理など、イメージセンサーに合わせた最適なチューニングを施すことで、圧倒的な質感描写による高画質を実現します。また、新たに開発した高速フロントエンドLSIも採用。「BIONZ X」を前段でサポートし、さらなる高速処理と高画質を実現するなどシステムとしても格段に進化しました。

■新開発の高速フロントエンドLSI
高画素化・高速化に対応するため、画像処理エンジン「BIONZ X」の画像処理のサポートを行う高速フロントエンドLSIを新開発。「BIONZ X」と連携し、中-高感度域でのノイズの少ない圧倒的な解像感と質感描写力をさらに向上しています。
■16bit画像処理/14bit RAW(圧縮)、14bit非圧縮RAWフォーマットに対応
イメージセンサー内でAD変換された14bitのデジタル信号を、フロントエンドLSIと「BIONZ X」のシステム内で一度16bit処理してから、RAW画像に14bit出力することで、より豊かな階調表現と高画質を実現します。さらに、優れた画像データを得られる14bit非圧縮RAWフォーマットにも対応。圧縮RAWフォーマットと非圧縮RAWフォーマットを用途に応じて選択できます。

■クリアなパンフォーカス撮影を可能にする回折低減処理
センサーの高画素化にともない、深い被写界深度で撮影する風景撮影などで課題となるのが回折現象です。画素サイズが小さくなるほど、また絞りを絞るほど顕著に現れるこの症状に対して、α99 llは回折低減処理を搭載。絞り値に応じたフィルター処理を適用することで、パンフォーカス撮影においても高い解像感を実現しています。さらに、レンズの光学性能を最大限に引き出せる光学ローパスフィルターレス仕様を生かし、質感描写を高めています。
■上質でクリアな高感度撮影を実現する、エリア分割ノイズリダクション
シーンに応じて平坦領域やエッジ領域など画像の特長を判別し、エリアごとに最適なノイズ低減処理とシャープネス処理を行うことで低照度環境下でも解像感を維持したままノイズを大幅に低減する「エリア分割ノイズリダクション」。「BIONZ X」ではさらにディテールリプロダクション技術と合わせて、高感度時でも従来以上に解像感を高めながら効果的にノイズを抑え、クリアで抜けの良い高感度画質を実現できるようになりました。
■αレンズの描写性能を余すことなく引き出す、ディテールリプロダクション技術
画像処理エンジン「BIONZ X」では、細部の質感描写が大幅に進化。信号処理プロセスにおけるディテールリプロダクション技術により、デジタル特有の輪郭強調を抑え、高い解像感による自然な立体感を再現。究極のリアリティーを追求しています。
Aマウント初の光学式5軸ボディ内手ブレ補正
■4240万画素の性能を最大限に引き出す、光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構
フルサイズ対応5軸手ブレ補正機構をAマウント用に新開発。焦点距離が長くなるほど起こりやすい角度ブレ(Pitch/Yaw)に加え、マクロ撮影時などに顕著に現れるシフトブレ(X/Y)、夜景撮影時や動画撮影時に目立つ回転ブレ(Roll)の5軸でブレを検出し補正します。高精度ジャイロセンサーが細かいブレを正確に検出して補正を行うことで、最高4.5段分の補正効果を実現。有効約4240万画素の高解像性能を最大限に引き出します。さらに、静止画撮影時と同様に動画撮影時でも5軸で手ブレを補正するため、精度の高い手ブレ補正を実現しています。


横線検出を含む専用位相差AFセンサーに対し、像面位相差AFセンサーは縦線を検出。さらに、像面位相差AFセンサーのカバーエリアは専用位相差AFセンサーのカバーエリアを包括しており、重なった79点は全点選択可能なハイブリッドクロス測距点として動作。
クロス測距を行うことで被写体パターンの影響を受けにくく、さまざまな被写体に素早くフォーカスを合わせることが可能です。

