【2025年最新】一人暮らし向け炊飯器の選び方 高級なIH式、リーズナブルなマイコン式のおすすめ7選をご紹介。


最終更新:2025/3/19
毎日の食卓に欠かせないご飯を美味しく炊ける「炊飯器」。一人暮らしでの炊飯器は自炊派はもちろん、節約志向の方にもおすすめです。
こちらのページでは、一人暮らしにピッタリな炊飯器の選び方、おすすめモデルをご紹介いたします。
●手軽に美味しいご飯が食べれて、経済的!
一人暮らしで炊飯器があると、ボタン一つで炊きたてのご飯が楽しめ、モデルによっては煮物やスープなどの料理も可能。炊いたお米を冷凍して置けば、パックご飯のようにレンジで温めて、お米を炊く時間がない時でも手軽にご飯を食べられます。また、自炊することで外食やコンビニ弁当に比べて食費を大幅に節約できるのも大きなメリットです。

●長期的に見ると炊飯の方がお得!
炊飯とパックご飯では、どっちがお財布に優しいのでしょうか。実際に計算してみましょう。
お米は炊くと約2.3倍の重さになります。つまり、一般的なパックご飯200gと同量のご飯を炊くには、約87gのお米が必要となります。
2024年12月現在、お米5kgの価格を3800円として計算すると、1食あたりの米の価格は約67円です。これに、炊飯時の電気代*を約5円として加えると、1食あたり約72円でご飯を炊くことができます。
一方、パックご飯はメーカーやお米の種類によって価格が異なりますが、200g1パックを平均的な価格140円とすると、炊飯と比較して1食あたり約68円高くなります。
もし、1ヶ月に45回ご飯を食べたとすると、炊飯器を使うことで約3,060円の節約になります。
パックご飯は手軽で便利ですが、長期的に見ると、炊飯器でご飯を炊く方が経済的。「自炊派」はもちろん、「節約したい」という方にも、一人暮らしでの炊飯器の導入はおすすめです。
*目安電力料金:31円/kWh(税込)[家電公取協調べ。2022年7月改定] 、炊飯時消費電力:160Whとして計算。

●基本は3合炊き。まとめて冷凍するなら5合炊きもおすすめ
炊飯器は、主に2合炊きから1升(10合)炊きまでがラインアップされています。1合はご飯茶碗で約2杯分(1杯200g)なので、3合炊きだと約6杯分のご飯が炊けます。そのため、一人暮らしでは、3合炊きがおすすめです。
毎回、炊かずに冷凍してストックするといった方には5合炊きも良いでしょう。5合炊きでまとめて炊いた方が、電気代を節約でき、ラインアップも多いので、色んな機能や特長を持ったモデルから選べるといったメリットがあります。
なお、「できるだけ美味しいご飯が食べたい!」という方は容量の7~8割の量で炊くのがおすすめ。炊飯器は釜の中でお米を対流させるので、釜の中にゆとりがないとお米本来のおいしさが引き出せません。3合炊きでは2合、5合炊きでは4合程度の量で炊くと良いでしょう。

炊飯器の加熱方式には、大きく分けて「マイコン式」「IH式」「圧力IH式」の3種類があります。それぞれに特色があり、ごはんの炊き上がりにも違いがでます。好みに合わせてお選びください。
●【リーズナブルな“マイコン式”】
炊飯器底面に配置された電気ヒーターの熱で内釜を加熱し炊飯します。IHに比べてゆっくり火が通るためお米がかくはんされにくく、多めの量を炊く際には炊きムラ・加熱ムラが出やすくなります。IH式・圧力IH式に比べると無難な炊き上がりになりますが、5千円~1万5千円程度で購入できる価格帯が魅力です。

●【しゃっきりした食感の“IH式”】
炊飯器本体の内釜に接する部分に配置されたコイルから磁力を発生させることで内釜自体を直接発熱させて炊飯します。底面や側面、機種によってはふた部分など多方向から高火力の熱を伝導させてまんべんなく、スピーディーに加熱するため、お米の表面が崩れずベタつきにくいのが特長。しゃっきりした食感に炊きあがります。価格はマイコン式より上がりますが、美味しいご飯を食べたい方におすすめです。

●【ふっくらモチモチ食感の“圧力IH”】
H方式の加熱+内釜へ圧力を掛けながら炊飯します。気圧を高めると水の沸点が上がり、お米の芯まで水分と熱が伝わります。その結果、お米の甘み成分がより多く引き出され、ふっくらモチモチとした食感に炊きあがるため、玄米や雑穀米などの炊飯にも適しています。調理時間は比較的短時間。加圧・減圧をすることでお米が釜の中でおどる(かくはんされる)ため、炊きムラが起きにくい炊飯方式です。価格帯はIH式よりさらに上がりますが、もっちりとした甘みのあるご飯を食べたい方におすすめです。

