いま自然をどうみるか(白水Uブックス/人文知への扉<Uh012>) [新書]
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出版社:白水社
販売開始日: 2026/10/28
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いま自然をどうみるか(白水Uブックス/人文知への扉<Uh012>) の 商品概要

  • 目次

    序章 いまなぜ自然か
     ある早朝に  科学的な自然像  二つの自然  核テクノロジーの意味するもの  第二の自然  孤独な征服者  自然観の見なおし  エコロジー  エコロジズムは解放の思想たりうるか  本書の構成

    第一部 人は自然をどうみてきたか
    第一章 ゼウスとプロメテウス
    1 プロメテウス神話
     『プロタゴラス』のプロメテウス  遅れてやってきた人間  プロメテウス讃歌  縛られたプロメテウス  ゼウスの正義
    2 ヘシオドスの世界
     ヘシオドスのプロメテウス  『仕事と日』  ヘシオドスの正義と自然  正義の都市  自然と人間
    第二章 ロゴスとなった自然
    1 宇宙大の動物
     万物は水なり  宇宙大の動物  ロゴスとなった自然
    2 アリストテレスの宇宙
     アリストテレスの宇宙構造  自然論としてのアリストテレス宇宙  「神」の投入  宇宙の中の人間  中世キリスト教社会とアリストテレス
    第三章 機械としての自然
    1 解放の時代
     革命と保守化  コペルニクス  宇宙観の解放  ジョルダーノ・ブルーノ  自然に内在する原理
    2 近代的自然観へ
     機械としての自然  精神と肉体  数学の導入
    3 ニュートンのもたらしたもの
     りんごと月  最初に法則があった  「私は仮説をつくらない」  自然は単純を喜ぶ  キリスト教と科学  職業としての科学
    第四章 宇宙は解けたか
    1 数学的宇宙
     数学的自然  上からの数学  相対性という絶対主義  物理的意味は後からやってくる  宇宙原理  完全宇宙原理  ビッグバン宇宙論  力の統一
    2 宇宙と人間
     宇宙と神  ビッグバン理論は「我々の現在」を説明できるか?  ニューサイエンス  ニューサイエンス批判  自然観の転換

    第二部 いま自然をどうみるか
    第五章 エコロジー的地球像
    1 「宇宙船地球号」モデル
     かけがえのない地球  人間自身についての認識  「宇宙船地球号」の限界
    2 開放定常系のモデル
     生きている系  天動説の復活?
    3 ガイアのモデル
     生きものとしての地球  ひな菊の世界モデル  共生の意味
    4 生物と文化
     生物の文化  プロメテウスの末裔  生命の文化
    第六章 民衆の自然
    1 先住の世界から
     土着の自然  非核太平洋  ロンとの会話  バッファローのこと  伝承の説得力
    2 近代を超える精神
     石牟礼道子の世界  近代をつきぬける生命感  人と自然とのかけ合い  遊びとおかしみ  野遊びの歌  たたかい
    第七章 自然と労働
    1 自由の国・必然の国
     ネイチャー・ショック 子供じみた態度?  自由の国 有用性としての労働  自然との闘い
    2 労働と生活
     労働の意味  現代の労働  労働時間について  生活と自然  生きた社会  人間の主体性としての労働
    終章 自然に生きる
     内なる自然性  金芝河のエピソード  偏見からの解放  狩する人  フェミニズムと自然観  反差別と自然性  自然主義  ナチュラルな社会  運動について  結び

    増補 そしていま、自然をどうみるか
    1 激動の時代の中で
     十二年がたつ  チェルノブイリ原発事故  情報の公開  地球環境問題
    2 根源的転換に向けて
     「地球環境」について  転換  共生  未来を取り戻す  転換期における科学

     引用文献・参考文献
     あとがき
     増補新版へのあとがき
     解説 「オルターナティブな科学」をめざして(山口幸夫)
  • 出版社からのコメント

    反原発を牽引した著者が、古代ギリシアの自然観にまでさかのぼり、人間と自然の新たな関係を描き出した記念碑的名著。
  • 内容紹介

    人と自然との新たな関係を描く名著

    本書は、反原発運動を率いた「市民科学者」高木仁三郎が1986年に世に問うた自然哲学の名著。ギリシア神話の自然征服志向から、コペルニクス的転換、近代科学の「機械としての自然」像、民衆の自然観の蘇生、労働論まで、人間が自然を支配・操作の対象とみなしてきた歩みをたどり、科学の眼と感性の眼とに引き裂かれた現代人に、自由と解放の自然観への転換を促す。文明批判にとどまらぬ射程の広さゆえ、四〇年を経てなお読み継がれ、増補新版(1998年刊)で加わったチェルノブイリ以降の展望も含め、骨格は揺るがない。
    3.11以降、脱原発の機運は高まったが、近年は再稼働や老朽炉の“建て替え”が語られ、賛否は再び揺れている。人間中心主義的な自然観が臨界点に達しつつあるいま、本書の根源的な問いは重みを増す。次の世代にも、自然との向き合い方を考える糸口となる一冊。解説=山口幸夫(原子力資料情報室共同代表)
  • 著者について

    高木 仁三郎 (タカギ ジンサブロウ)
    1938年生まれ。1961年、東京大学理学部化学科卒業。東京大学原子核研究所助手、東京都立大学理学部助教授などを経て、原子力資料情報室代表となる。1997年、長年の反原発・反核活動に対してライト・ライブリフッド賞を受賞。2000年、逝去。
    主要著書:
    『科学は変わる』(東経選書)
    『プルトニウムの恐怖』(岩波新書)
    『危機の科学』(朝日選書)
    『わが内なるエコロジー』(農文協)
    『核時代を生きる』(講談社現代新書)
    『核の世紀末』(農文協)
    『プルトニウムの未来』(岩波新書)

いま自然をどうみるか(白水Uブックス/人文知への扉<Uh012>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:高木仁三郎(著)
発行年月日:2026/10
ISBN-10:4560680124
ISBN-13:9784560680124
判型:新書
発売社名:白水社
対象:一般
発行形態:新書
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:314ページ
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