近代天皇と競馬-「帝国の賭博者」をめぐる主体性と偶然性 [単行本]
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近代天皇と競馬-「帝国の賭博者」をめぐる主体性と偶然性 [単行本]



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出版社:明石書店
販売開始日: 2026/07/16
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近代天皇と競馬-「帝国の賭博者」をめぐる主体性と偶然性 の 商品概要

  • 目次

     はしがき
     凡例
     図版出典一覧

    第1章 序論――問題意識と研究意義
     第1節 研究についての問題意識
      1.1 研究背景
       1.1.1 ディープインパクト号の出現と凱旋門賞
       1.1.2 天皇とギャンブル
      1.2 研究目的
     第2節 先行研究
      2.1 競馬に関する研究
      2.2 近現代天皇像形成に関する研究
      2.3 近代スポーツに関する研究
     第3節 分析の枠組み
     第4節 本書の構成

    第2章 競馬の歴史――1860年以前
     第1節 本章(本書)の目的
     第2節 人と馬の営み
      2.1 動物の進化(ヒト科とウマ科)
      2.2 馬への眼差し
     第3節 競馬とは何か
      3.1 「古式競馬」と「近代競馬」
      3.2 ヨーロッパの古式競馬
       3.2.1 競馬の始まりとギリシア競馬
       3.2.2 ローマ帝国の競馬
       3.2.3 古式競馬の終わり
      3.3 古式競馬のまとめ
     第4節 スポーツ概念と近代競馬の誕生――王侯貴族・ジェントルマン・クラブ
      4.1 近代スポーツの誕生と競馬
      4.2 「ジェントルマン」とは何か
      4.3 英国社会と近代競馬
     第5節 近代競馬のまとめ

    第3章 本邦における競馬の受容――1900年まで
     第1節 日本の古式競馬
     第2節 明治天皇と競馬
      2.1 日本近代競馬の幕開け――幕末から明治期の競馬
      2.2 政治外交と競馬――「社交」から「軍事」へ
      2.3 明治天皇と近代競馬
       2.3.1 明治天皇の競馬行幸
       2.3.2 明治天皇と根岸競馬
     第3節 明治新政府・居留外国人・民衆(多様な近代競馬認識)
      3.1 競馬推進者と主催官庁(それぞれの思惑、名馬イメージの違い:農耕馬以外)
       3.1.1 内務省の場合
       3.1.2 陸軍省の場合
       3.1.3 宮内省の場合
      3.2 居留外国人から見た日本近代競馬創成期
       3.2.1 ジェントルマンたちの課題
      3.3 民衆から見た日本近代競馬創成期(文明と非文明の交錯)
      3.4 明治博徒と競馬社会

    第4章 「帝室御賞典」と「帝国の賭博者」
     第1節 明治期から補助金競馬時代にかけての競馬の概要
      1.1 馬券黙許時代
      1.2 日本近代競馬の「ジレンマ」
       1.2.1 日本の競馬観
       1.2.2 「ジェントルマン精神」の受容
       1.2.3 日本人の競馬参加
     第2節 「帝室御賞典」の誕生と拡大
      2.1 「帝室御賞典」の誕生と馬券黙許時代
      2.2 馬券の禁止と競馬法制定へ
       2.2.1 馬券禁止の過程
       2.2.2 補助金競馬時代
       2.2.3 競馬法の内容
      2.3 補助金競馬時代の「帝室御賞典」
     第3節 「帝国の賭博者」の形成史(競馬法の完成=誕生)

    第5章 皇室と近代スポーツ――1920、30年代
     第1節 大日本帝国と近代スポーツ
      1.1 新しい天皇杯の登場(日本近代スポーツ受容における3類型)
      1.2 皇室によるスポーツ振興――スポーツイメージの転換とスポーツの普及
      1.3 スポーツの熱狂時代と競馬
     第2節 「帝国の賭博者」の様相
      2.1 「みる、かける」スポーツとして
      2.2 競馬ファンの登場
     第3節 競馬とデモクラシー(民主主義)
     第4節 各競馬倶楽部の成長と「帝室御賞典」
      4.1 「天皇の馬、競走馬」と「帝国の賭博者」(競馬ファン)
      4.2 競馬(ギャンブル)の二重性
      4.3 競馬倶楽部の成長と法改正
       4.3.1 馬政局と控除率の変遷
       4.3.2 競馬法の改正
     第5節 「前期的」日本大衆競馬形成期 1923~45年

    第6章 大日本帝国の大衆競馬――1936~45年
     第1節 大日本帝国下における競馬事業
      1.1 一人の帝国臣民(前田長吉)
      1.2 戦時期競馬の思想的問題点
      1.3 前田長吉の生涯
      1.4 1930、40年代における日本競馬の動向
       1.4.1 大日本帝国の競馬事業
       1.4.2 日本競馬会と「帝室御賞典」(天皇賞)
       1.4.3 天皇(「ギャンブルを振興するミカド」)と「帝国の賭博者」
      1.5 本節のまとめ
     第2節 「大日本帝国」の競馬とは何か
      2.1 外地の競馬
       2.1.1 朝鮮の競馬
       2.1.2 台湾の競馬
       2.1.3 樺太の競馬
       2.1.4 その他の競馬
      2.2 地方競馬
       2.2.1 地方競馬の誕生
       2.2.2 地方競馬規則の改正
     第3節 競馬事業の思想空間
      3.1 国体・天皇・競馬
      3.2 「帝国の賭博者」(競馬ファン)の〈主体〉
     第4節 本章のまとめ(戦前競馬の終わりとその意味)

     あとがき
     引用・参考文献
     附録
  • 内容紹介

    近代日本における天皇は善悪を包含し、偶然性をも司る存在であった。近代天皇と競馬ファンの関係を「ギャンブルを振興するミカド」「帝国の賭博者」という独自の視座で捉え直し、近代日本の歴史的・思想的特質を解き明かす。
  • 著者について

    高橋 一友 (タカハシ カズトモ)
    1981年埼玉県生まれ。法政大学法学部政治学科卒業後、京都大学大学院人間・環境学研究科や東京大学大学院総合文化研究科・教養学部後期課程で研究生として古式競馬と近代競馬を学ぶ。
    2014年、日本中央競馬会(JRA)の組織研究で法政大学大学院公共政策研究科修士課程修了。
    2025年、論文「近現代日本における天皇と競馬」で京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。
    現在、歴史哲学・文明学者として独立研究者。東京都品川区生涯学習講座(競馬史講座)登録講師。元京都市立芸術大学非常勤講師。
    専門は日本の思想、スポーツ、文化・メディア、人工知能(AI)、デジタルゲーム。
    主な論文として、「明治天皇と競馬:近代日本における馬概念の変容」(『社会システム研究』第21号、2018年)、「日本近代競馬と帝室御賞典:明治期から補助金競馬時代までを中心に」(『社会システム研究』第22号、2019年)、「現代日本における「大衆天皇」と競馬:東アジアへの拡がりを視野に」(『社会システム研究』第23号、2020年)、「大日本帝…

近代天皇と競馬-「帝国の賭博者」をめぐる主体性と偶然性 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:高橋一友(著)
発行年月日:2026/07
ISBN-10:4750361429
ISBN-13:9784750361420
判型:B5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:352ページ
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