写真と映像の新次元へ プロフェッショナルミラーレス ソニー α1 登場

ソニーより、新次元のスピードと高い解像力を両立したプロフェッショナル向けフルサイズミラーレス一眼最新モデル「α1」が登場。常に進化を続けるプロの撮影表現の可能性をさらに広げ、撮影の要求、創造性に応えます。
フォトヨドバシ SONY α1 実写レポート
【ミラーレス専用設計レンズの最高峰、G Masterレンズ】
SEL35F14GM
[Gマスター 35mm F1.4]

高い近接撮影能力と美しいぼけ味を生かした豊かな表現、静止画・動画を問わず高レベルな描写をサポートするAF性能を備え、幅広いシーンで活躍する大口径広角単焦点レンズ。

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SEL1224GM
[Gマスター FE 12-24mm F2.8 GM]
ズーム全域開放F値2.8で世界最広角12mmをカバー。これまでにないダイナミックな表現が可能で、映像クリエイターの要望にも応える操作性と信頼性を備えています。

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SEL2470GM
[Gマスター FE 24-70mm F2.8 GM]
超高度非球面XAレンズの採用により、ぼけ味を損なうことなく高い解像性能を発揮。汎用性が高く、絞り開放時でも画面の隅々まで高解像でシャープに描写します。

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SEL600F40GM
[Gマスター FE 600mm F4 GM OSS]
最新の設計により、高速・高精度・高追従AF性能と解像性能を両立。スポーツや野生動物、報道などの撮影現場において、躍動的かつ決定的な瞬間を高画質に収めたいというプロの要望に応えます。

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誰も見たことのない新次元の映像表現へ

■50.1megapixels×30fps

高解像と圧倒的なスピードを高次元で両立する新開発有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーと、従来比最大約8倍の高速処理が可能な新画像処理エンジン「BIONZ XR」を採用。
有効約5010万画素の高解像でありながら、ブラックアウトフリーで最高約30コマ/秒のAF/AE追随高速連写が可能となり、これまで撮り逃していたコマ間の一瞬の動きも、より確実に捉えることができます。メモリーの大容量化やシステムの高速化で、30コマ/秒連写ではJPEGで約165枚、もしくは圧縮RAWで約155枚、20コマ/秒連写ではJPEGで約400枚の連写持続性能も実現しました。

■無音・無振動の電子シャッター

イメージセンサーからの高速読み出しに加え、大容量バッファメモリーとBIONZ XRの高速処理性能により、高画素ながら電子シャッターでも「α9 II」比で約1.5倍、動体歪みを抑えた静止画8撮影が可能になりました。緊張が高まるスポーツシーンや野生動物の撮影など、シャッター音を伴う撮影が憚られるような場面でも、無音・無振動で解像感への影響がなく高画質に撮影ができます。最高1/32000秒のシャッター速度も実現し、高速シャッターが露出の自由度を高めてNDフィルターがなくても高輝度環境に柔軟に対応できるなど、撮影領域がさらに広がります。

■1/400秒 フラッシュ同調速度のデュアル駆動式シャッター

フラッシュ同調速度1/400秒を実現し、躍動感溢れる動きを鮮明に切り出すことができます。日中の明るいシーンで、動く被写体にフラッシュ発光で立体感を与えたい時などに便利です。新開発デュアル駆動式シャッターはバネと電磁駆動アクチュエーターの両方の力を利用し、またカーボンファイバー製のシャッターカーテンを用いることで、高い堅牢性と軽量化の両立を実現しています。

■高解像度撮影のさらなる画質進化

最新の画像処理システムの搭載により、有効約5010万画素の高解像ながら、低感度時は約15ストップの広いダイナミックレンジを実現します。拡張ISO50-102400の広い感度域で、暗所や薄暗い場所での撮影でもノイズの少ない高精細な描写が可能です。

また、ピクセルシフトマルチ撮影もさらに進化。計16枚の画像の持つ約7億9626万画素分の情報から、約1億9900万画素(17,280×11,520)の画像生成が可能です。ピクセルシフトマルチ撮影時は1/200秒のフラッシュ同調速度の使用が可能で、ブレを抑えたり、明るい屋内で美術品や物撮り撮影でも使用できるようになるなど、より幅広い撮影環境で使うことが可能になりました。

■5.5段光学式5軸手ブレ補正を内蔵

高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載し、さらに手ブレ補正アルゴリズムの最適化を行うことにより、有効約5010万画素の高解像性能を最大限引き出します。動画撮影時には、光学式5軸手ブレ補正アクティブモードにより、手持ち撮影を強力にサポートします。ポストプロダクション時にPCアプリケーション「Catalyst Browse(カタリストブラウズ)」または「Catalyst Prepare(カタリストプリペア)」を用いれば、撮影時の手ブレ補正メタデータを利用した高精度な手ブレ補正機能を活用できます。

■高速・高精度・高追従AFがさらに進化

撮像エリアの約92%をカバーする、高密度かつ広範囲に配置された759点の像面位相差AFセンサーが被写体を高速・高精度に追随するため、撮影者は構図に集中できます。リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRにより、検出能力が「α9 II」比30%向上したリアルタイム瞳AF(人物)を用いれば、角度のある横顔や上向き、下向きの顔でも、高精度に自動的に瞳にフォーカスを合わせ続けられます。


