世界最小・最軽量フルサイズミラーレス SIGMA fpシリーズ

シグマから、世界最小・最軽量※の「ポケッタブル・フルフレーム」が登場。シンプルで拡張性に優れた「SIGMA fp」は、 “カメラが人に合わせる” というコンセプトに基づき、新しいカメラライフの楽しみを提供します。 ※2019年7月現在 シグマ社調べ
「ポケッタブル・フルフレーム」SIGMA fp / fp L (シグマ fpシリーズ)

SIGMA fpシリーズは35mmフルサイズベイヤーセンサーを搭載したコンパクトな筐体に、多彩な交換レンズやアクセサリを自由につけかえられる変幻自在な拡張性を実装。いつでもどこへでも持ち歩ける気軽さと、最高画質での本格的な撮影ができるスペックを、高い剛性と品位をもつボディに格納しています。
また、「いつでもどこでも、撮りたい時に撮れること」というコンセプト実現のためにメカシャッターレス構造を採用したことで、優れた静粛性を実現。限りなく無音に近いサイレント撮影や、高速撮影でもシャッターショックによる微細なブレまで排除した撮影が可能です。
撮影のシーンやスタイルの違い、静止画・動画といったジャンルの垣根に縛られることなく、この一台で、撮影と表現の自由と可能性をどこまでも広げることができます。

SIGMA fp Lの新機能

●SIGMA史上最高画素数 6100万画素

fp LにはSIGMA史上最高画素数となる有効約6,100万画素のベイヤーセンサーを搭載。高い解像感はもちろん、構造上高画素化が避けられないFoveonセンサー搭載カメラの開発を行ってきたSIGMAだからできる、高画素ならではの高精細な描写と豊かな色彩表現を実現しています。加えて、原理的に偽色が発生しないFoveonセンサーの画質を踏襲し、fp Lにはローパスフィルターを搭載することでモアレの発生を極小まで抑えています。このローパスフィルターの実装も、膨大な画素数を持つfp Lだからこその選択です。

●「クロップズーム」有り余るほどの画素数で画角を自由に

画素数が多いということは、大胆な拡大や切り取りにも耐えられるということ。SIGMAは高画素機の一面をこのように捉え、fp LにはSTILLモード・CINEモード共通で使えるクロップズーム機能を搭載しました。有効約6,100万という有り余るほどの画素数を活かし、最大の5倍ズームではFHDの解像度で記録することができます。純粋なクロップによるズームのため、デジタル補完による画質の劣化もありません。さらに、タッチパネル式LCDモニターを利用し、ピンチアウトによる直感的なズーム操作も可能です。

●コントラスト + 像面位相差 ハイブリッド AF

高精度なコントラストAFに加え、fp Lには速度に優れた像面位相差AFを採用。ハイブリッドAFにより、高精度・高速かつ動体への追従性も高い快適なオートフォーカス撮影を、静止画でも動画でも楽しむことができます。

●カメラ起動中の USB 給電に対応

fp Lはカメラ起動中のUSB給電に対応。屋外などコンセントのない環境でも、モバイルバッテリーなどを用いて給電しながら途切れなく撮影することができます。ウェブカメラとして使う場合はPCとUSB接続をするだけで、映像と音声の入力と同時にPCからの電源供給も行えるため、バッテリー切れの心配なく長時間の使用が可能です。

SIGMA fp 使うシーンに制約なくフルサイズ画質を楽しめる世界最小・最軽量フルサイズ

フルサイズセンサー

裏面照射型の35mmフルサイズ有効2460万画素のベイヤーセンサーを搭載。高画質な静止画・動画撮影が可能です。
大型ヒートシンク

業務用シネマカメラなどに採用される放熱板に着想を得た大型のヒートシンクをLCDとボディの間に搭載。さらに外観に施された放熱塗料により、高い放熱性を実現しています。高気温下や長時間の撮影でもオーバーヒートが抑制されることで、安定した動画撮影が可能です。
防塵防滴構造

カメラ本体の42ヶ所に防塵防滴用シーリングを採用。防塵防滴構造のレンズと組み合わせることで、雨天や砂の舞う環境など様々な条件下での撮影が可能です。
ストラップ金具に三脚と共通のネジを採用

ボディ両側面のストラップホルダには、三脚と共通の1/4インチサイズのネジとネジ穴が採用されています。金具を外して縦位置で三脚に設置できたり、底面のネジ穴に金具を付ければストラップを縦持ち用に付け替えたりと、使い方の幅が広がります。

