テーブルフォト・置き画特集

身の回りの小物や貴金属、料理などをキレイに撮影するためのアイテムが勢揃い。ワンランク上の美しさで、ブログやオークションなどの写真に差がつきます。

■ミニスタジオ撮影の基本セット

1.カメラ・レンズ
テーブルフォト・物撮りではマクロレンズが力を発揮します。また、予め機材を揃えておけば、最短撮影距離の短い広角レンズやコンパクトカメラ、スマートフォンでもハイレベルな写真が撮影できます。

●マクロレンズの特徴

・被写界深度(ピントの合う奥行)が浅く、前後のボケを活かしたアーティスティックな写真が撮影できる。
・絞り込んでもあまり深い被写体深度は得られないため、全体を鮮明に写すには少し被写体から離す必要がある。

●広角レンズ・スマートフォンなどの特徴

・被写体のすぐ近くまで寄せて撮影でき、被写界深度が深いため全体をくっきり写すことが可能。
・画面の端側やカメラの角度によって歪みが出やすく、被写体の配置には注意が必要。
照明を拡散させることで被写体全体を明るくし、影を緩和させます。照明の数や配置、背景の色を変えることで写真のイメージを大きく変えることができます。
部屋の照明では被写体に十分な光が届かないため、被写体の至近距離から照らす必要があります。光源の色温度が違うとホワイトバランスの調整が難しくなるため、2灯以上を使用する場合は同じものを複数用意するといいでしょう。
遠景と比べて近接撮影ではわずかなブレでも非常に目立ちます。手ブレを防ぎ、細部まで鮮明に撮影するためには、三脚が不可欠です。また撮影時にはリモコンやセルフタイマーを使用して、シャッターボタンを押す瞬間のブレも防ぐようにしましょう。

ミニスタジオ・撮影台

被写体をさらに引き立たせるには、背景の色も重要ポイントです

――グレー:明るさやホワイトバランスが調整しやすく、さまざまな被写体に合うシンプルな色です。

――黒:撮影物だけを引き立たせる効果があります。革製品や男物の装飾品、プラモデルなどに最適です。

――青:クールなイメージで撮影でき、清潔感や透明感を出したい撮影物に有効です。

――黄色:明るく清潔感のある色なので、食品や化粧品、花などにおすすめです。

――ピンク:可愛らしさを演出したい場合に。女性向けのアイテムやスイーツなどの撮影に向いています。

照明・ライティング

ライティング用品関連カテゴリ

  
  
  
  

■イメージ通りに撮影するには光源の位置が重要です

  • 上から照らす
    被写体全体に均一に光が行きわたり、ディティールをくっきりと写し出します。メニュー表の作成、商品やオークションに出品する品物の撮影に最適です。

  • 横から照らす
    被写体に落ちる影をコントロールし、立体感を引き立たせます。スケールモデル・フィギュアにおすすめ。左右に光源を用意すると、より光量を調整しやすくなります。

  • 前+後ろ・下から照らす
    ガラスやアクセサリなど、光が透き通ることでより魅力が増す被写体に。カーテン越しの窓の光を利用するのも有効です。前や上からも光を当てるのを忘れずに。



■照明の数による撮影イメージの違い

●1灯

一方からしか光が当たらないため、光の届かない部分や背景には濃い影が落ちてしまいます。
意図して極端な陰影を付けたい場合以外はおすすめしません。

●2灯

2方向からの光で影の出方をコントロールできるので、立体感を持たせたまま全体を明るくすることができます。

●3灯

被写体の隅々まで光を行きわたらせることができます。
良くも悪くもフラットな写りになりがちなので、光量を調整してメリハリを持たせると良いでしょう。

三脚

ぐっと近づけて、あるいは真上からといった構図が思いのまま。マルチアングル三脚

机などに取り付けて、接写撮影やテーブルフォトに使えるクランプとアームのキット