いま自然をどうみるか(白水社) [電子書籍]
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いま自然をどうみるか(白水社) [電子書籍]

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出版社:白水社
公開日: 2026年10月28日
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いま自然をどうみるか(白水社) [電子書籍] の 商品概要

  • 人と自然との新たな関係を描く名著



    本書は、反原発運動を率いた「市民科学者」高木仁三郎が1986年に世に問うた自然哲学の名著。ギリシア神話の自然征服志向から、コペルニクス的転換、近代科学の「機械としての自然」像、民衆の自然観の蘇生、労働論まで、人間が自然を支配・操作の対象とみなしてきた歩みをたどり、科学の眼と感性の眼とに引き裂かれた現代人に、自由と解放の自然観への転換を促す。文明批判にとどまらぬ射程の広さゆえ、四〇年を経てなお読み継がれ、増補新版(1998年刊)で加わったチェルノブイリ以降の展望も含め、骨格は揺るがない。

    3.11以降、脱原発の機運は高まったが、近年は再稼働や老朽炉の“建て替え”が語られ、賛否は再び揺れている。人間中心主義的な自然観が臨界点に達しつつあるいま、本書の根源的な問いは重みを増す。次の世代にも、自然との向き合い方を考える糸口となる一冊。解説=山口幸夫(原子力資料情報室共同代表)





    [目次]



    序章 いまなぜ自然か

     ある早朝に  科学的な自然像  二つの自然  核テクノロジーの意味するもの  第二の自然  孤独な征服者  自然観の見なおし  エコロジー  エコロジズムは解放の思想たりうるか  本書の構成



    第一部 人は自然をどうみてきたか

    第一章 ゼウスとプロメテウス

    1 プロメテウス神話

     『プロタゴラス』のプロメテウス  遅れてやってきた人間  プロメテウス讃歌  縛られたプロメテウス  ゼウスの正義

    2 ヘシオドスの世界

     ヘシオドスのプロメテウス  『仕事と日』  ヘシオドスの正義と自然  正義の都市  自然と人間

    第二章 ロゴスとなった自然

    1 宇宙大の動物

     万物は水なり  宇宙大の動物  ロゴスとなった自然

    2 アリストテレスの宇宙

     アリストテレスの宇宙構造  自然論としてのアリストテレス宇宙  「神」の投入  宇宙の中の人間  中世キリスト教社会とアリストテレス

    第三章 機械としての自然

    1 解放の時代

     革命と保守化  コペルニクス  宇宙観の解放  ジョルダーノ・ブルーノ  自然に内在する原理

    2 近代的自然観へ

     機械としての自然  精神と肉体  数学の導入

    3 ニュートンのもたらしたもの

     りんごと月  最初に法則があった  「私は仮説をつくらない」  自然は単純を喜ぶ  キリスト教と科学  職業としての科学

    第四章 宇宙は解けたか

    1 数学的宇宙

     数学的自然  上からの数学  相対性という絶対主義  物理的意味は後からやってくる  宇宙原理  完全宇宙原理  ビッグバン宇宙論  力の統一

    2 宇宙と人間

     宇宙と神  ビッグバン理論は「我々の現在」を説明できるか?  ニューサイエンス  ニューサイエンス批判  自然観の転換



    第二部 いま自然をどうみるか

    第五章 エコロジー的地球像

    1 「宇宙船地球号」モデル

     かけがえのない地球  人間自身についての認識  「宇宙船地球号」の限界

    2 開放定常系のモデル

     生きている系  天動説の復活?

    3 ガイアのモデル

     生きものとしての地球  ひな菊の世界モデル  共生の意味

    4 生物と文化

     生物の文化  プロメテウスの末裔  生命の文化

    第六章 民衆の自然

    1 先住の世界から

     土着の自然  非核太平洋  ロンとの会話  バッファローのこと  伝承の説得力

    2 近代を超える精神

     石牟礼道子の世界  近代をつきぬける生命感  人と自然とのかけ合い  遊びとおかしみ  野遊びの歌  たたかい

    第七章 自然と労働

    1 自由の国・必然の国

     ネイチャー・ショック 子供じみた態度?  自由の国 有用性としての労働  自然との闘い

    2 労働と生活

     労働の意味  現代の労働  労働時間について  生活と自然  生きた社会  人間の主体性としての労働

    終章 自然に生きる

     内なる自然性  金芝河のエピソード  偏見からの解放  狩する人  フェミニズムと自然観  反差別と自然性  自然主義  ナチュラルな社会  運動について  結び



    増補 そしていま、自然をどうみるか

    1 激動の時代の中で

     十二年がたつ  チェルノブイリ原発事故  情報の公開  地球環境問題

    2 根源的転換に向けて

     「地球環境」について  転換  共生  未来を取り戻す  転換期における科学



     引用文献・参考文献

     あとがき

     増補新版へのあとがき

     解説 「オルターナティブな科学」をめざして(山口幸夫)

いま自然をどうみるか(白水社) [電子書籍] の商品スペック

書店分類コード M010
Cコード 0240
出版社名 白水社
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紙の本のISBN-13 9784560680124
ファイルサイズ 3.8MB
著者名 高木 仁三郎
著述名 著者

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