傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本]
    • 傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本]

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傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本]
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傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本]



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出版社:白水社
販売開始日: 2026/04/15
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傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本] の 商品概要

  • 目次

     序論 「大祖国戦争」と都市=身体としてのレニングラード
    第一部 傷ついた都市、語られない言葉
     第一章 戦争による身体の痛みと傷―レニングラード包囲下と戦後の女性労働者
      一 レニングラードにおける女性の状況
      二 出産をめぐる状況と疾患
      三 工場労働と女性の身体
      小括
     第二章 政治抑圧下での都市の傷と記念―レニングラード防衛博物館と「レニングラード事件」
      一 レニングラード防衛博物館の開館――包囲解放後の文化事業
      二 展示事業の組織――来館者に着目して 
      三 「レニングラード事件」と防衛博物館
      四 レニングラード防衛博物館における記念の展開
      小括
     第三章 「親愛なる」首都における市民の動員―モスクワ創建八〇〇周年記念祭
      一 記念祭の開催をめぐる決定
      二 祝祭空間の形成
      三 歴史に関する文化事業
      小括
    第二部 眼差しを受ける都市、労働する身体
     第四章 遠くから都市をおもう―レニングラードの都市創建二五〇周年記念祭における来賓と祝電
      一 記念祭の概要
      二 招待状の返答
      三 友好協会からの祝電
      四 戦後の建設と発展
      小括
      補論 ウラジーミル・プーチンのレニングラード包囲に関する語り―家族史から見る政治指導者のマスキュリニティ
     第五章 革命と工業化の理念におけるマスキュリニティ―レニングラードの都市創建二五〇周年記念祭と中ソ関係
      一 一九五〇年代のソ連社会におけるマスキュリニティ
      二 一九五〇年代の中ソ関係
      三 北京市副市長馮基平による記念祭への出席
      四 工場労働者
      小括
     結論 戦後のレニングラードにおける日常
      あとがき
      史料・参考文献/註
  • 出版社からのコメント

    現代ロシアの礎ともなった独ソ戦――包囲を経験したレニングラードの荒地から、個の記憶とモスクワで創られる歴史との相克を描き出す
  • 内容紹介

    「大祖国戦争」と称される第二次大戦時の独ソ戦は、現代ロシアのナショナル・アイデンティティを構成するきわめて大きな要素だ。露宇戦争においても開戦時、プーチン大統領がゼレンスキー政権を「ネオナチ」と名指したのは、その「特別軍事作戦」の正当性を国民の「大祖国戦争」の神話に訴えかけるためであった。「大祖国戦争」の(大文字の)記憶=神話は、戦時からすでに形成されていったものではあるが、しかし、個々人の戦争の経験と記憶は一枚岩のイデオロギーに回収しつくされるものではなく、そもそもそのイデオロギーが形成される過程にもさまざまな政治的・文化的背景があったのは言うまでもない。
    本書は、戦中に870日以上の「包囲」を経験したレニングラード(現サンクト・ペテルブルク)を主たる舞台とし、この街の労働者の身体、レニングラード防衛博物館、そして都市の祝典をとりあげながら、国家の公的な「歴史」からは取りこぼされてしまう人々の「大祖国戦争」に対する「応答」の痕跡を掬いとる試みである。過去に生きた人々の営為に対して歴史研究は何ができるのか─傷ついた都市と傷ついた住民と、その復興=回復の「歴史」。
  • 著者について

    松本 祐生子 (マツモト ユキコ)
    お茶の水女子大学基幹研究院人文科学系助教。
    専門は、独ソ戦期と戦後ソ連の社会史。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。主な論文に「モスクワ大学新校舎とアメリカ―「エルベ河の邂逅」10周年記念式典(1955年)に着目して―」など。

傷ついた身体と都市-「大祖国戦争」の経験と記憶 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:松本生子(著)
発行年月日:2026/04
ISBN-10:4560025851
ISBN-13:9784560025857
判型:B6
発売社名:白水社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:280ページ
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