ベストな状態で味わうための「生珈琲」コンセプト

ベストな状態で味わうための「生珈琲」コンセプト

珈琲なのに生!? たんに1人の珈琲好きだったマスターが、「もっと美味しく飲むためにはどうしたらよいのだろう?」とひたすら追求し行き着いた答えが、ともかく「新鮮な珈琲」を飲むことでした。いかに新鮮な珈琲を飲んでいただくことができるか。設備や技術、お届けするまでのプロセスなど、たまじ珈琲の全てはこの1点に集約されています。お客様それぞれの好みに合わせたベストな豆と焙煎、そして最も新鮮にお届けする、それが「生珈琲」コンセプトです。
ベストな状態で味わうための「生珈琲」コンセプト
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ポイント(1)  オーダーごとに焙煎する新鮮な「生珈琲」

ポイント(1) オーダーごとに焙煎する新鮮な「生珈琲」

お客さまのお好みにあわせて、オーダーごとにその都度焙煎します。お客さまのお好みや、オーダーの履歴はすべて手書きのカルテに保存されています(いろいろ試しましたが手書きが一番なのです)。右の写真は、生豆のピックアップから焙煎、ご指定の仕上げ(豆・挽き・ドリップ)までの作業に付いてまわる小カルテです。

珈琲豆は生ものです。季節はもとより、気温・気圧などによって、焙煎の具合は同じ設定でも変化します。また入荷した生豆の状態でも仕上がりは左右されます。したがって同じ焙煎度合いでも、状況に応じて焙煎時間などを微妙にコントロールし、お客さまのお好みにアジャストします。

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ポイント(2)

ポイント(2) 日本に数台のスーパー焙煎機

お客さまのオーダー内容に応じて細やかに対応し、かつ、新鮮な珈琲豆をお届けするとなれば、オーダーごとに少量焙煎することが望ましいといえます。酸化が珈琲豆にとって一番厄介な問題です。酸化は珈琲豆が本来持つ身体に良い成分を失わせ、味わいもエグみのあるものに狂わせてしまいます。
まずオーダーごとに少量で焙煎できることが大切なのですが、珈琲豆を均一かつふっくらと焼き上げ、その旨味を豆の中に閉じ込められるのが、たまじ珈琲で使用している日本で数台しか導入されていない焙煎機の特長です。この焙煎機が持つ力をベースに、焙煎時の風圧や温度の微調整など、数限りないトライアンドエラーの結果、当店にしか出せないクリアな味わいを実現しました。

新焙煎機

温度や圧力、窯の厚みにまでこだわった最高クラスの焙煎機

日本に数台しかない当店の焙煎機は、焙煎する窯の鉄板の厚みが特長です。他の焙煎機では難しいとされる、豆の表面と芯を均等に加熱した、ふっくらとした豆を焼き上げることができます。焙煎する圧力と温度の微調整を繰り返しながら、当店の焙煎機にしか出せないクリアな味わいを確立しています。
さらに他の焙煎機には無いこだわり機能が、焙煎直後の豆を一気に冷ますことのできる急速冷却。風味とうま味をギュッと閉じ込めて、ふっくら焼いた豆の美味しさを逃がしません。

たまじ珈琲の焙煎機がリニューアル

これまで使用していた最高クラスの焙煎機に新機能が追加しバージョンアップ。より一層、お客さまの好みに合わせた珈琲豆を焙煎することが可能となりました。
新焙煎機は焙煎中に熱風量を1000分の1単位で自由に変更ができるため、豆の大きさ・水分量に合わせて最適な風量で焙煎することでお客さまの好みに合わせた焙煎をより高いレベルで実現可能となります。

お客さまの好みに合わせた微妙な焙煎度合の調節に加え、最近の発酵ブームに合わせ流通が進みつつある、香りや味わいがより繊細な発酵コーヒー(アナエロビックコーヒー)においても、 それぞれの豆の特徴を引き出す焙煎が可能となることで、新たな商品を開発できる可能性が高まると考えています。

ポイント(2)

急速冷却でうま味を閉じこめる

焙煎直後の豆に強風を吹き付けることで、一気に冷却します。 焙煎時に開いた豆の毛穴を塞ぐことができるため、酸化のスピードを遅らせる上に、うま味成分ふうみと風味を豆の中に閉じ込めることができます。 粉に挽くと一気にいい香りが漂うのはこれが理由です。

ポイント(2)

消耗部品の最小化とメンテナンス

消耗部品がこれまでの20種類から最小限の3種類程度に抑えられています。 また、チャフ(焙煎時に珈琲豆の外皮が剥がれたもの)の掃除も、これまでの1日に約10回程度から1日に1回となり、業務効率がupし、メンテナンスにかかる作業時間が大幅に削減しました。

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ポイント(3)

ポイント(3) 世界各国から生豆厳選調達

世界各国からその年に収穫された最高グレードの新豆を厳選して使用しています。 他では手に入らないプレミアム豆や、オーガニック、フェアトレード、デカフェなどのこだわり豆も扱っています。

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ポイント(4)

ポイント(4) 手間暇を掛けて美味しさを追求

味を狂わす欠点豆を、入荷時、焙煎前、焙煎後の三度にわたって、一粒一粒を手作業でハンドピックしています。 手間がかかる作業を繰り返し行うことで、たまじ珈琲ならではのスッキリとした後味が生まれます。