本屋大賞 特集

本屋大賞
今回で第22回目となる本屋大賞。一次投票を昨年12月1日より本年1月5日まで行い、全国の488書店、書店員652人の投票がありました。
その集計の結果、上位10作品が「2025年本屋大賞」にノミネート。栄えある大賞作品は2025年4月9日(水)に決定しました!
本屋大賞は、2004年からはじまった新刊書の書店で働く書店員の投票によって決まる賞です。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票されます。毎年話題になり、大賞やノミネート作品は、映画やドラマなどで映像化されるほど、今注目されている賞です。
2025年本屋大賞 大賞は『カフネ』
【2025年 大賞】『カフネ』阿部暁子

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添っている。法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

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2025年本屋大賞 ノミネート作品

【2025年 大賞】『カフネ』

阿部暁子

【2位】『アルプス席の母』

早見和真

【3位】『小説』

野崎まど

【4位】『禁忌の子』

山口未桜

【5位】『人魚が逃げた』

青山美智子

【6位】『spring』

恩田陸

【7位】『恋とか愛とかやさしさなら』

一穂ミチ

【8位】『生殖記』

朝井リョウ

【9位】『死んだ山田と教室』

金子玲介

【10位】『成瀬は信じた道をいく』

宮島未奈

翻訳小説部門 1位は『フォ-ス・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』
【翻訳小説部門 1位】『フォ-ス・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』レベッカ・ヤロス(著) / 原島文世(訳)

竜の騎手たちが魔法の力で守る国ナヴァール。書記官を目指していた二十歳のヴァイオレットは、軍の司令官である母親の命令で、バスギアス軍事大学で騎手を目指すことに。だがそこは、入学者の大半が過酷な訓練で命を落とす、死と隣り合わせの場所だった!彼女は所属する第四騎竜団(フォース・ウィング)の冷酷で有能な団長ゼイデンにも命を狙われることに。ヴァイオレットを待ち受ける極限状態での恋、友情、そして命懸けの戦いの行方は―。

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【翻訳小説部門 2位】白薔薇殺人事件

クリスティン・ペリン(著) / 上條ひろみ(訳)

【翻訳小説部門 3位】別れを告げない

ハン・ガン(著) / 斎藤真理子(訳)

発掘部門「超発掘本!」は『ないもの、あります』
【発掘部門「超発掘本!」】『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會

よく耳にするけれど、一度としてその現物を見たことがない。そういうものがこの世にはあります。たとえば「転ばぬ先の杖」。あるいは「堪忍袋の緒」。こういうものは、どこに行ったら手に入れられるのでしょうか?このような素朴な疑問とニーズにお応えするべく、わたくしどもクラフト・エヴィング商會は、この世のさまざまなる「ないもの」たちを、古今東西より取り寄せて、読者の皆様のお手元にお届けします。

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▼過去の大賞作品はこちら

本屋大賞 歴代大賞作品

【2024年 大賞】『成瀬は天下を取りにいく』

宮島未奈

【2023年 大賞】『汝、星のごとく』

凪良ゆう

【2022大賞】『同志少女よ、敵を撃て』

逢坂冬馬

【2021大賞】『52ヘルツのクジラたち』

町田そのこ

【2020大賞】『流浪の月』

凪良ゆう

【2019大賞】『そして、バトンは渡された』

瀬尾まいこ

【2018大賞】『かがみの孤城』

辻村深月

【2017大賞】『蜜蜂と遠雷』

恩田陸

【2016大賞】『羊と鋼の森』

宮下奈都

【2015大賞】『鹿の王』

上橋菜穂子

【2014大賞】『村上海賊の娘』

和田竜

【2013大賞】『海賊とよばれた男』

百田尚樹

【2012大賞】『舟を編む』

三浦しをん

【2011大賞】『謎解きはディナーのあとで』

東川篤哉

【2010大賞】『天地明察』

冲方丁

【2009大賞】『告白』

湊かなえ

【2008大賞】『ゴールデンスランバー』

伊坂幸太郎

【2007大賞】『一瞬の風になれ』

佐藤多佳子

【2006大賞】『東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン』

リリー・フランキー

【2005大賞】『夜のピクニック』

恩田陸

【2004大賞】『博士の愛した数式』

小川洋子