ヘッドライトの選び方
登山・アウトドアシーンで活躍する「ヘッドライト」
災害時にも役立つため、防災用品として用意しておくのもおすすめです。
今回はヘッドライトの選ぶポイントやおすすめアイテムをご紹介します。

ヘッドライトの役割は夜道を照らしたり、遭難時に居場所を知らせる上でも役立ちます。懐中電灯と比べ、ヘッドライトは両手があくので活動しやすく、より安全な登山が可能です。顔を向ければその方向を照らせ、コンパクトなので携帯性に優れ、荷物がかさばらないのもメリットのひとつです。日中はライトを使用しないので、日帰り登山には必要ないと考える方もいるかもしれませんが万が一、アクシデントで日没までに下山できなかった時の為にヘッドライトは常に携行したほうがいいでしょう。

ヘッドライトを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介させて頂きます。

LEDの明るさは「ルーメン(lm)」で表され、数値が高いほど光量が多くなり、明るくなります。日帰り登山やキャンプのサブ照明などは100ルーメンあれば十分。1泊以上の登山や夜釣りなどでは100~300ルーメン程度が目安になります。
光量 | 用途 |
---|---|
100ルーメン | 日帰り登山、ジョギング、キャンプでのサブ照明 |
100~300ルーメン | 一泊以上の登山、夜釣り、キャンプでのメイン照明 |
300ルーメン以上 | 夜間行動の時間が長い登山、トレイルランニング、夜間の屋外作業 |

山の天気は変わりやすいので防水機能が備わった物を選びましょう。ヘッドライトの防水機能は、IPX6以上がオススメ。大雨の中でも問題なく使えるレベルです。キャンプ等であればIPX4でも十分です。自分のアクティビティのレベルに合ったモデルを選びましょう。
防水規格
等級 | 保護の程度 |
---|---|
IPX0 | 水の浸入に対して特には保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない | IPX8 | 水面下での使用が可能 |
防水規格とは別に防塵規格(塵やほこりが入り込まないようにする) もあります。
防塵規格
等級 | 保護の程度 |
---|---|
IP0X | 保護なし |
IP1X | 手の接近からの保護 |
IP2X | 指の接近からの保護 | IP3X | 工具の先端からの保護 | IP4X | ワイヤーなどからの保護 | IP5X | 粉塵からの保護 | IP6X | 完全な防塵構造 |
防水・防塵の保護等級IPコードとは?
IPコードとは電子機器の防塵・防水の保護うを規格化したもの。IEC(国際電気標準会議)規格で定められた、保護等級を記号で示したものです。IPコードには防水・防塵の両方を示す場合と一方の性能のみを示す、二通りの場合があります。IPコードの示し方は以下の通りです。


ヘッドライトのバッテリーのタイプは大きく分けて「電池式」と「充電式」の2種類に分けられます。特徴を見て自分に合うモデルを選びましょう。
電池式
電池式のメリットは初期投資が安いという事です。充電の手間はかかりませんがランニングコストは高くなってしまいます。
充電式
充電式はランニングコストがかからず、使われているリチウムイオン電池などはアルカリ乾電池よりも低温に強いので、冬場や日没後気温が下がった時に電池の性能を発揮してくれます。多くのモデルは乾電池も使用できるので予備で持てばバッテリー切れもより安心です。
日中の登山であれば、4時間以上。富士山など夜間登山の場合には8時間以上の物がおすすめです。覚えておきたいのは、製品情報に記載されている連続点灯時間はあくまで目安であり、使用方法により増減する事です。
遠距離、近距離モードが切替られるライトなどもあり便利です。遠距離モードは前方を照らすので登山では欠かせません。近距離モードは立ち止まって作業するのに役立ちます。常に最大の状態で使用していると電力の消費が高くなるので上手くモードを切り替えて使用しましょう。
光量:600ルーメン
防水等級:IPX4
暗闇の中での視認性に優れる蓄光リフレクター、自分や周囲の人の目を眩ませることなく視界を保つ赤色光を備えています。
▶この商品のラインナップはこちら
光量:1200ルーメン
防水等級:IP54
バッテリーボックスが本体と別れている独特のデザイン、登山、キャンプはもちろん、ナイトランを楽しむ方におすすめ、USBケーブルで充電ができます。
▶この商品のラインナップはこちら
光量:400ルーメン
防水等級:IP67
マイクロUSBで充電するモデル。リチウムイオン充電池(1500mAh)を内蔵し、事前にフル充電してからアクティビティに臨めます。ボタンをクリックすると段階的に、長押しすると無段階で明るさを変えられます。
▶この商品のラインナップはこちら
世界のアウトドアスポーツ愛好家と狭い空間や危険を伴う場所で働くプロフェッショナルに高性能なヘッドライトを提供。
レッドレンザーの光はどんな時でもパワフルかつクリアに暗闇を照らし出します。
広範囲をムラなく照らすので、周囲の危険性も把握可能。安心·安全に登山を楽しむことができます。
日本発のアウトドア用ヘッドランプメーカー。電球色の『ナチュラル・ウォーム・カラー』が特徴。
暖かい光は目に優しく、濃霧時に乱反射が少なく威力を発揮する。
クライマーによるクライマーのためのメーカーとして1989年に設立。
常に最高品質のハードギアを開発することを目的としています。