【2025年最新】加湿器の選び方 おすすめ5選をご紹介

加湿器の選び方
加湿器の選び方

最終更新:2025/3/17

お部屋にうるおいをあたえ快適な湿度をキープする加湿器。冬場など乾燥が気になる季節は特に欠かせないアイテムです。加湿器には「ハイブリッド式」「ヒーターレス式」「超音波式」など加湿方式に違いがあり、それぞれにメリットがあります。またサイズも様々で種類が豊富。お部屋の広さや使う場所に合わせた自分にピッタリの加湿器がきっと見つかります。

加湿器選びのポイントや、おすすめのモデルをご紹介します。

加湿器のメリット


乾燥を防ぐことで様々なトラブルを予防

加湿器の使用時期は、気温とともに湿度も下がりはじめる10月頃~4月頃までが一般的です。
乾燥した環境では、お肌やくちびるが荒れやすくなる、鼻やのどの粘膜が乾く、空気中のウイルスの活動が活発になり風邪を引きやすくなるなど様々な影響があります。肌や喉の乾燥が気になる方はもちろん、美容や健康のために湿度の管理はとても大切です。また、室温が同じでも湿度が高いと体感温度は上がります。冬場は暖房器具と加湿器の併用することで暖房代の節約につながったりといったメリットもあります。

加湿器の選び方


【ポイント1】加湿方式で選ぶ

加湿器には「スチーム式」「気化式」「超音波式」という3つのタイプと、これらの方式を複数組み合わせた「ハイブリッド式」があります。
加湿方式の違いで、「加湿能力」や「省エネ性」「衛生面」などに違いがあらわれます。それぞれに特性や利点があるため、押さえておきたいポイントです。

お部屋全体をしっかり加湿したい方におすすめ

【スチーム式加湿器】
水を沸騰させることでスチームが発生。お部屋の温度を下げずにあたたかい蒸気で加湿が可能です。吹き出し口が高温になるため、お子様のいる家庭では注意が必要です。

●こんな方におすすめ
加湿力を最重視
清潔な水蒸気で加湿したい
リビングやオフィスなど広い空間もすばやく加湿したい

●比較ポイント
加湿力    ☆☆☆
加湿スピード ☆☆ ※立ち上がりにやや時間がかかる
省エネ性   ☆
安全性    ☆
衛生面    ☆☆☆
運転音    ☆☆
室温の変化  上がる

【ハイブリッド式①(温風+気化)】
水を含ませたフィルターに温風をあて、水を気化させる方式。部屋の湿度に応じて温風/常温送風を切り替えて運転します。蒸気が出ず高温にならないので安全性も高く、温風で気化させる分ヒーターレス式よりも加湿力が少しアップします。

●こんな方におすすめ
清潔に加湿したい
早く湿度を上げたい
子どもがいても安全に使用したい

●比較ポイント
加湿力    ☆☆☆
加湿スピード ☆☆
省エネ性   ☆☆
安全性    ☆☆
衛生面    ☆☆ ※除菌/抗菌モデルもあり
運転音    ☆☆
室温の変化  変わらない(または上がる)

電気代を抑えて加湿したい方におすすめ

【ヒーターレス式(気化式)】
水を含ませたフィルターにファンで風をあて、水を気化させる方式。加湿力はスチーム式と比較して控えめになりますが、消費電力を抑えることができます。送風のみなので吹出口が熱くならないのもメリットです。

●こんな方におすすめ
電気代を抑えたい
小さい子どもがいるご家庭
リビングをずっと加湿し続けたい
結露を抑えて加湿したい

●比較ポイント
加湿力    ☆
加湿スピード ☆☆
省エネ性   ☆☆☆
安全性    ☆☆☆
衛生面    ☆☆ ※除菌/抗菌モデルもあり
運転音    ☆
室温の変化  下がる

【超音波式】
水を超音波の振動によって霧状の粒子にし、加湿する方式。他の方式が水蒸気(水が気体になったもの)を出すのと異なり、小さな水の粒をそのまま空気中に飛ばしているためメンテナンスを怠ると水に含まれた雑菌が飛散するおそれがあります。

●こんな方におすすめ
手ごろな価格で購入したい
場所を取らずに使用したい
オシャレなモデルがほしい
毎日こまめにお手入れできる方

加湿力    ☆☆
加湿スピード ☆☆☆
省エネ性   ☆☆☆
安全性    ☆☆☆
衛生面    ☆  ※除菌/抗菌モデルもあり
運転音    ☆☆
室温の変化  変わらない(または下がる)

