ナラティヴ逃走論(金剛出版) [電子書籍]
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ナラティヴ逃走論(金剛出版) [電子書籍]

安達映子(著者)
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出版社:金剛出版
公開日: 2026年10月01日
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ナラティヴ逃走論(金剛出版) [電子書籍] の 商品概要

  • 「ネガティヴな自己物語をポジティヴに書き換える心理療法」―ナラティヴ・セラピーは、しばしばこれまでそう理解されてきた。けれどもそれは大きな誤解である。「人の内側に、表面には現れないその下に、本当の自己や本質がある」といった近代的で心理学的な前提こそ、ナラティヴ・セラピーが問い直し、離れようとしたものなのだから。


    「物語」は私たちを支え励ますと同時に、縛り、序列化し、管理する。ナラティヴ・セラピーとは、物語が権力の場であることを何より自覚した上で、語ることにおいてそれをすり抜け、逃れ、別な仕方で語るためのスペースを切り拓こうとする実践である。「再著述」や「語り直し」は出来事や自分についての見方を変えようとする「技法」ではなく、異なる語りという「行為」が異なる現実を立ち上げるという、その協働的な連なりそのものを指す。語るたびにズレをはらみ、語り切れない空白にも伴われて「みたことのない風景」へと私たちを運ぶ、今あらためて見えてくるのは、そんなナラティヴの像。


    マイケル・ホワイトが参照し続けたフーコーの権力論とデリダの余白論にバトラーのパフォーマティヴィティ論を再接続しつつ、ケア、ジェンダー、尊厳、支援倫理など今日的テーマを社会政治的文脈(socio political context)とつないで考え続けてきたナラティヴ・セラピーのポテンシャルを、多声と認証に向けて押し広げる。
  • 目次

    序 「物語」を逃れて「語ること」の方へ―政治的詩学としてのナラティヴ・セラピー
    I ナラティヴ・パースペクティヴ
    1章 ナラティヴ・セラピー―多声と認証に向かう臨床実践
    2章 見たことのない風景―社会構成主義・遂行・ナラティヴ
    II ナラティヴ・プラクティス
    3章 あばれ鬼―表層surface
    4章 自画像―認証acknowledgement
    5章 デイルーム―共鳴resonance
    6章 三和土―多声multivocality
    III ナラティヴ・リフレクションズ
    7章 関係という文脈から関係をめぐる文脈へ―家族臨床におけるナラティヴ倫理
    8章 エージェンシーは運ぶ―ナラティヴ・セラピーの空白としてのジュディス・バトラー
    9章 社会政治的実践―ナラティヴ・セラピーとソーシャルワーク
    あとがき

ナラティヴ逃走論(金剛出版) [電子書籍] の商品スペック

Cコード 3011
出版社名 金剛出版
本文検索 可
紙の本のISBN-13 9784772422055
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著者名 安達映子
著述名 著者

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