方丈記を読む―孤の宇宙へ(法蔵館文庫) [文庫]
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方丈記を読む―孤の宇宙へ(法蔵館文庫) [文庫]
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方丈記を読む―孤の宇宙へ(法蔵館文庫) [文庫]



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出版社:法蔵館
販売開始日: 2024/03/08
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方丈記を読む―孤の宇宙へ(法蔵館文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    源平の争乱という激動の時代、下鴨神社の社家に生まれながら、父の早世により不遇のまま出家遁世した長明は、実家を出て妻子も持たず、心の平安を求めて、縮小ばかりのつらい坂を転げおちる。優れた歌人であり管弦の名手であった長明が理想の住まいを求め、日野の山中に庵を構えて到達した「閑居の気味」とは。京の都でうち続いた、五大災厄(大火、辻風、都遷り、大地震、飢饉)を目の当たりにし、生きづらい世を嘆きつつも、どこか微笑とゆとりも忘れない都人の精神。先の見えない不安の時代だからこそ読み継がれたい、日本古典屈指の名随筆を、第一人者による校訂本文・大意・原文、解説を含めた珠玉のエッセイで味わう。
  • 目次

    はじめに  
    凡例  

    序章 『方丈記』概観
    第一章 ユク河ノナガレと〈無常〉観のイントロ

    第一回、かくもはかなき世の姿――川面をながめて観想する 
    (エッセイ)
    その一、砂に書いたラブレター 
    その二、文字の彩りと織りなし  
    その三、流れる河のグローバル  
    その四、まず、音――歌詠みミュージシャンの文才 

    第二回、仮の宿りと人の無常  
    (エッセイ)
    その一、唯一無二のキーワード  
    その二、人はどこから来て、どこへ去るのか? 

    第二章 「世の不思議」と「予(われ)」のこと

    第三回、災厄Ⅰ 安元の大火――「末広」に燃える都
    (エッセイ)
    その一、『方丈記』の〈われ〉とオリジナリティ 
    その二、出火の原因とは?――揺れる思いと文学性 

    第四回、炎上の蠱惑――危うき京中の家々  
    (エッセイ)
    焼亡の威力と恐怖、そしてその美  

    第五回、災厄Ⅱ 京都を巻き上げる大旋風――危険な兆候 
    (エッセイ)
    トルネードの日本文化  

    第六回、災厄Ⅲ 意想外の都遷りと怒り、そして旧都の荒廃 
    (エッセイ)
    都の定めは薬子の変――遷都論争と長明の立ち位置 

    第七回、福原の「都の手振(てぶり)り」と「鄙(ひな)たる武士(もののふ)」  
    (エッセイ)
    都人長明の矜持と「ば」の世界 

    第八回、乱世の瑞相と還都の哀愁 
    (エッセイ)
    『方丈記』の時代精神――仰ぎ見るべき皇統とは 

    第九回、災厄Ⅳ 養和の飢饉――「うれへ悲しむ声、耳に満(み)てり」 
    (エッセイ)
    絵にも描けない惨劇  

    第十回、シンデミックの「濁(ぢょく)悪(あく)世(せ)」  
    (エッセイ)
    モノクロームに光る彩色  

    第十一回、沈黙の反復――愛と死を見つめて  
    (エッセイ)
    阿字の宿命  

    第十二回、災厄Ⅴ 元暦の大地震勃発 
    (エッセイ)
    震災の記憶と津波の所在――描かれざる平家滅亡  

    第十三回、大地の異変――余震と大仏「みぐし」墜落の記憶  
    (エッセイ)
    その一、「事は」と言の葉――本文理解の前提として  
    その二、地震の噂と龍の潜伏――清盛の影  
    その三、四大種の大三災と小三災  

    第十四回、五大災厄の終わりに――この世の中のありにくさ  
    (エッセイ)
    『方丈記』と夏目漱石『草枕』  

    第三章 私の人生と住まいの記

    第十五回、縮み志向の後半生――家出・独立と出家・大原まで  
    (エッセイ)
    その一、「ワカカミ」という冒頭語  
    その二、『方丈記』の構造と『池亭記』――〈われ〉の照応  
    その三、『方丈記』の近代性――夏目漱石の英訳から  