静かで清潔なモデルが良いという方におすすめ

【ハイブリッド式②(ヒーター+超音波)】
加温した水を超音波の振動によって霧状の粒子にし、加湿する方式。超音波式より加湿効率を向上させたモデルです。 ヒーターで水を加熱するので雑菌などが繁殖しにくいのがメリット。またフィルターやファンを搭載しないので、コンパクトで音が静かなのも魅力です。

●こんな方におすすめ
清潔な水蒸気で加湿したい
音が静かなものにしたい
コンパクトなモデルがほしい

●比較ポイント
加湿力    ☆☆☆
加湿スピード ☆☆
省エネ性   ☆☆
安全性    ☆☆
衛生面    ☆☆  ※除菌/抗菌モデルもあり
運転音    ☆☆
室温の変化  変わらない(または上がる)


【ポイント2】お部屋の広さ・作りで選ぶ

◎広さによって加湿量は変わります
お部屋にあわない能力の加湿器を使うと「ずっと運転していても一向に湿度が上がらない」「湿度が上がりすぎて結露やカビがでてしまった」ということになりかねません。
一般的な目安として、5~8畳ほどの部屋には約200~300mL/h、リビングなど10畳以上の部屋には約400~550mL/hが適量です。12畳以上の部屋なら、約600~750mL/hあれば、十分な加湿ができます。

◎プレハブ洋室と木造和室の違い
適用畳数の目安には「木造和室」「プレハブ洋室」の2つの数値が表示されており、一般的に「木造和室」は従来の工法を使った木造の戸建て、「プレハブ洋室」は気密性の高いプレハブや鉄筋コンクリートのマンションなどを指しています。木造和室は、畳や障子などで水分(湿気)が吸収されるため、プレハブ洋室に比べて気密性が低くなり、同じ広さでも洋室より加湿力の強いモデルが推奨されます。


【ポイント3】使う場所で選ぶ

お部屋に置いて使う据え置きモデルだけではなく、寝室の枕元やオフィスのデスク上などで使えるコンパクトな卓上タイプも多数あります。
よく使われているのが、不織布や素焼きの陶器に水を吸収させることで、自然に水を蒸発させる「自然気化式」タイプ。加湿スピードは穏やかですが、安全に加湿できます。
もう一つは、USBから給電して使えるタイプです。こちらはパソコンやモバイルバッテリーに接続して利用できるのでとても便利。コンパクトながら超音波式でファンがついているモデルもあり、デスクまわりの加湿に最適です。またペットボトルにセットして使えるモデルもあります。



【ポイント4】タンク容量をチェック

大きいほうが連続して加湿できる時間も長くなり、給水頻度も少なくて済みます。
「一日中使いたい」「就寝中に加湿し続けたい」などのように長時間の連続運転には便利ですが、その分本体は大きくなります。 場合によっては1日で使い切らず、翌日に持ち越しまうなど水が残ったままになる可能性も。タンク内に残った水は、菌やカビが繁殖する原因となってしまうので注意が必要です。 また大容量モデルのタンクは、水が入るとかなり重くなるので、給水のしやすさもチェックポイントです。上から直接注げるモデルなら給水もラクに行えます。




【ポイント5】その他のチェックポイント



タイマー機能

就寝時後、数時間で自動的にOFFすることができれば、過剰な加湿で結露を起こすことや、途中で水がなくなってしまう心配もありません。



安全機能

小さな子供が誤って触っても誤動作を防止する「チャイルドロック」が搭載しているモデルもあります。



アロマ対応

アロマオイルを使い、加湿と同時にアロマミストが送り出せるモデルもあります。お気に入りの香りでリラックス空間を演出できます。



お手入れのしやすさ

加湿器はこまめなお手入れが大切です。パーツごとに洗えるのか、洗いやすさなども事前にチェックしておきましょう。

加湿器の注意点


置く場所には注意が必要です

多くが電源を必要とする機種のため、コンセントの近くである壁際や窓際に置いてしまいがちですが、空気が循環されにくい場所に置いても大きな効果は得られません。また加湿器付近の空気が過剰に加湿されてしまい、結露が発生してしまう可能性もあります。可能な限りお部屋の中央に寄せて置くことで、より効率的に加湿効果を得られます。


お手入れはこまめに

お手入れせずに使用し続けていると、タンク内の水に雑菌やカビが繁殖してしまう可能性があります。 タンク内や水、フィルター、吹出口などが不衛生な状態だと、そこから発生したミストを吸ってしまうことになりますので、こまめなお手入れが大切です。


