第4世代の革新。ソニー フルサイズミラーレス α7R IV
豊富なフルサイズEマウントレンズをラインアップ
「豊富なフルサイズEマウントレンズをラインアップ」をもっと見る有効約6100万画素裏面照射型CMOSセンサーを新開発
35mmフルサイズ初の有効約6100万画素裏面照射型CMOSセンサーを新開発し、圧倒的な描写力をフルサイズミラーレスで実現。新規シャッターユニット、衝撃吸収ダンパーや進化した手ブレ補正など、微細な振動も許されない高解像撮影を支えるために細部にわたって見直しました。
従来機「α7R III」比で約1.5倍の高画素を有しながら、イメージセンサーの裏面照射構造と効率的なノイズ処理により、低中感度域において「α7R III」と同等の高感度・低ノイズ性能を維持しています。また微細な振動にも敏感な高解像撮影をサポートするため、手ブレ補正アルゴリズムを強化し最高5.5段のボディ内5軸手ブレ補正効果を実現しているほか、シャッターチャージユニット構造の見直しにより衝撃吸収性能を高めています。
最新の画像処理システムの搭載により、低感度時は約15ストップ(静止画時)の広いダイナミックレンジを実現。常用ISO感度ISO100~32000 (拡張ISO50~102400 、静止画時)の広い感度域をカバーし、暗所や薄暗い場所での撮影でもノイズの少ない高精細な描写が可能です。また本機では、フルサイズ画角での撮影はもちろん、APS-Cモードでの撮影時も約2620万画素の解像度が確保できるため、ズームを生かして野鳥撮影やモータースポーツの撮影などに活用できます。
※35mmフルサイズイメージセンサー搭載デジタルカメラとして。2019年7月時点。ソニー調べ
ボディ内手ブレ補正機能を高精度に制御しながら、複数画像を撮影し、PC上で合成することで極めて高い解像感を持つ画像を生成するピクセルシフトマルチ撮影が進化しました。4枚に加え、本機では「α7R III」の4倍となる計16枚の画像の持つ約9億6320万画素分の情報から、約2億4080万画素(19008×12672)の画像生成が可能です。

高速・高精度・高追従のAF性能と高速連写
連写シーケンスを見直し、有効約6100万画素の高解像でありながら、最高約10コマ/秒のAF/AE追随高速連写を実現。さらにα7R IIIの1.5倍にバッファーメモリーを大容量化し、JPEG時・RAW時(圧縮)に約68枚、APS-C撮影時には約2620万画素でフルサイズ時より約3倍の連写持続性能を実現しています。
撮像エリアの約74%をカバーする567点の像面位相差検出AFセンサーを、新開発のイメージセンサー上に高密度に配置しています。コントラストAFが優位になる低照度環境下ではAF枠を425点に分割するなど、ピント合わせが難しいさまざまなシーンで被写体を高精度に捉えます。また、AFアルゴリズムの進化により、AF-SモードでのAF検出輝度範囲の下限値はEV-3(ISO100相当/F2.0レンズ使用)で、暗いシーンでも高精度な撮影が可能です。
色や模様、被写体との距離などの空間情報を高速に検出し、複雑な動きやスピードに緩急のある動体を高精度に認識し追尾し続けます。特に被写体が人物の場合は、AIにより瞳の位置情報を並行してリアルタイムに認識します。静止画に加え、動画撮影時にも有効です。また、メニュー画面にて「タッチトラッキング」を設定しておけば、捉えたい被写体をモニター上でタッチするだけで直感的な被写体選択が可能です。

人物にも動物にも動画にも対応する「リアルタイム瞳AF」
AIを用いてリアルタイムに瞳情報を検出し続ける「リアルタイム瞳AF」を搭載。動きのあるポートレートを撮影する際も、シャッターボタンを半押しの状態で高精度に瞳を追随し続け、そのままシャッターを切ることができます。さらに、新たに動物に対応したアルゴリズムを追加。これにより動物の瞳を高速・高精度に自動検出、追随します。また、動画撮影時にも人物のリアルタイム瞳AFを使用可能。リアルタイムトラッキングにより、カメラまかせの被写体追尾にも対応しています。
※人物と動物ではモードの切り換えが必要です。すべての動物が対象ではありません。また、動画撮影時のリアルタイム瞳AFは人物のみ対応しています。

より高次元に研ぎ澄まされた信頼性・堅牢性・接続性
UXGA OLED Tru-Finderを新たに搭載することで、α7R IIIに比べて約1.6倍の約576万ドットの圧倒的な解像度を実現。また、大容量Zバッテリー採用やグリップのホールド性向上、より防塵・防滴に配慮した設計など、さまざまなフィールドでの使用に耐える信頼性・堅牢性も実現。さらに、カメラ本体の無線LAN機能が進化し、従来の2.4GHz帯域に加え、新たに5GHz帯域での転送が可能な「11ac」規格もサポート。電波の干渉が少なくつながりやすいため、安定した高速データ通信が可能で、プロフェッショナルの現場でワークフローを効率化します。

プロフェッショナルの映像制作に対応する多彩な動画関連機能
■高解像4K動画記録
高解像度4K動画の本体内記録に対応。スーパー35mmフォーマット時は、画素加算のない全画素読み出しにより、4K映像に必要な画素数の約2.4倍の豊富な情報量を活用して4K映像を出力し、解像感が高く臨場感のある映像表現が可能です。4Kの記録フォーマットには、業務用映像制作に使用されているXAVCを民生用に拡張したXAVC Sを採用しており、最大100Mbpsの高ビットレートで高画質記録が可能です。
■プロの映像制作環境をフォロー
動画撮影時のAF性能が大幅に進化し、動画撮影時に求められるスムーズかつ安定したAFが可能になりました。動画撮影時のリアルタイム瞳AFに初めて対応し、高精度で自動的に瞳にピントを合わせ続けられるため、撮影者は構図を整えることに集中する事ができます。またS-Log2に加え、シャドウからミッドトーンにかけての階調特性を重視したS-Log3を搭載。S-Log3設定時は14ストップの広いダイナミックレンジを実現します。さらにHLG方式に対応し、視覚で捉えたイメージに近い輝度表現、コントラスト、色彩をもつ豊かな映像を残すことができます。
■MIシューにデジタルオーディオインターフェースを追加
MIシューのオーディオインターフェースをデジタル化することで、ノイズの少ない高音質のデジタル音声をカメラにダイレクトに伝送し録音することが可能となり、高画質な動画撮影と同時に高音質な音声記録を求めるビデオグラファーの要望に応えます。また、MIシュー経由でカメラ本体から給電が可能なため、マイク本体のバッテリーが不要となり、マイクとカメラ本体を組み合わせた際の大きさや重量が軽減されます。さらに、新たに発売するXLRアダプターキット「XLR-K3M」を用いれば、既存のXLRマイク製品を「α7R IV」にも使用することができます。