内釜は、理想の炊き上がりを求めて研究するメーカー各社の工夫があらわれるポイントです。マイコン式は内釜自体を発熱させる仕組みではないため、一般的には熱伝導率の良いアルミ素材が広く使用されています。
・土鍋釜:蓄熱性と遠赤外線効果により、長時間保温に最適
温度上昇がゆるやかなので、お米の甘みや旨みを引き出しつつ、もっちりとした炊き上がりになります。
・鉄器釜:発熱効率が高く、短時間で一気にふっくら炊き上がる
素早く炊き上げるので、お米の栄養素や旨みが逃すことなく、お米本来の味が楽しめます。
・炭釜:優れた熱伝導率で、ご飯のおいしさを引き出す
金属素材のものと比べて発熱性と遠赤外線効果がとても高く、お米の芯までしっかり熱を通します
・ダイヤモンド釜:熱しやすく冷めにくいを実現する優れもの
発熱性、蓄熱性、断熱性、そして炊飯時の激しい対流と、お米をおいしく炊くために必要な性能を余すことなく備えています。
・銅釜:高い熱伝導率と蓄熱性でムラなく炊きあがる
熱伝導率が非常に高いため、釜全体に熱が素早く行き渡り、炊きムラのないふっくらとしたごはんを炊くことができます。

●炊き分け機能
炊き分け機能には、モデルによって玄米や雑穀米などが美味しく炊けるコースや「もちもち」や「しゃっきり」といった食感を炊き分けできる機能などがあります。玄米や雑穀米ご飯を楽しみたい方、好みの食感やカレー用、すしめし用などに炊き分けしたい方におすすめの機能です。

●調理機能
一人暮らしでは、ご飯を炊くだけではなく、調理機能を持ったモデルもおすすめ。煮込み料理や時短料理、パン焼きなどに対応し、材料を入れるだけで自動で調理してくれるので手間もかからず、料理のバリエーションを増やすことができます。

