世界最小・最軽量のコンパクトフルサイズミラーレス ソニー α7C

フルサイズミラーレスα7シリーズに、"Compact"をコンセプトにした新モデル「α7C」が登場。世界最小・最軽量※1、約509g※2のコンパクトなボディを実現しました。かつてない小型・軽量ボディながら、ほしい機能はしっかり搭載。高画質、オートフォーカス性能、動画性能など、ソニーが持つフルサイズの妥協のない性能をどこへでも持ち運ぶことができます。

※1 光学式ボディ内手ブレ補正機構搭載のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとして。2020年9月時点。ソニー社調べ
※2 バッテリーとメモリーカードを含む

フルサイズの妥協なき性能を搭載したコンパクトミラーレス

■APS-Cセンサーαシリーズに匹敵する小型軽量ボディを実現


■キットレンズも刷新し、ボディとの組み合わせでも世界最軽量のシステムを実現

α7Cのコンパクトさを最大限に生かすために、キットレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」も新開発。世界最小・最軽量となる約167gを実現し、ボディと組み合わせたときにも小型・軽量システムを実現しました。静止画はもちろん、動画撮影にも最適な設計が施されているので、キットレンズ1本で、機動力を生かしたさまざまな表現を楽しめます。
  

■有効約2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型センサーとBIONZ Xを搭載

35mmフルサイズ裏面照射型「Exmor R」CMOSセンサーと画像処理エンジンBIONZ Xにより、高い解像性能や暗所性能、色再現の向上を実現しました。また、最高常用ISO感度51200により、解像感とノイズ低減を両立。ダイナミックレンジも約15ストップを実現しています。有効約2420万画素のフルサイズセンサーにより、あらゆる被写体は撮影シーンにおいて高い表現力が手に入ります。

■α7Cに最適化された最大5.0段分の光学式5軸ボディ内手ブレ補正

α7Cのコンパクトボディに最適化された高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載し、手ブレ補正アルゴリズムを最適化することで、最大5.0段の補正効果を実現。静止画撮影中の手ブレ補正効果はライブビュー映像で確認できるため、望遠撮影時やマクロ撮影時でも快適にフレーミングやピントを合わせられます。さらに、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、マウントアダプターを介して装着可能なさまざまなレンズによる撮影にもボディ内手ブレ補正を使用可能。また、動画撮影時も5軸の手ブレ補正をします。

決定的瞬間を逃さないAF性能

■被写体を瞬時に捉えて離さない“4Dフォーカス”に対応

コンパクトボディでありながら、α9をはじめとしたプロフェッショナル機にも搭載されている“4Dフォーカス”に対応。広い範囲にすばやくしっかりフォーカスし続けることで、ピント合わせが難しいさまざまなシーンで被写体を瞬時に捉えます。

■広い範囲の被写体をしっかり捉える

撮像領域の約93%をカバーする693点の像面位相差検出AFセンサーに加え、コントラストAF枠を425点に多分割化。高密度に配置されたAF測距点により、高い検出精度を実現しており、ピント合わせが難しいシーンでも広範囲・高密度に配置されたAFセンサーが被写体を高精度に捉えます。


■カメラまかせで被写体を自動で追い続ける「リアルタイムトラッキング」

AIを活用した「リアルタイムトラッキング」を搭載。静止画・動画を問わず、狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しするだけで、カメラまかせで自動で追い続けます。AF時の顔/瞳優先を「入」にしておけば、被写体が人物の場合、リアルタイムに顔/瞳情報を検出し続け、被写体の状況に応じてフォーカス枠を変化させます。また、カスタムキーに「押す間トラッキング」を割り当てれば、狙ったタイミングで追尾を開始することも可能。また、「タッチトラッキング」を設定しておけば、狙いたい被写体をモニター上でタッチするだけで追尾できます。


■瞳を捉え続ける「リアルタイム瞳AF」

AIを用いてリアルタイムに瞳を追いかけ続ける、「リアルタイム瞳AF」を搭載。AF時に「顔/瞳優先」を設定しておけば、カスタムキーだけでなく、シャッターボタンの半押しやAF-ONボタンを押した際にも瞳AFが作動します。さらに、リアルタイムトラッキング技術との併用により、動く被写体の瞳を高精度に捉えます。動きのある写真を撮影する際も、シャッターボタンを半押しした状態で高精度に瞳を追い続け、そのままシャッターを切ることができます。
また、「リアルタイム瞳AF」が動物の瞳にも対応し、高速・高精度に自動で追い続けます。これまでフォーカス枠をピンポイントに合わせることが難しく失敗しがちだった動物の撮影や、ペットの愛らしい瞳が格段に撮影しやすくなりました。


■最高約10コマ/秒のAF/AE追随高速連写と、最大223枚の連写を実現

最新のシャッターチャージユニットの採用に加え、画像処理システムの進化により、最高約10コマ/秒のAF/AE追随高速連写を実現。また、ライブビュー方式による最高約8コマ/秒の高速連写も可能です。連写中のファインダーや液晶モニターへの表示タイムラグを低減し、動きの激しい被写体でも安定してフレーミングできます。バッファーメモリーの大容量化やシステムの高速化、UHS-II対応のカードスロットの採用により、JPEG(ファイン)で約223枚、圧縮RAWは約115枚、非圧縮RAWでも約45枚の連続撮影を実現しました。


