第2回としまえんモデル撮影会 入賞作品

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[初夏の光] 佐藤 啓司
選評
奇をてらう事の無い、オーソドックスなポートレートですが、モデルさんの表情もフレーミングも、逆光に輝くヘアーのシャッターチャンスも、ピントも、プリントも、お見事です。開放値の明るい望遠レンズを使いこなしています。写真力のレベルの高さは、相当なものです。
特選
選評
堂々たる、日の丸構図です。初心者にはやってはいけない構図と指導をするのですが、この作品は、モデルさんの表情にインスピレーションを受けたのでしょうか、広めの背景をボカす事で意味をもたせ、作品として成立しました。黄色い花の前ボケも効果的です。
選評
良くまとまった作品です。それだけに終わらないのは、柔らかいサイド光撮影での露出の上手さと若干ハイキー調のプリントの上手さです。少し明るめの顔と飛びそうで飛んでない白っぽいコスチューム等、この写真の良さは、プリントで見ないとわかりません。印刷でも、Webでもちょっと無理だと思います。写真はプリントです。
選評
全身の写真は難しいものですが、この作品はモデルさんの動きも、背景の処理も上手くまとめました。モデルさんの表情にあわせたのでしょうか、セピア調に仕上げたのも効果的です。同じモデルさんの写真を何枚か応募していただきましたが、この作品が一番惹かれました。
公益社団法人 日本広告写真家協会 常務理事
公益社団法人 日本写真家協会 会員
[総評]
東京のコンテストは、大激戦です。上位作品は甲乙つけがたいのですが、社長賞の佐藤さんは、モデルさんの表情といい、撮影テクニックといい、プリントといい、頭ひとつリードしていました。
野外でのポートレートは、モデルさんの背景を、どう処理するか?ボカしかた、切り取り方等が大切です。
入選、入賞の方達は、みなさん、そこを上手く処理しています。また、プリントがとてもきれいです。プリントの仕上げで作品は別のものになります。
デジタルで撮影は楽になりましたが、フィニッシュはアナログより難しくなったかもしれません。
