迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) [全集叢書]
    • 迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) [全集叢書]

    • ¥68221 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003250310

迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) [全集叢書]

価格:¥682(税込)
ゴールドポイント:21 ゴールドポイント(3%還元)(¥21相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/03/06
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    2021年度より公立学校教員への導入が可能になる「1年単位の変形労働時間制」。この制度は教員の多忙化解消につながらないどころか、さらに多忙化を進展させる可能性すら含んでいる。本書では学校がおかれている実情や法制度を踏まえつつ、この制度の持つ問題点について、多様な観点から5人が論じる。
  • 目次

    第1章 学校の現状を見える化する――「一年単位の変形労働時間制」の導入は可能なのか?
     内田良

     1 財源なき働き方改革
     2 一年をとおした働き方の現状――学校に「閑散期」はあるのか?
     3 これから学校で何が起きるのか

    第2章 なぜ、このような働き方になってしまったのか――給特法の起源と改革の迷走
     広田照幸

     1 給特法の成立過程――ボタンの掛けちがい
     2 三十年以上にわたる教育改革疲れ――業務の水膨れ
     3 広がる教員の業務範囲
     4 上に弱く、下に強い文科省の構造
     5 学び続ける教員であるために

    第3章 給特法という法制度とその矛盾
     髙橋哲

     はじめに
     1 勤務時間管理の基本ルール
     2 給特法の法的特徴
     3 文科省の示す労働時間概念の問題
     4 給特法下での三六協定の可能性
     おわりに:給特法問題のあるべき「出口」

    第4章 一年単位の変形労働時間制がもたらす危険性
     嶋﨑量

     1 変形労働時間制とは
     2 変形労働時間制の要件
     3 「休日のまとめ取り」という不合理な政府の導入目的
     4 民間企業等での先行導入事例
     5 公立学校教員と一年単位の変形労働時間制の要件
     6 おわりに:政府が一年単位の変形労働時間制を導入する本当の狙い

    第5章 変形労働時間制は教育現場に何をもたらすか?
     斉藤ひでみ

     1 変形労働時間制に反対する声
     2 今後議論すべきこと
  • 出版社からのコメント

    変形労働時間制を考える,公立学校教員へ導入される可能性がある「1年単位の変形労働時間制」の問題点を様々な視点から論じる.
  • 内容紹介

    2021年度より公立学校教員への導入が可能になった「1年単位の変形労働時間制」。この制度は教員の多忙化解消につながらないどころか、さらに多忙化を進展させる可能性すら含んでいる。本書では、学校がおかれている実情や法制度を踏まえつつ、この制度の持つ問題点について、現場教員を含む様々な視点から論じる。


    長時間労働の改善どころか、多忙化が進みかねない――
    エビデンスなき「迷走」のゆくえは?
    「一年単位の変形労働時間制」を徹底的に解剖する


     近年話題となっている、教員の過重労働の実態。OECDの調査でも日本の教師の労働時間が世界的にもっとも長いことがわかっている。また、国内調査でも、過労死ラインと言われる月80時間の残業を中学校教師の58%、小学校教師の34%が超過している現状にあり、その改善は喫緊の課題である。
     そうした議論を受け、2019年秋の臨時国会、教員の待遇を定める「給特法」が改正され、それによって自治体単位の導入が可能になるのが、公立学校教員の「1年単位の変形労働時間制」である(2021年度以降)。
     だが、この制度は大きな問題を含んでいる。
     この「1年単位の変形労働時間制」は、本当に教師の長時間労働の改善につながるのか? 実際に導入されたとき何が起こるのか? 現場の教員はどのように考えているのか?
     本書では、長時間労働の実態が覆い隠され、さらに多忙化が進む可能性すらある、この「1年単位の変形労働時間制」の仕組み、問題点、起こりうる可能性について、社会学や法学、現場教員の目線から論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    内田 良(ウチダ リョウ)
    1976年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は教育社会学

    広田 照幸(ヒロタ テルユキ)
    1959年生。日本大学文理学部教授。専門は教育社会学

    髙橋 哲(タカハシ サトシ)
    1978年生。埼玉大学教育学部准教授。専門は教育法学・教育行政学

    嶋﨑 量(シマサキ チカラ)
    1975年生。弁護士。神奈川総合法律事務所所属

    斉藤 ひでみ(サイトウ ヒデミ)
    1979年生。岐阜県高等学校教員。2016年8月より教育現場の問題を訴え続け、国会や文部科学省への署名提出、国会への参考人陳述等を行う
  • 著者について

    内田 良 (ウチダ リョウ)
    内田 良(うちだ りょう)
    1976年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は教育社会学。著書に『教育という病』(光文社新書)、『学校ハラスメント』(朝日新書)、『ブラック部活動』(東洋館出版社)など。

    広田 照幸 (ヒロタ テルユキ)
    広田照幸(ひろた てるゆき)
    1959年生。日本大学文理学部教授。専門は教育社会学。著書に『日本人のしつけは衰退したか』(講談社現代新書)、『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会)、『教育改革のやめ方』(岩波書店)など。

    髙橋 哲 (タカハシ サトシ)
    髙橋 哲(たかはし さとし)
    1978年生。埼玉大学教育学部准教授。専門は教育法学・教育行政学。著書に『現代米国の教員団体と教育労働法制改革』(風間書房)、共訳書にジャック・ジェニングズ『アメリカ教育改革のポリティクス』(東京大学出版会)など。

    嶋﨑 量 (シマサキ チカラ)
    嶋﨑 量(しまさき ちから)
    1975年生。弁護士。神奈川総合法律事務所所属。著書に『5年たったら正社員!? 無期転換のためのワークルール』(旬報社)、共著に『裁量労働制はなぜ危険か』(岩波ブックレット)など。

    斉藤 ひでみ (サイトウ ヒデミ)
    斉藤ひでみ(さいとう ひでみ)
    1979年生。岐阜県高等学校教員。2016年8月より教育現場の問題を訴え続け、国会や文部科学省への署名提出、国会への参考人陳述等を行う。共著に『教師のブラック残業』(学陽書房)。

迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) の商品スペック

発行年月日 2020/03/04
ISBN-10 4002710203
ISBN-13 9784002710204
ページ数 79ページ
21cm
判型 A5
NDCコード 374.37
Cコード 0336
対象 一般
発行形態 全集叢書
他の岩波書店の書籍を探す
内容 社会
分類 社会科学
成年向け書籍マーク G
書店分類コード S110
書籍ジャンル 教育
再販商品 再販
書籍販売条件 買切
言語 日本語
出版社名 岩波書店
著者名 内田 良
広田 照幸
髙橋 哲
嶋﨑 量
斉藤 ひでみ

    岩波書店 迷走する教員の働き方改革―変形労働時間制を考える(岩波ブックレット) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!