事実と意見を区別する言語技術-その学び方、教え方を考える [単行本]

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事実と意見を区別する言語技術-その学び方、教え方を考える [単行本]



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価格:¥3,300(税込)
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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2026/08/17
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事実と意見を区別する言語技術-その学び方、教え方を考える の 商品概要

  • 目次

    まえがき
    本書の成り立ち・構成とそのねらい


    序章 〈事実と意見の区別〉の技術論

    J.1 なぜ、いま〈事実と意見の区別〉なのか
    渡辺哲司
    ある記者会見の一幕から
    日本では〈事実と意見の区別〉が根付かない?
    国語教育界でも認識されてはいるが…
    〈事実と意見の区別〉はなぜ重要か

    J.2 〈事実と意見の区別〉とは
    渡辺哲司
    2つの前提
    事実とは、意見とは
    事実と意見はこう区別する
    日本人が注意すべきこと

    J.3 PISA2018公開問題〈ラパヌイ島〉問3を掘り下げる
    渡辺哲司
    教育関係者は〈ラパヌイ島〉に注目
    「正答率44.5%」の解釈は難しい
    より難しかったのは〈意見〉の判別か
    〈事実と意見の区別〉に“お国柄”あり?


    付録1 アングロ・サクソン諸国における〈事実と意見の区別〉:渡邉雅子『「論理的思考」の文化的基盤』を踏まえて
    渡辺哲司
    アングロ・サクソン諸国の人は〈事実と意見の区別〉が得意?
    タイムリーな研究書
    仮説:世界の教育原理は4つ
    米国の思考表現スタイルと〈事実と意見の区別〉
    米国流と経済の結びつき
    米国流=アングロ・サクソン流?


    第1章 〈国語〉の視点から

    1.1 【鼎談】〈事実と意見の区別〉の教材論:小説はよい教材となりうるか
    ゲスト:島田康行・入部明子
    国語でこそしっかり教えてほしい
    小説は教材となりがたいけれど…
    事実か意見かは、小説を書く上でも考えどころ
    漱石作品で〈事実と意見の区別〉を教える
    鼎談を終えて

    1.2 「国語」で学ぶ〈事実と意見の区別〉
    島田康行
    「国語」における〈事実と意見の区別〉の問題
    学習指導要領と「国語」教科書における〈「事実」と「意見」〉

    1.3 事実と意見の区別:「はて?」と問う
    入部明子
    「はて?」が日本を変える
    米国の教育現場での「はて?」
    日本の教育現場の「はて?」
    「はて?」と問う力と「思考力・判断力・表現力」
    意見から事実へのプロセス:パワー・ライティング
    事実と意見を区別する表現要素
    まとめ


    第2章 〈国際〉的な視点から

    2.1 【鼎談】西洋における〈事実と意見の区別〉の教え方のバリエーション
    ゲスト:細尾萌子・三森ゆりか
    社会的に恵まれない階層の生徒が多い学校のフランス語教師は…
    困難を抱える生徒が多い学校の校長は…
    社会的に中程度の階層の生徒が通う学校の教頭は…
    ドイツの教科書に〈事実と意見の区別〉が見当たらないわけ
    PISAの結果は“お国柄”を表しているか
    違うのは、事実ではなく〈意見〉のほう
    違いは教え方にあり
    鼎談を終えて

    2.2 フランス:PISA読解力調査で不振の理由
    細尾萌子
    はじめに
    サイクル2(小1~小3)の「意見」
    サイクル3(小4~中1)の「意見」
    サイクル4(中2~中4)の「意見」
    PISA問題でフランスが不振の理由

    2.3 欧米型の「テクスト分析と解釈」に必要な事実の詳細な考察
    三森ゆりか
    はじめに
    文学作品の解釈のための分析的手法
    事実に基づくテクスト分析の実際
    おわりに


    第3章 〈理科〉の視点から

    3.1 【対談】〈事実と意見の区別〉をめぐる理科と国語の問題
    ゲスト:中山迅
    結果と結論を区別できなかった日本の生徒
    理科の教え方も日本風?
    〈事実と意見の区別〉は英語圏の基礎・基本
    国語教師は〈事実と意見の区別〉が苦手?
    難しさの裏には心得違い?
    対談を終えて

    3.2 国際的な理科/科学教育の動向と〈事実と意見の区別〉
    中山迅
    それは理科だけの問題ではない
    日本人に「理由」を述べる習慣があるのか
    事実の提示が理由の代わりになるのか
    PISA2025の評価枠組み案が示す方向性

    3.3 【対談】英国の教室で考える〈事実と意見の区別〉
    ゲスト:羽田徳士
    英国の高等教育は〈事実と意見の区別〉を重視
    〈事実と意見の区別〉を実演してみたら
    難しさの原因は三層構造に
    認知・知覚動詞の類が鍵
    日本語での会議が長いのは…
    対談を終えて

