第20回北海道開拓の村撮影会 入賞作品

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[パステルな人] 花田 泰明
選評
人気のあるモデルさんで、応募作品も多く、それだけに激戦になりました。撮影会での引きの写真は難しいですが、顔ばかりでけでなく、足先までポーズが決まっていています。シンメトリーな線路も効果的で、背景もきれいにボケていて、完成された写真です。
特選
選評
撮影場所を意識させない、ポートレートです。ハイキーのなかの、ナチュラルな表情がなかな良いと思います。少し残念なのは、肌に色かぶりがある事です。ここまで、プリントができるのなら、色かぶりの修正にもチャレンジしてください。
選評
ローキー調のなかで、夕方の一瞬の光を上手く使いました。刻々と変わっていく陽が、顔のどの部分に当たった時が魅力的かを判断するのは、難しいものですが、適切な判断をしていると思います。フレーミング的にはポートレートらしいモデルの大きさの写真です。
選評
撮影場所の特色を生かした、ポートレートというより、人物写真です。影を利用し、若干コントラストを強めにして、空間を上手に処理しています。デジタルでのモノクロは難しいものですが、きれいなプリントです。ポートレートという括りに捕らわれずに、写真としても良い写真です。
公益社団法人 日本広告写真家協会 常務理事
公益社団法人 日本写真家協会 会員
[総評]
初めての撮影会会場「開拓の村」は、会場としては最高のロケーションでした。当日の天気も良く、良い作品が写せる条件が揃っていました。期待にたがわず、良い作品が沢山応募されてきました。撮影場所が良いだけに、場所の特色を写し込んだ作品も多く応募されてきました。
そうなると、引き気味の写真になるのですが、廻りとモデルさんのバランスが難しくなり、作品として破綻してしまう写真もありました。その中で、社長賞の花田さんの作品は、かなり引いた作品ですが完成度が高く、全部の作品のなかで、半歩前に出ていました。
2018年の札幌も、同じ場所だと思います。こんな良い場所で撮影会ができる北海道の皆さんは、羨ましい限りです。