使用する水は水道水で

加湿器には塩素により消毒された水道水を使うのが最適です。
ミネラルウォーターや天然水は、塩素が含まれていないので、加湿器内部でカビや雑菌の繁殖を促進する要因となります。 また、含有されるミネラル分が加湿器本体の汚れや不具合につながる可能性もあるため、注意が必要です。

よくあるご質問


快適な湿度はどのくらい?
湿度40~60%が快適に過ごせる湿度といわれています。湿度が高すぎるとダニ・カビが繁殖しやすくなり、ジメジメ・ムシムシとした不快感をおぼえます。反対に湿度が低すぎると空気中のウイルスが活発になり、静電気によってハウスダスト・ホコリが飛散しやすくなります。また、目・鼻・のど・お肌などの乾燥による不快感をおぼえます。
加湿器はずっとつけっぱなしにしても大丈夫?
起きている時間はつけっぱなしでも問題はありません。ただし、夜寝るときにつけっぱなしにすると、加湿のし過ぎにより結露が発生したりカビの繁殖を促してしまう可能性もあります。就寝時は、タイマーを活用したりリスクを軽減する工夫が必要です。
お手入れ・掃除は毎日する必要がありますか?
毎日行なう必要があるのは、水の入れ替えとタンクの洗浄です。 タンクの水は毎日新しい水(水道水)と入れ替えましょう。その際にタンク内の水は捨て、きれいな水を少し入れて振り洗いをするなどして洗浄すると良いです。フィルターやトレーなどについては、機種ごとに目安が設けられていますが、月に1回程度の掃除が目安です。しかし汚れが気になる場合には、都度丁寧に掃除することをおすすめします。
使うのは冬だけ?
冬場の乾燥対策としてという方も多いかもしれませんが、夏は冷房を使用することで乾燥しますし、春先の花粉対策などにも役立ちます。適切な湿度を保つことは風邪やインフルエンザ、乾燥肌などの予防にもなりますので、季節に関係なく「乾燥しているな」と感じたら加湿器の使用をおすすめします。
ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介

様々なニーズに応えるおすすめモデルをラインアップ

【快適機能が満載】便利給水・ラクラクお手入れ・衛生的と3拍子揃ったモデル

ヨドバシカメラオリジナル ハイブリッド式加湿器 [ESH-8816WT]

上蓋を外して上から給水、トレーを外してのたっぷり給水、どちらにも対応して便利。タンク内の水にUVを照射し、更にPTCヒーターで加熱することでタンク内を衛生的に保ちます。給水タンクの間口が広いので、タンクの奥まで手が届き、お手入れもラクラクです。

【給水の手間を省きたい】5Lの水が入る大容量タンクを搭載

シロカ 超音波加湿器 [SD-C113RD]

たっぷり5L入る大容量の水タンクを搭載しており、最大で24時間の連続加湿が可能。給水は1日1回で済むので、手間がかかりません。水タンクは、気になる菌の繁殖を抑える抗菌仕様なので衛生的。清潔で心地のいいミストが、お部屋に絶えまなく潤いを与えます。

【赤ちゃんのいるご家庭におすすめ】熱くならないヒーターレス式!

スタドラーフォーム ヒーターレス気化式加湿器 コンクリート17畳/木造10畳 [301694]

過剰加湿をしないため結露によるカビの繁殖を防ぎ、100%non-plastic のエコなフィルターで水を含み、衛生的に加湿します。ミストが見えず熱くならない為、お子様やペットがいるご家庭でも安心して稼働できます。

【アロマも使いたい】アロマの香りでリラックス空間を演出

ブルーノ ハイブリッドUV加湿器 CALM MIST [BOE062]

“薪ストーブをモチーフにしたぬくもりを感じるデザインの加湿器。内部のアロマパッドにエッセンシャルオイルを染み込ませることで、加湿しながら香りを楽しめます。

【デスク周りで使いたい】外出先で潤いが欲しい時に便利

ライフオンプロダクツ 充電式3WAYポータブル加湿器 [MO-HF017]

卓上で使いやすいコンパクトサイズの超音波式加湿器。使い方を選ばない3way方式で、専用タンクでも、ペットボトルでも、水を入れる容器さえあれば、どんなシーンでも活躍します。スイッチはダブルクリックでの電源ONとなる仕様で、持ち運び中のバッグなどでの誤作動を防ぐ安全設計になっています。水切れ時の運転を防ぐ「オートオフ機能」もあり、安心してお使いいただけます。