教育が「発達障害」を作るとき-「やりとり」の社会学という視点 [単行本]
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教育が「発達障害」を作るとき-「やりとり」の社会学という視点 [単行本]

北澤毅(編著)鶴田真紀(編著)


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出版社:青弓社
販売開始日: 2026/09/09
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教育が「発達障害」を作るとき-「やりとり」の社会学という視点 の 商品概要

  • 目次

    まえがき 北澤 毅

    序 章 発達障害に対する本書のスタンス 鶴田真紀
     1 「発達障害」とは何か
     2 障害の個人モデルと社会モデル
     3 発達障害に対する本書のスタンス

    コラム1 特別支援教育制度の基礎知識 鶴田真紀

    第1章 「気になる子」の何が「気になる」のか――発達障害と制度的思考 粕谷圭佑
     1 「気になる子」とはどのような概念か
     2 幼稚園のなかでの「気になる子」の理解とその対応
     3 「気になる子」に対する教育的対応
     4 制度が可能にする理解/制度が不可能にする理解

    第2章 「その子のため」の転籍を問い直す――教師による児童・生徒評価の仕方に着目して 鶴宮 慶
     1 転籍のプロセスと教師の役割
     2 転籍プロセス稼働の契機となる児童・生徒評価の仕方――障害・特別支援教育との連関
     3 転籍プロセスを正当化する説明の仕方――動機の語彙を手がかりに

    第3章 特別支援教育がもたらす通常学級の人間関係――ある発達障害児の小学校経験に着目して 保坂克洋
     1 「多様な学びの場」での支援を目指す特別支援教育
     2 小学校でのAの問題に対する認識枠組み
     3 関係形成の障壁になる支援員のつきっきりの対応(一年生)
     4 通常学級のメンバーからの排除(五年生)

    第4章 早期発見・早期支援は何をもたらすのか――発達障害児の親の経験に着目して 越川葉子
     1 子どもが発達障害の診断を受けることの意味
     2 発達障害の早期発見・早期支援が親に課す義務
     3 「発達障害児の親の経験」を問う
     4 同年代の子どもとの比較から始まる早期発見
     5 発達支援に駆り立てられる親
     6 過小な見通しを超えていく子ども

    コラム2 発達障害児への学習支援――放課後の学習支援現場から 綾部太輔

    第5章 准専門家としての親――療育をめぐる変容 鶴田真紀
     1 療育をめぐる状況と親の役割の変遷
     2 本章の親とその子ども、彼らが通う療育施設と療育記録
     3 療育記録を介した親の社会化
     4 「准専門家としての親」とジュンのその後――親の認識と子どもの認識

    第6章 「教育と医療の連携」の「美しさ」を問い直す――教師と医師の職業倫理の違いをめぐって 遠藤季哉
     1 教師と医師の職業規範(職業倫理)の相違から生じる問題
     2 発達障害(特にASD)の治療のあり方の特異性から生じる問題

    終 章 「発達障害」観再考――「問題の個人化」から「問題の関係化」へ 北澤 毅
     1 「発達障害」をめぐる問いの転換
     2 「発達障害増加」は何を意味するか
     3 発達障害児の社会的構築――「生得性」言説がもたらすもの
     4 診断をめぐる境界画定問題――恣意的線引きが質的相違へと変換するとき
     5 「様子を見る」ことの意義

    あとがき 鶴田真紀
  • 内容紹介

    発達障害とは自閉症やADHDなどを含む概念であり、低年齢児からその特性が現れる脳機能の障害として捉えられている。だが、当事者個人ばかりに目を向けると「できなさ」や「問題行動」がクローズアップされ、心理的・医学的な支援だけがおこなわれることになる。

    それに対して本書は、「発達障害は人々のやりとりのなかで作り出される」という視座から、社会や制度が「発達障害」をどう取り扱っているのか、そして当事者に寄り添う人々の日々のやりとりのなかで、子どもの行為がどのように「発達障害」と見なされていくのかを、主に教育をめぐる制度や現場のリアリティに沿って明らかにする。

    幼稚園での「気になる子」、転籍や特別支援教育で生じる困難、親たちの苦悩や役割、医療機関と教育の連携――。フィールドワークや参与観察、インタビューなど、質的調査からこれらの事例を検証・分析して、「発達障害」と教育制度の気づきにくい関係性を浮き彫りにする。

    本書の視点は、発達障害の当事者や親、教師に責任や負担を負わせるものではない。社会や制度のなかで作り出されるものとして発達障害を問い直し、障害と向き合う新たな視点を具体的に提示する。
  • 著者について

    北澤 毅 (キタザワ タケシ)
    立教大学名誉教授。専攻は教育社会学、逸脱行動論。著書に『「教育問題」はつくられる』(時事通信出版局)、『「いじめ自殺」の社会学』(世界思想社)、編著に『文化としての涙』(勁草書房)、共編著に『教育現象を解剖する』(北樹出版)、『囚われのいじめ問題』(岩波書店)、『教師のメソドロジー』(北樹出版)など。

    鶴田 真紀 (ツルタ マキ)
    創価大学教育学部教授。専攻は教育社会学、障害児教育の社会学。著書に『発達障害の教育社会学』(ハーベスト社)、共著に『教師のメソドロジー』(北樹出版)、論文に「語りにおける「安定」と「揺らぎ」を通した自己理解の構成」(「日本オーラル・ヒストリー研究」第22号)など。

教育が「発達障害」を作るとき-「やりとり」の社会学という視点 の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:北澤毅(編著)/鶴田真紀(編著)
発行年月日:2026/09
ISBN-10:478723577X
ISBN-13:9784787235770
判型:B6
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:295g
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