子どもの遊びを考える―「いいこと思いついた!」から見えてくること [単行本]
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子どもの遊びを考える―「いいこと思いついた!」から見えてくること [単行本]
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子どもの遊びを考える―「いいこと思いついた!」から見えてくること [単行本]

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販売開始日: 2023/07/07
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子どもの遊びを考える―「いいこと思いついた!」から見えてくること の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「遊び=自発的な活動」というのは本当か?!「いいこと思いついた!」という現象を切り口に、「中動態」や「天然知能」などの概念を参照しながら、子どもの「遊び」の本質に迫る。
  • 目次

    はしがき

    第Ⅰ部 「いいこと思いついた!」の理論的背景
    第Ⅰ部 概要  

    第1章 「自発的な活動」と見なされている遊び 矢野勇樹 
     1 「自発的な活動」と見なされている遊び 
     2 「いいこと思いついた」が示す遊び概念の矛盾 
     3 手がかりとしての「中間的な意味」の研究 
     4 中動態研究との関係性 

    第2章 「個人化」という力学 矢野勇樹 
     1 「能力育成」と関係づけられる「遊び」 
    心理学と教育実践の関係を可能にする「個体能力主義」と「問題の個人化」の正当化 /「能力育成」と「遊び」が接続する理由 /「目標と手段の個人化」の力学によって遊びも「個人化」を要請される 
     2 子どもの「権利尊重」の文脈に位置する「遊び」 
    「冒険遊び場」とは何か? そこでの「遊び」とは何か? /「自分の責任で自由に遊ぶ」というスローガンの成立背景 /「権利」としての負う責任 
     3 「責任」と「自由」と「自発的な活動」の関係 
    「責任」と「自由」という「近代」の思考枠 /「責任主体」であることは、「行為」の個人化を要請する 
     4 「個人化」という力学 

    第3章 「実体論」から「関係論」へ 矢野勇樹 
     1 個人化される能力・権利理解への批判 
    「個体能力主義」の誤謬 /「権利」の個人化への批判 /関係論的に見るということ 
     2 「自発的な活動」における「意志」という特殊な前提 
    自発的な活動における意志 /意志とは責任との関係において「存在」する /関係的に存在する「意志」 
     3 「実体論」から「関係論」へ 
    関係論における「文化的実践」 /「文化的実践」の「未知性」 /関係論的に「行為」を捉える 

    第4章 中動態と関係論の関係 矢野勇樹 
     1 中間的な意味とは何か 
    思考枠組みの相対化 /ガダマーによる「中間的な意味」 /「中間的な意味」の限界 
    「中間的な意味」から「中動態」研究へ 
     2 中動態とは何か 
    中動態の歴史 /「能動︱中動カテゴリー」における「能動態」と「中動態」の意味 /「自己同一的な項」を前提としない中動態の性格 
     3 中動態と関係論の関係 
    実体論、脱文脈化というメタ理論への反論 /「関係の網目に位置づける」というメタ理論 /中動態は関係論の表現媒体である 


    第Ⅱ部 「いいこと思いついた!」が切り拓く世界
    第Ⅱ部 概要  

    第5章 遊びの語り方を変えよう―中動態としての遊び 久保健太 
     1 遊び全体が、中動態的に表現し得るものである 
     2 人間を超えた「何ものかの力」 
     3 出来事が「現在進行形」で起きている次元―アクチュアリティの次元(第二の次元) 
    第一の次元:生命一般の根拠の次元 /第二の次元①:現在進行形の次元、思いつきが到来する次元 /第二の次元②:自他未分と自他区分のパラドックス /第二の次元③:動き出す前の時間の大事さ(乳児期の意味) 
     4 公共的な確認の次元―リアリティの次元(第三の次元) 
    第三の次元①:自他区分の世界 /第三の次元②:「いいこと」かどうかを公共的に確認する 
     5 アクチュアリティとセンスの結びつき 
    センスとミーニング /センスが与える生の実感―真木悠介の時間論 
     6 「文脈の外」にあるものとしてのミーニング―ミーニングがもつ二面性(両面性) 
     7 センスが寄り合わされてコンセンサスが生まれる 
     8 矢野論文が開いた可能性 

