ナラティヴ逃走論-セラピーという社会政治的実践 [単行本]
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出版社:金剛出版
販売開始日: 2026/09/08
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ナラティヴ逃走論-セラピーという社会政治的実践 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序「物語」を逃れて「語ること」の方へ―政治的詩学としてのナラティヴ・セラピー
    Ⅰナラティヴ・パースペクティヴ
    1章ナラティヴ・セラピー―多声と認証に向かう臨床実践
    2章見たことのない風景―社会構成主義・遂行・ナラティヴ
    Ⅱナラティヴ・プラクティス
    3章あばれ鬼―表層surface
    4章自画像―認証acknowledgement
    5章デイルーム―共鳴resonance
    6章三和土―多声multivocality
    Ⅲナラティヴ・リフレクションズ
    7章関係という文脈から関係をめぐる文脈へ―家族臨床におけるナラティヴ倫理
    8章エージェンシーは運ぶ―ナラティヴ・セラピーの空白としてのジュディス・バトラー
    9章社会政治的実践―ナラティヴ・セラピーとソーシャルワーク
    あとがき
  • 内容紹介

    「ネガティヴな自己物語をポジティヴに書き換える心理療法」―ナラティヴ・セラピーは、しばしばこれまでそう理解されてきた。けれどもそれは大きな誤解である。「人の内側に、表面には現れないその下に、本当の自己や本質がある」といった近代的で心理学的な前提こそ、ナラティヴ・セラピーが問い直し、離れようとしたものなのだから。

    「物語」は私たちを支え励ますと同時に、縛り、序列化し、管理する。ナラティヴ・セラピーとは、物語が権力の場であることを何より自覚した上で、語ることにおいてそれをすり抜け、逃れ、別な仕方で語るためのスペースを切り拓こうとする実践である。「再著述」や「語り直し」は出来事や自分についての見方を変えようとする「技法」ではなく、異なる語りという「行為」が異なる現実を立ち上げるという、その協働的な連なりそのものを指す。語るたびにズレをはらみ、語り切れない空白にも伴われて「みたことのない風景」へと私たちを運ぶ、今あらためて見えてくるのは、そんなナラティヴの像。

    マイケル・ホワイトが参照し続けたフーコーの権力論とデリダの余白論にバトラーのパフォーマティヴィティ論を再接続しつつ、ケア、ジェンダー、尊厳、支援倫理など今日的テーマを社会政治的文脈(socio political context)とつないで考え続けてきたナラティヴ・セラピーのポテンシャルを、多声と認証に向けて押し広げる。

ナラティヴ逃走論-セラピーという社会政治的実践 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:金剛出版
著者名:安達映子(著)
発行年月日:2026/09
ISBN-10:4772422056
ISBN-13:9784772422055
判型:規小
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:200ページ
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