充実したアーティスティックな画像・映像表現


Fill Light機能

SIGMAの独自現像ソフトSIGMA Photo Proにのみ搭載されていた「Fill Light」機能をカメラ本体に搭載。Fill Light機能を使うと、画像の明るい部分の露出を変えることなく、暗い部分にライトを追加するように明るさを調整することができるので、露出調整ではコントロールしづらい部分の表現を作りこむことができます。調整範囲は従来の±2.0から±5.0に拡張され、より細かい調整が可能になりました。

トーンコントロール・カラーモード

トーンコントロールメニューには、従来のオート強・弱の2つの設定に加え、マニュアル設定を採用。トーンカーブを任意に設定できるようになりました。カラーモードメニューには「効果」スライダーを初搭載。各効果の強調具合を±5の11段階から設定でき、カラーモードの効果の微調整が可能です。さらにボディにはトーンコントロール・カラーモードのそれぞれのメニューに素早く移行できる「TONE」ボタン、「COLOR」ボタンを採用。充実した調整機能と操作部により、カメラ内の操作だけで画像・映像の作りこみが楽しめます。

先進的な画像・映像生成機能


HDR撮影

電子シャッターの特性を活かし、静止画では3コマ、動画では2コマを異なる露出で1度に撮影・合成することで、通常の撮影では得られない広いダイナミックレンジを持つ静止画・動画を生成できます。

Cinemagraph機能

画像と映像のハイブリッドなGIFアニメーション「Cinemagraph(シネマグラフ)」が生成できる機能を搭載。写真の一部が動き続ける、独特な作品をカメラ内だけで作ることができます。

顔/瞳優先AF機能

人間の瞳をカメラが検出し自動的にピントを合わせる顔/瞳優先AF機能を搭載。被写界深度の浅い大口径レンズを使ったポートレート撮影でも、瞬時かつ正確に人物の瞳にピントを合わせることができます。

フォーカスピーキング機能

ピントが合った被写体の輪郭部分を色付きの線で強調するフォーカスピーキング機能を搭載。マニュアルフォーカス時のピント合わせをアシストします。

本格的な映像制作に対応


ディレクターズビューファインダー機能

シネマカメラによる画角や見え方をシミュレーションできるディレクターズビューファインダー機能を搭載。映像制作現場で使用されている主なメーカーのカメラでの設定が可能です。ARRI ALEXA LFやRED MONSTRO 8Kといった最新ラージフォーマットカメラにはもちろん、フィルムカメラ、アナモルフィックレンズにも対応しています。

動画RAWデータ記録に対応

業務用シネマカメラを除く、ミラーレスカメラにおいて初となる12bit CinemaDNGフォーマットの外部記録に対応。最大4K UHD/24fpsでの収録が可能なため、映画制作にも耐えうる映像データが得られます。ALL-I(オールイントラ)記録にも対応しているので、高画質を保ちつつファイル容量を削減することで、軽いデータでの記録や編集も可能。映像の用途に合わせたフォーマットで収録することができます。

業務用シネマカメラに準じた専用機能

Cineモードでは業務用シネマカメラに準じた各種専用機能を搭載しています。例えばシャッター角度表示や、露出や色情報の波形表示機能、ゼブラパターン表示機能など、従来の撮影機材同様に使用できる機能や画面表示を実装しています。
StillモードとCineモードをシームレスに移行可能

ダイヤルやQS(クイックセット)ボタンを使ったSIGMA独自の操作感はそのままに、SIGMA fpでは操作系と画面表示をStillモードとCineモードそれぞれに完全対応。専用のスイッチにより切り替えることで2つのモードを自由に行き来できます。静止画用・動画用といった従来のカメラの垣根を越えた、新たな撮影体験を可能にします。


Lマウントを採用

Lマウントはショートフランジバック、大口径、高耐久性を特徴とする、ミラーレス機に最適化されたマウントです。 SIGMA・ライカ・パナソニックの3社がLマウントアライアンスを締結。Lマウントを共通規格としたカメラシステムを開発しているため、SIGMA fpにはSIGMAのレンズだけでなくライカやパナソニックの各種Lマウントレンズを使用することができます。Lマウントでは、メーカーの垣根さえ越えた、かつてないほどの拡張性と可能性を持った撮影システムが構築できます。

SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21

SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21は、SIGMA SAマウント用交換レンズ、およびSIGMA製キヤノンEFマウント用交換レンズをLマウント採用のカメラボディで使用するためのコンバーターです。MC-21を装着することで、Lマウントカメラおよびレンズの互換性と選択の自由度を高め、Lマウントシステムの拡張性を大きく向上させます。