    第6章 「遊び心」と「しごと心」 佐伯 胖 
     1 「遊び心」とは 
     2 「しごと心」とは 
     3 「しごと」が「苦役」になる時 
     4 「学校嫌い」を乗り越えて 
     5 まじめな遊び(serious play)とは 
     6 レッジョ・エミリアの「レミダ」実践 
     7 「造形遊び」について 
     8 「まじめな遊び」で開かれる知―「天然知能」 
    「天然知能」とは /「わかるけど、わからない」 /「擬人的認識論」再考 

    第7章 養成校の視点から遊びの指導を問い直す 岩田恵子 
     1 保育者養成校で学生は遊びをどう学ぶのか 
     2 「能力」に呪縛されている学生 
    「能力」の呪縛 /「能力」に呪縛される理由 
     3 学生は実習で何と出合うのか 
    想定外に気づく /「どうなんだろう」とかかわる /子どもの感じる世界 /モノとの対話 /保育者も問いかけるモノとの対話 /可能性に備える 
     4 「どうなんだろう」を共に語り合う 
    「どうなんだろう」への注目の始まり /子どもの姿を共に考える対話 /子どもがどう感じているかの世界への誘い /「わからなさ」を語り合う 
     5 「いいこと思いついた」に出合う 

    第8章 「森のようちえん」実践における「いいこと思いついた」を考える 関山隆一 
     1 子どもの「いいこと思いついた」のさまざま 
    思わず、寝てしまった /「はじめの計画」が次々と変更 /「棒」は何にでもなる /水や泥が子どもを巻き込む /海が人を呼び込む /縁石やせせらぎが誘発する /坂登りと気づかい 
     2 「森のようちえん」における子どもの育ち―「自然的ケアリング」論から 
    「専心没頭」と「いいこと思いついた」 /「自然的ケアリング」と「いいこと思いついた」 
     3 「森のようちえん」実践における「いいこと思いついた」と畏敬の念 
  • 出版社からのコメント

    「遊び=自発的な活動」というのは本当か?! 「いいこと思いついた!」という現象を切り口に,子どもの「遊び」の本質に迫る。
  • 内容紹介

    「遊び=自発的な活動」というのは本当か? これまで「自発的な活動」として捉えられ議論されてきた「遊び」。本書では,「いいこと思いついた!」という現象を切り口に,「中動態」や「天然知能」などの概念を参照しながら「自発的な活動としての遊び」について多角的に検討する。そこから見えてくる「遊び」の本質とは。

    [主な目次]
    ●第Ⅰ部 「いいこと思いついた!」の理論的背景
    第1章 「自発的な活動」と見なされている遊び 【矢野勇樹】
    第2章 「個人化」という力学 【矢野勇樹】
    第3章 「実体論」から「関係論」へ 【矢野勇樹】
    第4章 中動態と関係論の関係 【矢野勇樹】
    ●第Ⅱ部 「いいこと思いついた!」が切り拓く世界
    第5章 遊びの語り方を変えよう―中動態としての遊び 【久保健太】
    第6章 「遊び心」と「しごと心」 【佐伯 胖】
    第7章 養成校の視点から遊びの指導を問い直す 【岩田恵子】
    第8章 「森のようちえん」実践における「いいこと思いついた」を考える 【関山隆一】

    図書館選書
    遊び=自発的な活動というのは本当か?! 「いいこと思いついた!」の現象を切り口に,「中動態」や「天然知能」などの概念を参照しつつ,「自発的な活動としての遊び」について多角的に検討,子どもの「遊び」の本質に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐伯 胖(サエキ ユタカ)
    1939年生まれ。慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了後、米国ワシントン大学大学院心理学研究科で修士号(M.S.)及び博士号(Ph.D.)取得。帰国して東京理科大学理工学部助教授を経て、東京大学教育学部助教授、同大学教授、2000年に同大学を定年退官。その後、青山学院大学文学部教授、社会情報学部教授、2013年同大学を定年退職後、田園調布学園大学大学院人間学研究科子ども人間学専攻教授、2021年同大学を退職し、現在に至る。公益社団法人信濃教育会教育研究所所長・東京大学名誉教授・青山学院大学名誉教授

子どもの遊びを考える―「いいこと思いついた!」から見えてくること の商品スペック

商品仕様
出版社名:北大路書房
著者名:佐伯 胖(編著)/矢野 勇樹(著)/久保 健太(著)/岩田 恵子(著)/関山 隆一(著)
発行年月日:2023/07/20
ISBN-10:4762832294
ISBN-13:9784762832291
判型:B6
発売社名:北大路書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:248ページ
縦:19cm
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