「てにはドイツ語」という問題(三元社) [電子書籍]
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「てにはドイツ語」という問題(三元社) [電子書籍]

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出版社:三元社
公開日: 2024年06月30日
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「てにはドイツ語」という問題(三元社) [電子書籍] の 商品概要

  • 日本医学と「言語的事大主義」。
    いまは忘れられた、ドイツ語を日本語の語順でならべて助詞などでつなげた「てにはドイツ語」とは、ドイツ語で医学教育がおこなわれるという、きわめて特殊で限定的な場で発生し、流通した言語変種といえる。「てにはドイツ語」による教科書も出されている。この言語変種をめぐって、日本医学界ではいかなる議論がなされたのか。「医学のナショナライズ」「ナショナリズムの医学」「日本医学」「大東亜医学」、敗戦後の「アメリカ医学」=アメリカ英語への転換、それは、近代日本語のあり方のみならず、学知のあり方までをもうかびあがらせるものである。

    [目次]

    序章 近代日本と「てにはドイツ語」  1
       1  「てにはドイツ語」とはなにか  2
       2  専門的・特権的な「てにはドイツ語」  5
       3  医学とドイツ語 ― 「上品ナ隠語」とその問題  11
       4  現在の医療従事者がつかうドイツ語起源の隠語  13
       5  近代日本語と「てには」 ― 和辻哲郎の議論から  17
       6  本書の内容  19
       注  24

    第一章 「てにはドイツ語」の発生  27
       1  はじめに  28
       2  ドイツ医学の導入  32
       3  お雇い外国人からの脱却のあとに  48
       4  日本語で医学教育はできたのか  55
       5  おわりに  66
       注  68

    第二章 問題化する「てにはドイツ語」とエスペラント――一九一〇年代後半における医学界の言語問題  79
       1  はじめに  80
       2  大沢岳太郎・村田正太論争の概略  82
       3  『刀圭新報』の立場 ― 医学界批判としての暉峻義等の援護  110
       4  村田正太におけるエスペラントの「発見」  122
       5  おわりに  136
       注  139

    第三章 浸透する「てにはドイツ語」  151
       1  はじめに  152
       2  印刷されない「てにはドイツ語」  155
       3  印刷される「てにはドイツ語」 ― 熱い需要のもとで  168
       4  おわりに  183
       注  184

    第四章 再問題化する「てにはドイツ語」――一九三〇年代から一九四〇年まで  187
       1  はじめに  188
       2  下瀬謙太郎「医学用語に関する世上の声」などから  190
       3  国語愛護同盟医学部と『日本医事新報』  201
       4  一九四〇年の「てにはドイツ語」問題  219
       5  おわりに  246
       注  248

    第五章 医学用語統一への道と医師試験用語問題  257
       1  はじめに  258
       2  医学用語の統一へ  259
       3  日中医学用語統一論  278
       4  医師試験用語問題  288
       5  おわりに  308
       注  309

    第六章 「大東亜共栄圏」のなかの「てにはドイツ語」  319
       1  はじめに  320
       2  「国語国字統一問題とテニヲハ独逸語問題」 ― 一九四一年三月  321
       3  第一一回日本医学会総会と「てにはドイツ語」問題 ― 一九四二年  325
       4  第一一回日本医学会総会の総括  334
       5  大東亜医学へ  338
       6  おわりに  365
       注  366

    終 章 「てにはドイツ語」の終焉――ドイツ語から英語へ  373
       1  はじめに  374
       2  敗戦をまたぐ『日本医事新報』  377
       3  敗戦後の『茂木外科総論』 ― 「日独混合文」から「日英混合文」へ  398
       4  「言語的事大主義」という批判  406
       5  おわりに  411
       注  416

    あとがき  423
    人名索引  I
    事項索引  VIII
  • 目次

    序章 近代日本と「てにはドイツ語」  1
       1  「てにはドイツ語」とはなにか  2
       2  専門的・特権的な「てにはドイツ語」  5
       3  医学とドイツ語 ― 「上品ナ隠語」とその問題  11
       4  現在の医療従事者がつかうドイツ語起源の隠語  13
       5  近代日本語と「てには」 ― 和辻哲郎の議論から  17
       6  本書の内容  19
       注  24

    第一章 「てにはドイツ語」の発生  27
       1  はじめに  28
       2  ドイツ医学の導入  32
       3  お雇い外国人からの脱却のあとに  48
       4  日本語で医学教育はできたのか  55
       5  おわりに  66
       注  68

    第二章 問題化する「てにはドイツ語」とエスペラント――一九一〇年代後半における医学界の言語問題  79
       1  はじめに  80
       2  大沢岳太郎・村田正太論争の概略  82
       3  『刀圭新報』の立場 ― 医学界批判としての暉峻義等の援護  110
       4  村田正太におけるエスペラントの「発見」  122
       5  おわりに  136
       注  139

    第三章 浸透する「てにはドイツ語」  151
       1  はじめに  152
       2  印刷されない「てにはドイツ語」  155
       3  印刷される「てにはドイツ語」 ― 熱い需要のもとで  168
       4  おわりに  183
       注  184

    第四章 再問題化する「てにはドイツ語」――一九三〇年代から一九四〇年まで  187
       1  はじめに  188
       2  下瀬謙太郎「医学用語に関する世上の声」などから  190
       3  国語愛護同盟医学部と『日本医事新報』  201
       4  一九四〇年の「てにはドイツ語」問題  219
       5  おわりに  246
       注  248

    第五章 医学用語統一への道と医師試験用語問題  257
       1  はじめに  258
       2  医学用語の統一へ  259
       3  日中医学用語統一論  278
       4  医師試験用語問題  288
       5  おわりに  308
       注  309

    第六章 「大東亜共栄圏」のなかの「てにはドイツ語」  319
       1  はじめに  320
       2  「国語国字統一問題とテニヲハ独逸語問題」 ― 一九四一年三月  321
       3  第一一回日本医学会総会と「てにはドイツ語」問題 ― 一九四二年  325
       4  第一一回日本医学会総会の総括  334
       5  大東亜医学へ  338
       6  おわりに  365
       注  366

    終 章 「てにはドイツ語」の終焉――ドイツ語から英語へ  373
       1  はじめに  374
       2  敗戦をまたぐ『日本医事新報』  377
       3  敗戦後の『茂木外科総論』 ― 「日独混合文」から「日英混合文」へ  398
       4  「言語的事大主義」という批判  406
       5  おわりに  411
       注  416

    あとがき  423
    人名索引  I
    事項索引  VIII

「てにはドイツ語」という問題(三元社) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード N105
Cコード 1081
出版社名 三元社
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紙の本のISBN-13 9784883035298
ファイルサイズ 119.4MB
著者名 安田 敏朗
著述名 著者

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