生活綴方で編む「戦後史」―"冷戦"と"越境"の1950年代 [単行本]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/06/25
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生活綴方で編む「戦後史」―"冷戦"と"越境"の1950年代 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    世界中の生活綴方を集め、翻訳し、刊行する―未曽有の巨大プロジェクト『世界の子ども』全15巻を通じて、1950年代史の新たな可能性を描く。
  • 目次

     序 章 冷戦的な知の枠組みを問い直す ………駒込 武
      1 教室と世界をつなぐ窓──世界史からの/への「問い」
      2 越境的な知の枠組みの想像=創造──アジア・アフリカ会議の時代
      3 多次元的な「翻訳」作業の介在──奇怪なコラージュの中へ
      【コラム】 京都人文学園──『世界の子ども』の種が蒔かれた場所

    第Ⅰ部 〈越境〉する生活綴方──教科・言語・メディア

     第1章 『山びこ学校』という起点──教育と政治と市場から働く力 ………駒込 武
      1 学級文集『きかんしゃ』の世界──第一次編集作業
      2 『きかんしゃ』から『山びこ学校』へ──第二次編集作 業
      3 中文版・英文版へ──第三次編集作業
      4 山村から考える「平和」

     第2章 冷戦の中の綴方復興──国分一太郎にとって生活綴方とは何か ………永田和寛
      1 「教育の自律性」を求めて
      2 生活綴方的教育方法の構造
      3 国語からはみ出した「国語」
      4 「子どもの胸のうちから」世界を描く

     第3章 「大衆」と「民族」のあいだ──映画《山びこ学校》をめぐる市場 ………花田史彦
      1 製作──映画人が山村に入る
      2 公開──山村が上映される
      3 評論──映画が自律する
      4 葛藤──教育が市場と対峙する

     第4章 反基地運動と生活綴方──文集『基地の子』をめぐるポリティクス ………山口刀也
      1 基地の町の生活綴方
      2 広がるヤンキー・ゴー・ホームのさけび
      3 学校文集「デルタ」と『基地の子』の距離
      4 「基地の子」の生活にせまる──『綴方風土記』の可能性
      【コラム】 『基地の子』エスペラント版・中文版で消えた問い──「おかあさんは、パンパンだったのでしょうか」………須永哲思、張語涵

    第Ⅱ部 世界を編集する──『世界の子ども』という挑戦

     第5章 『世界の子供』から『世界の子ども』へ──エスペラント運動と生活綴方運動の交錯 ………須永哲思
      1 東アジアにおける戦前エスペラント運動の展開
      2 ブルギニョンと長谷川テルの苦闘
      3 エスペラント資料『日本風土記』の作成
      4 冷戦体制下におけるエスペラント通信の実際
      5 「世界の綴方の精神」のゆくえ

     第6章 『世界の子ども』の編集過程──世界の「生活」と「平和」をつなぐために ………須永哲思
      1 『世界の子ども』のシリーズ構成
      2 企画の経緯と構想の変容
      3 通信業務と編集業務
      4 「生活綴方」概念をどう伝えるか
      5 読者からの声
      6 地理から考える世界平和

     第7章 「窓」が世界へひらくとき──『フランス篇』をめぐるダイアローグ ………小綿 哲
      1 作文から描かれるフランス
      2 フレネ教育運動とその方法
      3 編集というダイアローグ
      4 「顔の見える平和」にむけて

     第8章 「副教材」を編集するしごと──成田忠久の戦前と戦後 ………永田和寛、山口刀也
      1 北方教育社と生活教育論争
      2 平凡社における成田のしごと
      3 「反省」と「勉強」
      4 編集の技

    第Ⅲ部 『世界の子ども 中国・朝鮮篇』を読む──生活綴方が映す東アジア

     第9章 『中国・朝鮮篇』の編まれ方──「自由な文化交流」に立ちはだかる壁………巫 靚
      1 「中国篇」をめぐる通信
      2 編集部の求めた作文
      3 作文の記述から見る「中国篇」の特徴

     9章補論 翻訳作業とその死角 ………劉迎春
      1 編集における翻訳の位相
      2 「耳なし羊」をめぐる三重の翻訳

     第10章 中国社会主義国家を生きる………劉迎春、包福昇
      1 「解放」された女性たち
      2 少数民族を代表させられる子どもたち

     第11章 台湾 浮かび上がる民俗の固有性と沈黙の声………張彩薇
      1 中華民国を介した「台湾篇」の編集過程
      2 作文が垣間見せる「日常」
      【コラム】 台湾人エスペランティストという困難──まぼろしの協力者・連温卿………張伶華

     第12章 朝鮮 分断と内戦の中の子ども ………松下佳弘
      1 初期プロットと作文の収集
      2 朝鮮の子どもたちにとっての「生活」と「戦争」
      3 「祖国」に帰還する子ども
      4 「戦争」の取り上げ方をめぐる議論

    第Ⅳ部 〈冷戦〉のはざまに消えゆく声──書くことをめぐる脱植民地化

     第13章 台湾語 王育徳における大衆と「チャンポン語」………都留俊太郎
      1 演劇運動から綴ることへ
      2 中国の文字改革、日本の中国語学との対峙
      3 大衆の語彙を編む

     第14章 モンゴル語 中ソのあいだで揺れる正書法………包福昇
      1 「伝統の文字」か「革命の文字」か
      2 「新モンゴル文字」という試み

     第15章 朝鮮語 失われた「私たちの言葉と文字(ウリマルクァル)」を求めて………呉永鎬
      1 世代間に生じた亀裂
      2 書記言語の習得と祖国・民族への参加
      3 脱植民地化の困難
      4 『新芽文集』──「解放」のその先へ
      【コラム】 「女仔(ニョイツァイ)の広東語」と「東北訛」──国分一太郎が学んだ「中国語」 ………永田和寛

     結 章 いちばん小さいことから、いちばん大きい夢へ………駒込 武
      1 生活綴方という形式による主体形成──私的領域と公的領域を往還する
      2 市場で編み直される「民族」──出版資本主義の波に乗る
      3 「訴苦」のゆくえ──民際的な交流は壁に直面する
      4 平和と脱植民地化をめぐる袋小路──冷戦体制の狭間の道をたどる

     あとがき──応答を目指して

     付 表
     索 引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    駒込 武(コマゴメ タケシ)
    京都大学教育学研究科教授。専門は、教育史・台湾近現代史
  • 著者について

    駒込 武 (コマゴメ タケシ)
    駒込 武(こまごめ たけし)
    京都大学教育学研究科教授。専門は、教育史・台湾近現代史。
    単著に『世界史のなかの台湾植民地支配──台南長老教中学校からの視座』『植民地帝国日本の文化統合』(いずれも岩波書店)、共編著に『日本の植民地支配──肯定・賛美論を検証する』(水野直樹、藤永壯との共編、岩波ブックレット)、『戦時下学問の統制と動員──日本諸学振興委員会の研究』(川村肇・奈須恵子との共編、東京大学出版会)などがある。

生活綴方で編む「戦後史」―"冷戦"と"越境"の1950年代 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:駒込 武(編)
発行年月日:2020/06/23
ISBN-10:4000614096
ISBN-13:9784000614092
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:391ページ ※376,15P
縦:20cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:548g
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