    第十六回、六十(むそぢ)の露と日野の「方丈」――『方丈記』の核心  
    (エッセイ)
    長明の不遇と出家まで  

    第十七回、日野の庵のインテリア  
    (エッセイ)
    小さな家と世界文学  
     
    第十八回、西に傾く春夏秋冬――庵をめぐる宇宙観  
    (エッセイ)
    その一、四方四季のちいさいおうち 
    その二、四方四面のグローカル  
    その三、孤高のロックンローラーとトラウマ  

    第十九回、十歳の友、麓より来たる――閑居の日常と散策  
    (エッセイ)
    その一、外山の日野と長明の晩年  
    その二、太宰治が描いた長明と鎌倉殿  

    第二十回、深い夜の景気と山の音  
    (エッセイ)
    六十歳という「定命」  

    第四章 「閑居の気味」と「三界唯一心」

    第二十一回、五年の月日と長すぎた春?――仮の庵の安逸と危うさ  
    (エッセイ)
    『方丈記』と長明の〈いま〉  

    第二十二回、人はなんで家を作るか――What men live by? 
    (エッセイ)
    「ぐるりのこと」を捨てた果てに  

    第二十三回、手の奴(やっこ)、足の乗り物――長明のユーモアと身心観  
    (エッセイ)
    〈身〉とは何か?――引き裂かれそうな心とカラダ  

    第二十四回、世界は心ひとつなり――閑居の気味  
    (エッセイ)
    恥の文化と自足の空間  

    第五章 終章――自問自答と念仏と

    第二十五回、ものみな月で終わる――外山の庵と蓮胤の記 
    (エッセイ)
    その一、草庵を愛すること――All you need is love?  
    その二、腰折れの『方丈記』――混迷と謙遜、あるいは偽悪?  
    その三、孤の宇宙から往生へ  
    その四、「シルス方丈記」――すべての終わりに  

    解説――読書案内をかねて

    参考文献等一覧  
    『方丈記』関連地図  
    鴨長明関連略年譜  
    おわりに
  • 出版社からのコメント

    災害が続く不安な時代、生きづらさを抱える鴨長明が求めた理想の独居とは。第一人者による新訳と解説で味わう、古典屈指の名随筆。
  • 内容紹介

    「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。無常を語る冒頭で有名な『方丈記』。
    源平の争乱という激動の時代、下鴨神社の社家に生まれながら、父の早世により不遇のまま出家遁世した長明は、実家を出て妻子も持たず、心の平安を求めて、縮小ばかりのつらい坂を転げおちる。優れた歌人であり管弦の名手であった長明が、理想の住まいを求めて、日野の山中に庵を構えて到達した「閑居の気味」とは。

    京の都でうち続いた、五大災厄(大火、辻風、都遷り、大地震、飢饉を目の当たりにし、生きづらい世を嘆きつつも、どこか微笑とゆとりも忘れない都人の精神。先の見えない不安の時代だからこそ読み継がれたい、日本古典屈指の名随筆を、第一人者による校訂本文・大意・原文、解説を含めた珠玉のエッセイで味わう。

    *京都新聞で連載されたエッセイをもとに新たな着想で全面的に書き下ろされた文庫版オリジナル。

    【目次より】
    はじめに  
    序章 『方丈記』概観

    第一章 ユク河ノナガレと〈無常〉観のイントロ
    第二章 「世の不思議」と「予(われ)」のこと
    第三章 私の人生と住まいの記
    第四章 「閑居の気味」と「三界唯一心」
    第五章 終章――自問自答と念仏と

    解説――読書案内をかねて
    参考文献等一覧
    『方丈記』関連地図
    鴨長明関連略年譜
    おわりに

    図書館選書
    無常を語り、災害文学の嚆矢として著名な『方丈記』。第一人者による校訂本文、大意、原文、解説を含んだエッセイで構成。不安な時代にこそ読みたい、日本古典屈指の名随筆。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    荒木 浩(アラキ ヒロシ)
    1959年生まれ。京都大学大学院博士課程中退。博士(文学)。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本古典文学
  • 著者について

    荒木 浩 (アラキ ヒロシ)
    1959年生まれ。京都大学大学院博士課程中退。博士(文学)。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本古典文学。著書に『『今昔物語集』の成立と対外観』、『古典の中の地球儀』、『京都古典文学めぐり』など。

方丈記を読む―孤の宇宙へ(法蔵館文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館
著者名:荒木 浩(著)
発行年月日:2024/03/15
ISBN-10:4831826618
ISBN-13:9784831826619
判型:文庫
発売社名:法藏館
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:336ページ
縦:15cm
厚さ:2cm
重量:194g
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