■120回/秒演算×AIで確実に被写体を捉える

最大120回/秒の演算によるAF/AE追随の仕組みと、本機に合わせたAFアルゴリズムのチューニングにより、速度変化に緩急のある被写体や、フレーミングが難しい被写体に対する追随安定性と精度が向上。高い精度でAF追随し続けます。また、 AIを活用した「リアルタイムトラッキング」を搭載。ソニー独自の物体認識アルゴリズムにより、色、模様(輝度)、被写体距離(奥行き)からなる空間情報のリアルタイム高速処理を実現。さらに、高度な物体認識技術を用いて瞳を捉え続けるリアルタイム瞳AFが、人物および犬・猫を中心とした動物の瞳はもちろん、新たに鳥の瞳の認識にも対応しました。



次世代を見据えた革新の動画性能



■α初、8K 30pの動画記録に対応

新開発フルサイズイメージセンサーの高速読み出しと大容量データのリアルタイム処理に優れた映像処理性能により、4:2:2 10bitでの4K 120p動画記録に加え、4:2:0 10bitでの8K 30p動画記録に対応。8.6Kオーバーサンプリングによる、リアリティー溢れる圧倒的な解像性能を実現。α1の優れたAF性能、階調・色再現性との組み合わせで、高解像8Kならではの映像表現を提供します。

■CineAltaカメラの開発で培った画作り「S-Cinetone」を搭載

映像制作用CineAltaカメラ「VENICE」の開発を通じて培った画作りS-Cinetone(エスシネトーン)を搭載しています。人肌の中間色の表現力を高め、色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンで撮影できます。S-Log3/S-Gamut3にも対応し、ポストプロダクション時の業務用カメラとの高い親和性を実現します。S-Log3設定時には、15+ストップの広いダイナミックレンジで、諧調豊かな映像を撮影することができます。

■多彩な動画フォーマットへの対応

圧縮方式においては、従来のLong GOPに加え、フレーム単位で圧縮し高画質記録を行いスロー&クイックモードでの撮影時は最大1200Mbpsの記録ビットレートとなるAll-intra(XAVC S∸I撮影時)方式や、高効率圧縮コーデックのMPEG-H HEVC/H.265を採用したXAVC HSに対応しています。高い圧縮効率により、同じファイルサイズの場合、従来よりも高画質に記録できます。

■温度上昇に配慮した放熱設計

撮影中の温度上昇を抑制するため、イメージセンサーから画像処理エンジン、各種回路設計すべてにおいて細やかな制御を行うことで、低消費電力を実現しています。また、カメラの内部構造やパーツを新たに設計し、イメージセンサーや画像処理エンジンの駆動に伴う熱を効果的に分散し放熱させることで、約30分の高精細8K30p動画記録を可能にします。

■映像制作をサポートする充実の性能

・画素加算のない全画素読出し5.8Kによるオーバーサンプリング4K(Super35mm)記録に対応。

・カメラから対応機器への16-bit RAW映像の出力がHDMIケーブル経由で可能。

・高音質録音が可能なデジタルオーディオインターフェースに対応したマルチインターフェースシューTMを搭載し、XLRアダプターキット「XLR-K3M」との組み合わせでは4CHや24bitでの音声収録を実現。


プロの撮影現場を支える信頼性、操作性

■240fps対応の電子ビューファインダー

最高30枚/秒の高速連写時にも、まるで肉眼で見ているかのようにシームレスに被写体を捉えることができる、240fpsの頻度で表示可能な電子ビューファインダーを搭載。
約944万ドット(Quad-XGA)・大型0.64型有機ELディスプレイを採用し、0.90倍のファインダー倍率(対角視野角:約41度)やハイアイポイント(約25mm)、周辺部もシャープな接眼レンズ光学設計により、隅々まで高い視認性を実現します。またBIONZ XRと電子ビューファインダーの高速処理性能により、ファインダー内で被写体の動きをより滑らかに表示することができるため、動体撮影時も被写体を追いやすくなりました。

■プロのワークフローのさらなる効率化に貢献

本体内蔵でWi-Fi 802.11ac 2×2 MIMOに対応し、業界トップクラスの転送速度を実現。α9 II比で高速通信性能が2倍以上向上しました。
外付けのWi-Fiアダプターが不要なため、ミラーレスの小型ボディを生かした機動力を発揮します。これにより、報道・スポーツ系のFTP転送や、スタジオでの無線テザー撮影などで高速かつ安定した静止画・動画のデータ転送が可能です。また、1000BASE-Tに対応した有線LAN端子や、SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2)対応のUSB Type-C(R)端子を搭載。データ転送はもちろんリモート撮影時も安定した通信を実現します。
USBテザリングに対応し、「Xperia PRO」などの5G(第5世代移動通信)ミリ波帯対応デバイスと本機をUSB接続すれば、5G通信を活用した高速かつ安定したFTPファイル転送も可能です。

■多様な現場での使用を想定し信頼性を強化

・次世代記録メディアCFexpress Type AカードとSDXC/ SDHCカード両方に対応したスロットを2基搭載。

・USB Power Delivery対応による給電および高速充電を実現。

・フィールドでの使用を想定し、強化したセンサークリーニング機能と防塵防滴に配慮した設計。

・イメージセンサー上のホコリ除去性能を向上したアンチダストシステムと電源オフ時のシャッタークローズ機能に対応。

・約50万回の高耐久メカシャッター搭載。

・耐久性や汎用性の高いHDMI Type-A端子搭載。


α1 撮影サンプル

FE 24-70mm F2.8 GM
F6.3,1/6400秒,ISO1600

FE 600mm F4 GM OSS + 1.4X Teleconverter
F5.6,1/2500秒,ISO1250

FE 24-70mm F2.8 GM
F5.6,1/100秒,ISO100

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