"公正"(フェアネス)を乗りこなす―正義の反対は別の正義か [単行本]
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"公正"(フェアネス)を乗りこなす―正義の反対は別の正義か [単行本]

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販売開始日: 2023/08/29
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"公正"(フェアネス)を乗りこなす―正義の反対は別の正義か の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    正義は暴走しないし、人それぞれでもない。「正しさ」をめぐる会話の事故はいかにして起こるのか。言語哲学から「正しいことば」の使いにくさの根源を探る。
  • 目次

    はじめに

    序章○正しいことばの使い方
    「正しいことば」はややこしい?◉ほんとうの意味を理解できなくても、正しく使うことはできる◉ことばを乗りこなすために◉ルールはあってもルールブックはない◉「会話を止めるな」

    第I部◎「正義」というテクニック

    1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ
    アメリカ大統領選挙をとりまくことば◉「正しいことば」の帰還?◉ハリスの「正しいことば」◉バイデンが指し示した「理念」◉「正義」の凋落とジョン・ロールズの登場◉ロールズによる「正義」と「善」の区別◉「公正としての正義」◉「正しいことば」に息を吹きこむ

    2章○「正義」の前提としての「公正」
    アメリカの「正義」、再訪◉合意するための「場」◉みなでとりくむ「命がけの挑戦」◉現にともに生きているから、他者が気になる◉わたしたちは「適度な」正義を実現できる◉「全員にとっての利益」のための責務◉コロナ禍における「自粛」と公正◉「公正」は、思いやりや優しさではない

    3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転
    学校で学ぶ「正しいことば」◉「道徳」教科が掲げる目標◉公正とは「差別はよくない」ということ?◉道徳の延長線上にある「正義」◉法外な目標は「正しいことば」を空虚にする◉日本における「正義」の息苦しさ◉「道徳としての正義」と会話における事故◉会話の止め方――三つのタイプ

    4章○「道徳としての正義」とトランプ現象
    ドナルド・トランプと「正しいことば」◉トランプ現象を「予言」した哲学者◉なにが「予言」されたのか?◉「アイデンティティ・ポリティクス」の時代◉「マジョリティの怒り」を分節化する◉「感情」に火をつけたトランプ◉「当事者性のことば」と「正しいことば」

    コラム1●「交差性(インターセクショナリティ)」が行き交う世界

    第II部◎「正しいことば」のよりどころ

    5章○「会話」を止めるとはどういうことか
    あらためて、ことばを「乗りこなす」とは◉ローティのいう「会話」とはなにか◉「議論」や「探求」よりも「会話」が先にある◉「会話の豊さ」を毀損する話法◉ローティ流の「会話」と「正しいことば」◉正しいことばの使い方が「会話」を豊かにする◉「論破」ゲームの陥穽◉「正しいことば」を使いわけるために

    6章○「関心」をもつのはいいことか
    積極的無関心のすすめ◉「関心」と「interest」◉「関心」をかき立てる想像力◉社会学的想像力の副作用、「過剰な」関心◉「無関心」としての「寛容」◉「関心」を理解し、乗りこなす

    7章○「自由」を大切に使う
    正しいことばとしての「自由」◉現実政治と対峙する哲学者バーリン◉バーリンが区別する二種類の自由◉「信教の自由」から考えるバーリンの自由論◉自由と寛容/不寛容◉「不寛容に対する寛容」は成り立つか◉「自由」ということばの陥穽と例外

    8章○わたしたちの「残酷さ」と政治
    なにから自由を守るのか?◉だれもが弱者であり、強者でありうる◉「善」ではなく「悪」についての一致◉なによりまず「残酷さ」を低減せよ◉「残酷さ」への着目の系譜◉わたしたちの「残酷さ」を直視する

    コラム2●だれも「中立」ではいられない

    第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす

    9章○理論的なだけでは「公正」たりえない
    「残酷さ」への着目と「正義」の構想◉身体感覚としての「残酷さ」は相対的なのか?◉動物倫理と「文化・伝統」とのあいだの緊張◉あまりに「西洋的」でも、あまりに抽象的でもない◉ことばをもてないことの「残酷さ」◉理論的なことばだけでは足りない

    10章○「公」と「私」をつらぬく正義
    それでも「正義はよいものだ」と言うために◉社会において両立しえない複数の「善」◉理念が個人を殺戮するとき◉「まちがっていたくない」という怯懦◉「バザール」と「クラブ」◉比喩による「公/私」の整理とその限界◉バザールの「正義」◉わたしたちが生きる空間で響く複数の声

    11章○「公正」というシステムの責任者
    「公正としての正義」という仕組み◉「正義」とは構造の問題である◉「合理的配慮」の問題◉「配慮」ではなく「調節」◉ロールズの「正義」構想のデメリット◉問題は「構造的不正義」である◉「公正としての正義」を駆動させつづける責任

    12章○正義をめぐって会話する「われわれ」
    だれが「われわれ」なのか◉「正義をめぐる会話」への、届かぬ叫び◉黙らせ、不平等を正当化する「力」◉「憤激」と「ねたみ」◉だれが「力」を行使しているのか◉むすびにかえて

    あとがきにかえて
  • 出版社からのコメント

    「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているか。その使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。
  • 内容紹介

    正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。

    アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。

    ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。

    「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。

    図書館選書
    正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているか。しかるべき「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    朱 喜哲(チュ ヒチョル)
    1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象としてあつかっている
  • 著者について

    朱 喜哲 (チュ ヒチョル)
    1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。
    共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。

"公正"(フェアネス)を乗りこなす―正義の反対は別の正義か の商品スペック

商品仕様
出版社名:太郎次郎社エディタス
著者名:朱 喜哲(著)
発行年月日:2023/09/10
ISBN-10:4811808606
ISBN-13:9784811808604
判型:B6
発売社名:太郎次郎社エディタス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
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