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■79点専用位相差AFセンサーと世界最多399点像面位相差AFセンサー
クロスセンサー15点を含む79点位相差AFセンサーの採用に加え、イメージセンサー上には399点像面位相差センサーを搭載し、測距エリアがα99比で約61%拡大。より広範囲・高密度にAF測距点が配置された「ハイブリッド位相差検出AF」システムが被写体を捉えやすくし、より自由な構図でのピント合わせを可能にします。 -
■2つの位相差AFセンサーによる高速・高精度なAF
新開発のハイブリッド位相差検出AFシステムが2つのセンサーからの情報を瞬時に処理し、被写体パターンの影響を受けにくいクロス測距を行うことで、優れた被写体捕捉能力を発揮。これにより高速・高精度AFを実現しています。 -
■トランスルーセントミラー・テクノロジーが実現させた追従性能
ミラー駆動がなく、常時AFが働き続けるトランスルーセントミラー・テクノロジーにより、ファインダー撮影はもちろん、ライブビュー撮影や動画撮影でも途絶えることなく常に被写体を捉え続けます。さらに、動体予測アルゴリズムを進化させたことで、より高い動体追従性能を実現。広いAFカバーエリアを生かしながら、一度捉えた被写体を逃さず追従し続けます。
■専用位相差AFセンサー単体でも15点クロス測距、中央はF2.8に対応
使用頻度の高い中央測距点では、専用位相差AFセンサー単体でも15点のクロス測距が可能。
さらに中央1点は高いピント精度を実現するF2.8対応のセンサーを重ねて配置することにより、シビアなピント精度が要求される大口径レンズ使用時でも高い合焦精度を実現しています。
■EV-4の低輝度環境にも対応する高精度なAF
AF時の低輝度限界はEV-4(中央のフォーカスポイント)を実現。暗いシーンを高感度で撮影するときも、高精度なAFを生かした撮影が行えます。
AF・AE追従最高約12コマ/秒の高速連写
高解像と高速連写を両立するために、データフローを刷新。イメージセンサーからの読み出しを高速化するだけでなく、画像処理においても画像処理エンジン「BIONZ X」をサポートするフロントエンドLSIを新開発し高速化を実現。さらに、高速レスポンスに対応するために新開発されたシャッターユニットも高速化に寄与。高速AFを実現する「ハイブリッド位相差検出AFシステム」との組み合わせにより、有効約4240万画素の高解像度を維持したまま最高約12コマ/秒のAF・AE追従高速連写を実現。圧倒的なスピードでの高解像撮影が可能になり、撮影者の表現領域を拡大します。

■表示タイムラグを限りなく低減するAF・AE追従 最高約8コマ/秒の高速ライブビュー連写
EVF/液晶モニターへの表示アルゴリズムの進化により、ライブビュー方式での最高約8コマ/秒高速連写が可能になりました。露出やホワイトバランスなどのカメラ設定がファインダー上に即時反映されるEVFのメリットはそのままに、アフタービュー方式に比べ、表示タイムラグを限りなく低減したことで、光学ファインダー(OVF)機に慣れている方も違和感なく連写撮影できます。高速ライブビュー連写は撮影シーンに合わせて、約8コマ/秒、約6コマ/秒、約4コマ/秒の3段階から選択可能です。
■大容量バッファー搭載による連写撮影後の即時再生
内部処理の高速化と内蔵メモリーの大容量化により、連続撮影後すぐに撮影画像を確認できるようになりました。再生画面では連写の書き込み残り枚数が表示されます。
■人工光源によるちらつきを低減「フリッカーレス撮影」
蛍光灯などの人工光源の点滅によるちらつき(フリッカー)を検知し、フリッカーによる影響が少ないタイミングで静止画撮影が可能。速いシャッター速度で撮影したときに、画像の上下で生じる露出や色合いの差、連続撮影時の露出や色合いのばらつきを低減します。
■ファインダー倍率0.78倍を実現したZEISS「T*コーティング」採用「XGA OLED Tru-Finder」
高解像度・高コントラストの有機ELパネルに加えて、接眼レンズには両面非球面レンズを含む4枚レンズによる光学系を採用した「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載。ファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5度)を実現し、隅々までクリアな映像を映し出します。さらにZEISS「T*(ティースター)コーティング」を採用し、覗いた際の映り込みも大幅に低減しています。また、接眼レンズの最前面にフッ素コーティングを施すことにより、指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても容易に拭きとれます。

両面非球面レンズを含む4枚レンズによる光学系を採用
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ファインダー倍率0.78倍を実現
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仕上がりイメージを確認可能
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拡大表示・ピーキング機能
■自由なポジションで撮影できる3軸チルト液晶モニター
縦位置、横位置を問わず、ハイポジションやローポジションなど自由なポジションで撮影が可能な3軸チルト液晶モニターを搭載。どんな体勢でもレンズの光軸付近に液晶モニターを配置でき、違和感なく構図チェックや調整が行えます。また、三脚や縦位置グリップ取り付け時も、モニターの位置や向きをフレキシブルに変更できます。