    3.4 英国にて、書かせる理科の指導を通して、事実に基づいた意見の伝え方を教える
    羽田徳士
    理科における〈事実と意見の区別〉の指導
    現地スタッフがどのように「事実と意見を区別」する能力を育てているか
    理科の試験における出題のバリエーション
    Gerard博士が日本語母語の生徒のScientific Writingについて感じること(日本語訳)


    付録2 〈事実と意見の区別〉という知的営為の構造:三層から四層へ
    ゲスト:酒井邦嘉
    サイエンスにも、判断の難しいことがある
    真の事実、偽の事実
    三層構造では足りない
    四層構造への修正


    第4章 〈歴史〉の視点から

    4.1 【対談】歴史学・歴史教育における事実とは
    ゲスト:橋本雄
    ポイントは、どのへんで手を打つか
    教科書に推論は書けない
    事実を1つに定めがたいこともある
    歴史学と文学の境界線
    歴史学(者)は科学(者)である
    対談を終えて

    4.2 歴史教育における〈事実〉と〈意見〉のあいだ
    橋本雄
    歴史上の〈事実〉は、実は〈意見〉である
    〈意見〉(主観的事実)がいかに通説となるか
    〈意見〉は教場で〈事実〉に変容する
    史料批判の具体的な方法
    探究活動に生かすアブダクション


    第5章 〈法廷〉の視点から

    5.1 【対談】裁判員裁判を支える一般市民の献身:たとえ言い方は拙くても
    ゲスト:大西直樹
    鍵は一般市民とのコミュニケーション
    日本人のまじめさと“お上”への信頼
    婉曲な“意見的”表現が多い
    言い方を直さず、意図を汲む
    なぜ実のある議論ができるのか
    教育に期待すること
    対談を終えて

    5.2 裁判員裁判を支える両輪:一般市民の責任感と司法関係者の専門的知見・技術
    大西直樹
    施行から15年、裁判員制度の現在地
    裁判員制度の概要、背景と目的
    刑事裁判は変わりつつある
    事前の意欲は低調でも、実際に参加すると…
    役割を果たそうとする裁判員の責任感
    重要さを増す司法関係者の言語技術
    より良い裁判員裁判を実現するために


    付録3 新聞は事実と意見をどのように区別し、伝えるか
    ゲスト:徳野仁子
    「と思います」はカットする
    日本人を“論破”するには
    「切り取り」はしない
    「事実上」とは


    補論 補足的・派生的な3つの議論
    渡辺哲司
    せめて言葉の上だけでも〈事実と意見の区別〉を
    どこで誰が〈事実と意見の区別〉を教えるか
    AIは〈事実と意見の区別〉にあまり役立たない


    あとがきに代えて:連載を振り返っての対談
    膨らんでいったプラン
    落胆、のち回復
    デジタル社会の必須アイテム
    法灯を継ぐ


    執筆者紹介
  • 内容紹介

    全国学力テスト(国語)で「引き続き」の課題とされ、OECDのレポートでは今日のデジタル環境における読解の「最も差し迫った側面」とされた、「事実と意見の区別」。その言語技術的側面について理論的にまとめ、それが特に厳しく問われる各界のエキスパートたちとの対談と彼らの論考を収録。言葉を技術として教えることにこだわり、日本の言語教育に貢献する。

    執筆者:渡辺哲司、島田康行、入部明子、細尾萌子、三森ゆりか、中山迅、羽田徳士、橋本雄、大西直樹、酒井邦嘉、徳野仁子
  • 著者について

    渡辺 哲司 (ワタナベ テツジ)
    (編者)渡辺哲司(わたなべ てつじ)
    文部科学省初等中等教育局 教科書調査官(体育)
    東京大学教育学部・同大学院教育学研究科修了。専門は発育・発達学。私立高校非常勤講師(保健体育)、九州大学アドミッションセンター講師・准教授を経て現職。主な著書に『「身体活動」からみる子どもの体力―日本型「体力重視」をグローバルに捉え直す』(共著、南江堂、2025)、『教科を越えた「書くこと」の指導―事実を伝え、意見を述べる力を育む』(共編、ひつじ書房、2024)、『木下是雄と学習院「言語技術の会」―日本初、小・中・高・大・社を貫く言葉の教育に挑む』(編著、NextPublishing Authors Press、2021)など。

事実と意見を区別する言語技術-その学び方、教え方を考える の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:渡辺 哲司(編集)
発行年月日:2026/08/17
ISBN-13:9784823413636
判型:A5
発売社名:ひつじ書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:216ページ
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