●少量炊きコース
一人暮らしで5合炊きを選ぶ方は、少量炊きコース搭載モデルがおすすめです。少量のお米でも、火力を細かく調節してくれて美味しいご飯が炊けます。

よくあるご質問
- 安いのと高いのは何が違うの?
- 主に加熱方式による違いが大きいです。 1万円台までのお手頃な炊飯器の場合はほとんどが「マイコン式」であることが多く、2万円台から「IH式」や「圧力IH式」が登場し、この加熱方式によってお米の炊き上がりが違ってきます。さらに高い炊飯器はメーカー独自の炊飯機能が搭載されていたり、銘柄ごとに炊き分けができたり、さらにこだわった炊き上げができるようになります。
- 寿命はどれくらい?
- 炊飯器の寿命は平均すると3~6年程度ですが、丁寧に使えばさらに長持ちします。 ごはんを炊いたらすぐに内釜や内ぶたを洗い、日々のお手入れを欠かさないことが大切です。
- 内釜は何年もちますか?
- 炊飯器自体の寿命目安は6年ほどですが、内釜だけでみると3~5年程度が一般的です。内釜はご飯を炊くときに高温になり負荷がかかりやすい部分なので、本体よりも劣化しやすくなっています。
- 買い替え時となるサインは?
- しっかりお手入れしていても炊飯器内部や炊いたごはんから気になるニオイがしたり、また内釜のコーティングがはがれていたりしたら買い替え時です。
- 保温時間の目安はどれくらい?
- 保温したまま炊きたての美味しさをキープできるのは、一般的な炊飯器で5~6時間ほどといわれています。それ以降はどうしてもごはんの水分が抜けて味が落ちたり、食感が悪くなったりしてしまいます。普段から保温しておくことが多い方は、保温時間が長いモデルを選ぶのがおすすめです。
- ご飯を冷凍するときのコツは?
-
1.ラップの上に一膳分のご飯を2~3cmの厚みになるように、ふんわりのせて、空気を抜くようにぴっちりとラップに包みます。
2.粗熱をとります。ラップの上に保冷剤をのせると早く冷えて便利。ほんのり温かいくらいまで冷めたら冷凍庫に入れて、凍らせます。
3.冷凍されたご飯は、レンジで600W、3分程度加熱して2週間程度を目安に食べ切りましょう。長期間保存しておくとご飯の品質が劣化して美味しくなくなります。また、水分が抜けてパサパサになるので自然解凍はNGです。
ラップ以外でも冷凍ご飯保存容器を使うのもおすすめです。
ワンランク上のおいしさ!おすすめIH・圧力IH炊飯器
・冷めても美味しいご飯が炊けて、お弁当にも最適
三菱電機 IHジャー炊飯器 備長炭炭炊釜 3.5合炊き NJ-SE06F
2層釜を備長炭コートし、「炭」の力でふっくら炊き上げ、五重のヒーターで内釜を全方向から加熱し、粒感を引き出します。さらに、超音波振動で吸水を促し、すぐに炊いてもふっくら。お米のうまみを引き出すから冷めてもおいしく、お弁当やおにぎりにピッタリです。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3.5合炊き | IH方式 | 備長炭 炭炊釜 | 24時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
有 | 有 | 無 | 231mm×204mm×289mm |
・冷凍保存派にうれしい「冷凍ご飯」コースを搭載
タイガー IHジャー炊飯器 炊きたて 土鍋蓄熱コート釜 3合炊き スチールブラック JPF-G055KL
ご飯は冷凍して保存しておくという、自炊派にうれしい「冷凍ご飯」コースを搭載したIH炊飯器。吸水時間を長くし、あたため後のパサつきを抑えるので冷凍してもおいしいご飯になります。また、多彩な調理メニューを搭載。スイッチを入れたらほったらかしで一品できあがるので、つくりおきおかずや、ご飯を炊かないときにも活用できます。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | IH方式 | 遠赤5層 土鍋蓄熱コート釜 | 24時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
無 | 有 | 有 | 232mm×181mm×322mm |
・美味しさが長く続く30時間保温可能な圧力IH炊飯器
象印 小容量圧力IH炊飯ジャー 3合炊き スレートブラック NP-RU05-BZ
上ふた、側面、釜底のヒーターの全面加熱+圧力炊飯の高温で炊くからごはんが甘くてもちもちになる圧力IH炊飯器。釜内の温度をて最適にコントロールすることで30時間美味しく保温できます。また、ご飯の栄養素や甘みを引き出す「熟成炊き」コースも搭載しています。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | 圧力IH方式 | 黒まる圧釜 | 30時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
有 | 有 | 無 | 230mm×195mm×320mm |
・リーズナブルなIH炊飯器
ツインバード IH炊飯ジャー 3合炊き 3mm厚丸釜 ホワイト RM-D793W
3mm厚丸釜と大火力1000Wでご飯をすばやく、おいしく炊き上げることができるIH炊飯器。最短19分で早炊きできるので、急な場合にもすぐに炊きたてご飯ができあがります。購入価格を抑えてIH炊飯器が欲しい方におすすめのモデルです。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | IH方式 | 3mm厚釡火円釜 | 24時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
有 | 有 | 無 | 230mm×190mm×280mm |
リーズナブルなおすすめマイコン炊飯器
・約3mmの厚釜でふっくら炊き上げ!うれしい豊富な調理メニューも搭載
タイガー マイコンジャー炊飯器 炊きたて 3合炊き JBS-A055
お米を芯までふっくら炊き上げることが可能な厚さ約3mmの「遠赤黒特厚釜」を採用。マイコン式でも手軽に煮込み料理やパン焼きが楽しめる豊富な調理メニューを搭載しています。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | マイコン方式 | 遠赤黒特厚釜 | 12時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
無 | 有 | 有 | 247mm×192mm×278mm |
・シンプル操作でコンパクト
象印 小容量マイコン炊飯ジャー 3合炊き ソフトホワイト NS-NH05-WZ
お米が対流しやすい形状の「遠赤黒まる小釜」で美味しく炊けるシンプルなマイコン炊飯器。コンパクトな形状で置き場所を選びません。高め保温、低め保温で保温時間を変えられ、再加熱キーで食べごろ温度に暖めることも可能です。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | マイコン方式 | 遠赤 黒まる小釜 | 12時間 |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
無 | 無 | 無 | 220mm×195mm×255mm |
・価格重視の方におすすめマイコン炊飯器
ネオーブ マイコンジャー炊飯器 RRS-AM30WT
シンプル操作のリーズナブルなマイコン炊飯器。低価格ながら、7つのメニュー搭載で、おかゆや玄米炊きにも対応。「スロークッカー」機能でタイマー設定して煮込み料理も作れます。
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炊飯容量 | 炊飯方式 | 内釜 | 最大保温時間 |
---|---|---|---|
3合炊き | マイコン方式 | 2mmフッ素コーティング内釜 | - |
食感炊き分け | 玄米コース | 調理コース | 寸法(幅×高さ×奥行) |
無 | 有 | タイマー設定のみ | 234mm×205mm×274mm |