さらに磨き抜かれた操作性
■さまざまな設定をアサインし、撮影時に操作可能な「フロントマルチコントローラー」
α99に搭載されていた「サイレントマルチコントローラー」がさらに進化。静止画・動画撮影時に、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、露出補正、AFエリア、AFモードなどの多彩な設定を直感的に変更できるだけでなく、クリック切り換えスイッチが搭載されたことにより、操作時のクリック感を変更できます。ONの場合は操作量をクリック感で体感できるため、静止画撮影時などに便利です。OFFの場合は、これまで通り静かでスムーズな設定操作が可能で、動画撮影中に設定変更したい場合に最適です。

■さまざまな設定をアサインし、撮影時に操作可能な「フロントマルチコントローラー」
撮影者の操作やこだわりに応えるカスタマイズ機能も充実。AELボタン、ISOボタン、AF/MFボタン、カスタムキー、プレビューボタンなどを含め、使用状況や好みに合わせて機能を割り当てられるボタンを13個搭載。「APS-C/Super 35mm」や「ライブビュー表示」をはじめ、65項目の機能から登録可能で、よく使う機能を瞬時に呼び出せます。

タフな撮影に応える高い信頼性
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■厳しい環境下で使える防塵・防滴に配慮した設計
主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を施し、メディア・ジャックカバー、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることで2重構造化。ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施した、水滴やほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計です。タフな撮影環境での使用にも十分耐えられる信頼性を確保しています。 -
■軽量で堅牢性に優れたマグネシウム合金ボディ
過酷な環境下での使用にも耐えられる堅牢なボディを実現するために、トップカバー、リヤカバーに加えて、内部フレームにも軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性と軽量化を両立しています。また、ピント精度の安定性や優れた放熱性により、動画時の連続撮影時間の延長にも貢献しています。 -
■レリーズ耐久性約30万回の新開発シャッターユニット
高速レスポンスに対応するために、約30万回(電子先幕動作時)にもおよぶレリーズテストをクリアした高耐久性の新開発シャッターユニットを採用。高耐久性と12コマ/秒の高い連写性能を同時に実現しています。
Super 35mm(APS-Cサイズ相当16:9)時は画素加算のない全画素読み出しにより、4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約1.8倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、モアレやジャギーの少ない圧倒的な解像力を誇る4K画質を実現。さらに、フルサイズ領域での4K動画記録にも対応し、フルサイズの表現力そのままに高解像な4K動画を記録できます。表現や用途に合わせてSuper 35mmと35mmフルサイズを選択することが可能です。

■高ビットレート100MbpsのXAVC S(4K)フォーマット対応
プロ用に開発された4K/HD記録フォーマットXAVCを民生用途に拡張したXAVC Sフォーマットを採用。4K記録時は最大100Mbps、フルHD記録時にも60p/30p/24p記録で最大50Mbpsの高ビットレートで高画質記録が可能。高精細かつ圧縮ノイズの影響を抑えた映像表現を実現します。また、フレーム間の差分情報を用いて圧縮を行うフレーム間圧縮(Long GOP)方式を採用。動画圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264、音声記録方式としては非圧縮のリニアPCM、ファイル形式はMP4を採用しています。
■早回し・遅回し撮影を可能にする「スロー&クイックモーション」
クイックモーション(早回し)とスローモーション(遅回し)撮影が可能な新しい撮影モード「スロー&クイックモーション」を搭載。撮影フレームレートを1fpsから120fpsまでの8段階から選択でき、最大60倍までのクイックモーションと最大5倍までのスローモーションを最大50MbpsのフルHDで記録できます。クイックモーションは、太陽の動きや雲の流れなど事象の変化を短時間に圧縮し、時間の流れを強調して表現できます。
■プロフェッショナルの映像制作をサポートする動画撮影機能
本格的な動画撮影の現場に求められるさまざまな動画機能を搭載。ピクチャープロファイルやタイムコード、HDMIクリア出力をはじめ、S-Log収録時にモニタリングしやすいガンマ表示アシスト機能や露出合わせがしやすいゼブラ機能など、さまざまな動画撮影機能でプロフェッショナルワークフローを強力にサポートします。
また、編集時に役立つタイムコードの設定、ユーザービットの入力機能を搭載。タイムコードを使用して複数の動画ファイルを正確に同期させるなど、高度な映像編集が可能。業務用カメラでは一般的なSDI信号と同等の取り扱いをHDMIで行えます。
さらにHDMI同時出力に対応し、液晶画面だけでなく外部モニターでも同時に映像を確認できます。外部モニター上で確認する際には、情報表示をオフにすることが可能。また、外部レコーダーを使って、非圧縮動画をそのまま記録することが可能なため、後編集の自由度が格段に向上します。