動画撮影も4Kでキレイ

■4K高画質で動画をキレイに撮影できる

フルサイズ領域で画素加算のない全画素読み出しで、4K映像に必要な画素数の約2.4倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力。モアレやジャギーの少ない高い解像力の4K動画画質で撮影が可能。さらに画像処理システムの進化により、中高感度域においても優れた画質性能を発揮します。表現や用途に合わせてフォーマットをフルサイズとSuper 35mmから選択可能。4Kの記録フォーマットにはXAVC Sを採用し、最大100Mbpsの高ビットレートでの高画質記録に対応しています。


■黒つぶれや白とびを抑えたリアルな映像が楽しめる

HDR対応のピクチャープロファイルとしてHLG(Hybrid Log-Gamma)を搭載。HDR(HLG)対応テレビなら、カラーグレーディングをせずに黒つぶれや白とびを抑えたリアリティーある映像が楽しめます。また、従来に比べて広色域のBT.2020カラースペースに対応しています。4種類の設定値を搭載し、シーンに合わせた使い分けができます。


■思い通りの色再現ができるS-Log3

S-Log2に加えて、シャドーからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視したS-Log3を搭載。S-Log3設定時は、14ストップの広い再現域を確保。色域は、S-Gamutの色再現性を改善したS-Gamut3や、ネガフィルムに近づけて設計されたS-Gamut3.Cineにも対応。デジタルシネマの色域であるDCI-P3より若干広く設定されたS-Gamut3.CineとS-Log3を組み合わせれば、DCI-P3や709ビデオカラースペースをターゲットにしたカラーグレーディングでの色調整が容易です。


左:S-Gamut3.Cine/S-Log3 右:カラーグレーディングされた映像



■動画撮影時のピント合わせも簡単に

動画撮影時もファストハイブリッドAFに対応し、動きの速い被写体に対してもスムーズで迷いのないピント合わせができます。静止画とほぼ同じAF範囲をカバーし、広範囲・高密度なAFが被写体を捉えて離しません。AFトランジション速度設定、AF乗り移り感度設定にも対応し、撮影者の意図に合わせたフォーカス表現が可能です。


■動画撮影でも瞳を追いかける「リアルタイム瞳AF」(人物)

動画撮影中も人物の瞳を認識し、追い続けることができます。高い精度で自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影時に構図に集中できます。静止画同様にリアルタイムトラッキング技術との併用により、画面内の任意の場所にいる人物を自動追尾し、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFで追いかけることが可能です。動画でも「タッチトラッキング」や瞳の「左右選択」にも対応しています。
※ 動画撮影時のリアルタイム瞳AFは、動物には対応していません

■遅回し・早回し撮影ができる「スロー&クイックモーション」

スローモーションとクイックモーション撮影が可能な撮影モード「スロー&クイックモーション」を搭載。撮影フレームレートを1fpsから120fpsまでの8段階から選択でき、最大60倍までのクイックモーションと、最大5倍までのスローモーションを最大50MbpsのフルHDで記録できます。記録時のフレームレートは24p、30p、60pから選択可能。また、ポストプロダクションなしで撮影直後でもスロー効果やクイック効果をチェックできます。


快適に使える便利機能

■最大740枚撮影可能なスタミナ性能

高容量の「NP-FZ100」を採用することで、液晶モニター使用時で740枚、ファインダー使用時で680枚の撮影が可能です。また、最大4個のバッテリーを収納できるマルチバッテリーアダプターキット「NPA-MQZ1K」やUSB給電にも対応し、長時間撮影をしっかりサポートします。

■タッチ操作に対応したバリアングル液晶モニター

「タッチトラッキング」に対応したバリアングル液晶モニターを搭載。シャッターボタンに手が届きにくいハイアングルでの撮影や、地面すれすれのローポジションでの撮影時でも、画面上でフォーカスしたい被写体をタッチすれば、精度よくスムーズに被写体へのピント合わせが可能です。

■約235万ドット「XGA OLED Tru-Finder」搭載

有機ELを採用した約235万ドットの「XGA OLED Tru-Finder」を搭載。XGAの高解像度と自発光方式ならではの忠実な黒を再現する高コントラストで、被写体の細部まで表示します。また、ファインダーフレームレートを「標準(60fps)」「高速(120fps)」から選択できます。

■よく使う機能を登録できるマイダイヤル設定

よく使う機能を後ダイヤルとコントロールホイールにそれぞれ割り当てて、その組み合わせを「マイダイヤル」として3つまで登録できます。登録した「マイダイヤル」は、あらかじめ設定したカスタムキーを押すことで、すばやく呼び出したり、切り換えたりできます。

■ファンクションボタンのカスタマイズ性がアップ

Fn(ファンクション)ボタンで呼び出す機能を、静止画と動画撮影時でそれぞれ分けて登録できます。また、ボタン配置や機能を自分好みに変えられるカスタマイズ機能が充実。115種類の機能を7個のカスタムボタンに登録可能です。静止画撮影時用、動画撮影時用、再生時用とそれぞれのモードごとに異なる機能を割り当てることもできます。

■使いたい機能がすぐに見つかるマイメニュー

頻繁に使うメニュー項目を最大30個までカスタマイズ登録できる、マイメニュー登録機能を搭載。使用頻度の高い順に入れ換えたり、使用しなくなった項目の削除も可能なので、自分の使いかたに合わせて最適なメニューを作成できます。

■タフな環境でも負けないフルマグネシウム合金ボディ

過酷な環境下での使用にも耐えられる堅牢なボディを実現するため、トップカバー、フロントカバー、 内部フレームに加えて、リアカバーにも軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性と軽量化を両立しています。

■ほこりや水滴に強い防塵・防滴に配慮した設計

主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を施し、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることで2重構造化。ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施し、ほこりや水滴が浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計により、厳しい環境下での撮影を可能にしています。